異世界で始めるポイ活冒険生活 ~実績解除で人生ボーナス中!~

あけちともあき

文字の大きさ
67 / 121
ポイ活、人生の道を示す編

第67話 失敗という経験を積みました! +3000pt

しおりを挟む
 盛大な宴会で、腹がはちきれそうなくらい食べた。
 その後、男衆とともに温泉に入ったのだった。

「いやあ、本当に凄い。かのテアライを知恵と謎の力で倒してしまうなんて。僕らエルフではとてもとてもできないよ」

「あ、こりゃあどうも」

 エルフの男の人がいる!!
 いや、他種族の男女も合計300人はいるんだったな……。
 全ては里の多様性を担保するためだ。
 エルフの彼は人竜族の女性に求婚されたのでホイホイついてきたらしい。

 シンパシーを感じるような……。
 他にはジュドクもいて、

「男女に分かれて入浴ということは……。いよいよ今夜だね?」

「やっぱり人竜族にはそんな風習が……」

「あるねー。男女別々に体を清めて、それで夜はお互いに特別な関係になる的な」

「うーわー」

 実感が湧いてくるではないか。

「あー、俺もそういう女の子と知り合いたいなあー。人里に出てみるかなー」

「ジュドクはすぐに相手見つかるんじゃないか? コミュ力高いし」

 俺が言ったら、ジュドクはその気になったようだった。

「そう!? んじゃ、この後でちょっと旅に出てみるかなあ!」

 身体強化のブレスを使ったジュドクは、とんでもない速度で動き回れたりするわけだし。
 一人旅でも全く問題はないだろう。
 幸せになっていただきたい。
 なんならケスタイン王国入りするフォローをするぞ。

 さて、風呂上がりにマキナの実家に招かれ、そこで義両親からレクチャーを受けることになる。
 なんだこのシチュエーションは。
 まあ、初めて同士をそのままにさせてはおかないという、人竜族のスタンスなのだろう。

 大迫力の実践を大いに見学させてもらった。

 マキナが「ふおおおおお」「はわわわわ」「あひいいい」とか言っているではないか。
 俺としては前のほうが苦しくて立ち上がるどころではないな……。
 いやあ、凄かった。

「凄かったー!! あれはクリカ壊れちゃうねー」

 うんうん頷くクリカちゃん。
 なんでいるんだ!?
 えっ、未来の勉強のため!?

 真っ赤になって床で悶絶しているマキナに対して、クリカちゃんは落ち着いたものだ。

「お姉はほら、他の女の子たちとそういう話する前に、外に飛び出してって男子たちと狩りをしてたから! だからこういうのに免疫がないんだよねー」

「なるほどなあ……」

 そして俺達に実践を見せてくれたお二人だが、族長はクタクタになったらしく、

「わしはまた風呂に行って、そして寝る。タリア、後の説明は任せたぞ」

「はあい、あなた。えー、それでは私が今やっていたことについて説明するわね。最初は儀式みたいなものだと思って、その手順に従ってやっていくといいでしょう。今から図に書いて説明するから……」

 この図示が大変わかりやすかった!
 人竜族でも、基本動作として受け継がれている、間違いのないマニュアルらしい。

「これに慣れたら、後は色々な情報を仕入れて二人で試してくのがいいのですよ。マンネリを回避し、いつまでも楽しい夫婦生活を送るのが人竜族流です」

「深い……」

「が、がんばりまぁす」

 マキナが一番消え入りそうな声なのだ。
 なお、まだ体力的に余裕があるタリアさんから、

「私がミアンさんを手ほどきしてもいいんですよ?」

 という提案があるも、マキナが凄まじい大声で「結構です!!」とお断りするのだった。

 そしていざ、二人で実践!

 インビンシブル号に入って、そこでお試しをしてみるのだ……!
 クリカちゃんが当たり前みたいな顔で入ってきそうになっていたので、ヨルカが人間モードになって外に連れ出していった。

「なーんーでー! なんでこんな時だけヨルカは人間になるのー!」

「ケースバイケースというやつじゃー!」

 で、時間を作ってもらった俺達の実践になるのだが……。
 正直な話、失敗しました!!

「ああ~。わ、私はなんてダメな女なんですか~」

「マキナ、絶望しないで! こういうのは試行回数だから、多分! 俺も頑張るし!」

「が、が、頑張りますぅ」

 いつものパワフルな彼女が今はしおしおになってしまっている!

『ウグワーッ! 失敗という経験を積みました! 実績・いやあ青春ですねえ、解除! 3000pt獲得!』

 ポイント多いぞ!!
 チャットボット、完全に楽しんでるな!
 コメントから、あいつが楽しくてツヤツヤになっているのが分かる。

 とにかく元気づける意味で、夜中だけどシロガネールを出して食べてもらった。
 もそもそ食べ始めたマキナが、もりもり食べていく。
 おお、だんだん元気になっていく……!!

「わ、私、諦めません!! 必ずや成功してみせます!」

「その意気その意気! 一緒に頑張ろう!」

 そういうことになったのだった。
 しかし、お手本を見せてもらったしマニュアルももらったが、体格差の問題もある。

 俺は人間としてそこまで大きい方じゃないし、マキナは人竜族の女性では背が高い方だし。
 これは俺達向けにカスタムする必要が出てきているな……。

『ウグワーッ! 向上心を得ました! 実績・情報収集と実践を交互にやっていきましょう、解除! 1500pt獲得! あ、これはちなみに参考になる動画です』

「お買い物サービスにはそういう動画まであったのか……」

「わ、私、気になります! 見ましょう!」

 マキナが言うなら……。
 ってことで、動画を見ながら二人で勉強するのだった。
 で、見終わったところでいい時間になっており、爆睡。

 朝にタリアさんが、

「どうでしたか~?」

 と訪ねてきたのだが、俺達の顔を見て「ああ~」とすぐ察したようだ。

「まあ、最初はそんなものです。時間はたっぷりありますから、じっくりやって行きましょう。ね? それを考えると、年上異性から教わるやり方は、効率的でしょう?」

「確かに……!」

 寝取られお気配を感じるものの、失敗させずに次代を作るという意味では有用なアプローチなのだった!

『ウグワーッ! 多様な文化の形を認めました! 実績・どんな性癖も良さがある、解除! 1500pt獲得!』

 性癖じゃないでしょ!?
 こうして、俺とマキナの特別な夜が終わり……というか始まり。

 人竜族の里から離れ、ケスタイン王国へ戻ることになるのだった。

◎現在のポイント:63870pt
 貢献ポイント :95855ポイント
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

魔法至上主義の世界で『筋力』だけカンストした男が拳一つで全てを覆す

ポポリーナ
ファンタジー
魔法こそが至高——この世界では呼吸も移動も戦闘も、あらゆる営みが魔力で成り立っている。 筋力は「野蛮人の遺物」と蔑まれ、身体を鍛える者は最底辺の存在とされていた。 そんな世界に転生した元・体育教師の剛田鉄心は、魔力適性ゼロ、しかし筋力だけが測定不能のカンスト値。 魔法障壁を素手でぶち抜き、転移魔法より速く走り、最上位魔法を腹筋で弾く—— 「なぜ魔法を使わないんだ!?」と問われるたびに「だって使えないし」と笑う男の、 常識を腕力でねじ伏せる痛快・逆転無双が今始まる!

僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜

犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。 この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。 これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。

転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?

スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。 女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!? ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか! これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。

異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。 【あらすじ】   異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。  それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。  家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。  十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。   だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。  最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。  この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。  そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。  そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。  旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。 ☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。 ☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。

剣の世界のβテスター~異世界に転生し、力をつけて気ままに生きる~

島津穂高
ファンタジー
社畜だった俺が、βテスターとして異世界に転生することに!! 神様から授かったユニークスキルを軸に努力し、弱肉強食の異世界ヒエラルキー頂点を目指す!? これは神様から頼まれたβテスターの仕事をしながら、第二の人生を謳歌する物語。

異世界転移しても所詮引きこもりじゃ無双なんて無理!しょうがないので幼馴染にパワーレベリングして貰います

榊与一
ファンタジー
異世界で召喚士! 召喚したゴブリン3匹に魔物を押さえつけさせ、包丁片手にザク・ザク・ザク。 あれ?召喚士ってこんな感じだったっけ?なんか思ってったのと違うんだが? っていうか召喚士弱すぎねぇか?ひょっとしてはずれ引いちゃった? 異世界生活早々壁にぶつかり困っていたところに、同じく異世界転移していた幼馴染の彩音と出会う。 彩音、お前もこっち来てたのか? って敵全部ワンパンかよ! 真面目にコツコツとなんかやってらんねぇ!頼む!寄生させてくれ!! 果たして彩音は俺の救いの女神になってくれるのか? 理想と現実の違いを痛感し、余りにも弱すぎる現状を打破すべく、俺は強すぎる幼馴染に寄生する。 これは何事にも無気力だった引き篭もりの青年が、異世界で力を手に入れ、やがて世界を救う物語。 幼馴染に折檻されたり、美少女エルフやウェディングドレス姿の頭のおかしいエルフといちゃついたりいちゃつかなかったりするお話です。主人公は強い幼馴染にガンガン寄生してバンバン強くなっていき、最終的には幼馴染すらも……。 たかしの成長(寄生)、からの幼馴染への下克上を楽しんで頂けたら幸いです。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!

理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。 ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。 仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~

ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆ ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。 ※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。

処理中です...