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ポイ活、人生の道を示す編
第68話 大いなる旅から帰還しました! +1000pt
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ケスタイン王国へ帰還する当日。
「うわーん! お兄さん絶対クリカを迎えに来てねえ!」
まだ子供だということで、里に残ることになったクリカちゃん。
べそべそ泣いている。
「大きくなったらね……」
曖昧な返事をする俺だが、人竜族ってちょっと目を離したらすぐ大きくなってそうだなーなんて思うのだ。
「次は絶対……お前に勝つ!! 首を洗って待っていろ!」
メギドアからは対抗心を燃やされているし。
もうマキナ関係なく、男として俺を打倒したいらしい。
生身なら勝負にもならないくらい俺は弱いのだが……!!
最後に、族長とタリアさん。
「世話になったな、ミアン殿! あなたの言う通り、再びテアライが出現した時に備え、洪水が及ばぬ場所へ避難できる里づくりを行っていこう。普段は川べりに住み、テアライが現れたら高台へと移住する。そのように暮らし、あの災害竜と共存していこう」
「それがいいです。あれはまた十年とかすると出てくるはずですから」
デイダラボウと言い、テアライと言い、自然環境に取り込まれてしまった生きるテラフォーミングシステムだ。
彼らがいるから、この世界は人間が住める状態を維持している……のかも知れない。
「マキナもな。ミアン殿を助け、ともに歩むのだぞ」
「はい、お父様!」
「夜の方は何回だって試せるのですから、最初から上手くやろうなんて思わないことですよ。じっくりじっくりやっていきなさいね。さもないと、私が手ほどきしますからね」
「はあい、お母様。一番怖い事言われました」
「上手になったお兄さんが、クリカは楽しみだなぁー」
クリカちゃんは待ちの態勢だ!!
これは責任重大だなあ……。
『ウグワーッ! 人竜族の里に別れを告げました! 実績・また会う日まで、解除! 1000pt獲得!』
見送ってくれる里のみんなに手を振りながら、俺達はインビンシブル号後部に接続されたエレベーターユニットの上にいる。
「いやあ、離れていっちゃうなあ。俺、みんなの元を離れるの初めてだからワクワクと緊張が同時にやって来るよ」
そう言うのはジュドク。
ケスタイン王国に向かい、移民申請をし、向こうでお嫁さんを探すつもりなのだ。
いいぞいいぞ。
彼の実力なら、一瞬で移民申請は通るだろうし。
「冒険者ギルドに紹介しとくよ。移民担当の騎士は知り合いだし」
「本当かい!? いやあ、ミアンには何から何まで世話になっちゃうなあ……」
「いいってことよ」
こちらはジュドクに世話になってるんだから。
彼はエレベーターユニット上のテントに寝泊まりしながら、俺達の旅に付き合うことになる。
さて、またモンキーウォークユニットに換装し、大樹海を乗り越えていく……。
おお、エレベーターユニットは木登りだってできるのだ。
「なんかこの森も懐かしいですねえ」
「ほんとほんと」
「ポチョもすっかり、蜘蛛の縄張りがどこか覚えてるみたい」
『ポッピ!』
途中、見知った巨大蜘蛛と再会。
モンキーユニットのアームと蜘蛛の足で、ぺちぺちと挨拶を交わした。
ああやって挨拶することで、余計な争いを避けているのかも知れない。
「今夜は樹海の上でキャンプだなあ。ジュドクに食べ物を届けないと……」
「あ、じゃあそれは私がやりますね。ミアンが外に出て何かあったら危ないですから!」
「俺の生身の弱さを分かってくれるのはマキナだけだなあ。本当にありがたい」
彼女に夕食の配達を任せている間に、ヨルカが人間モードに実体化した。
「里を離れたわけじゃし、わしも元の姿になって良かろう」
「俺達夜は色々頑張ることがあるんだけど」
「わしは気にせぬぞ? 子孫繁栄に勤しむがいい。なお、わしは都市の記録を管理する立場じゃが、年齢制限がかかるそっち方面は担当しておらぬ。そっち方面を保護していた者は機能停止してしまったからのう。おお、知識と記録の損失じゃ。もったいない、もったいない……。腫れ物に触るみたいな扱いにするからろくに保護できなかった……」
なんか悲しんでいる。
戻ってきたマキナを交えて、三人で夕食にするのだった。
「えっ!? ヨルカが下のベッドで聞いてることになるんですか!? うわー恥ずかしい」
「カカポの姿のままでも聞いてるわけだから、変わらないと思うなあ」
「わしは気にせぬから存分に試すのじゃ」
結局マキナが恥ずかしがって、その夜は何もなし!
俺もなんかホッとしつつ、翌朝を迎えた。
ジュドクを交えて朝食をとり……。
彼がヨルカ人間モードに腰を抜かさんばかりに驚愕し。
「こんな近くに異種族の女がいたのか! どうだ? 俺の妻にならないか?」
「いやわし、そういう方面はいらんから」
速攻で振られたりなどした。
『ウグワーッ! 間近で他人の色恋を目撃しました! 実績・こういうのは傍で見てるぶんには面白いですからね、解除! 500pt獲得!』
下世話~!!
だがジュドクはへこたれない。
「人間たちの里には山程、異種族の女がいるんだろ? だったらチャンスも山程あるってことじゃないか。いやあ、楽しみだなあ」
「心が強い」
感心してしまう俺なのだった。
こうして樹海を乗り越え、再び車輪に換装したインビンシブル号は道無き道を行く。
「見えた! ケスタイン王国だ! いやあ……なんか旅から戻って来る度に、あの城壁を見ると感慨深くなるなあ……」
「工事が始まっていますね? 城壁を伸ばして、リクス・タカードに向かっていくんでしょうか」
「そうかも知れない。先遣隊が出てるはずだから、あっちに拠点を作ってリクス・タカードからも城壁を伸ばしていくんじゃないかな」
『ウグワーッ! 大いなる旅から帰還しました! 実績・懐かしき我が街、解除! 1000pt獲得!』
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「うわーん! お兄さん絶対クリカを迎えに来てねえ!」
まだ子供だということで、里に残ることになったクリカちゃん。
べそべそ泣いている。
「大きくなったらね……」
曖昧な返事をする俺だが、人竜族ってちょっと目を離したらすぐ大きくなってそうだなーなんて思うのだ。
「次は絶対……お前に勝つ!! 首を洗って待っていろ!」
メギドアからは対抗心を燃やされているし。
もうマキナ関係なく、男として俺を打倒したいらしい。
生身なら勝負にもならないくらい俺は弱いのだが……!!
最後に、族長とタリアさん。
「世話になったな、ミアン殿! あなたの言う通り、再びテアライが出現した時に備え、洪水が及ばぬ場所へ避難できる里づくりを行っていこう。普段は川べりに住み、テアライが現れたら高台へと移住する。そのように暮らし、あの災害竜と共存していこう」
「それがいいです。あれはまた十年とかすると出てくるはずですから」
デイダラボウと言い、テアライと言い、自然環境に取り込まれてしまった生きるテラフォーミングシステムだ。
彼らがいるから、この世界は人間が住める状態を維持している……のかも知れない。
「マキナもな。ミアン殿を助け、ともに歩むのだぞ」
「はい、お父様!」
「夜の方は何回だって試せるのですから、最初から上手くやろうなんて思わないことですよ。じっくりじっくりやっていきなさいね。さもないと、私が手ほどきしますからね」
「はあい、お母様。一番怖い事言われました」
「上手になったお兄さんが、クリカは楽しみだなぁー」
クリカちゃんは待ちの態勢だ!!
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「いやあ、離れていっちゃうなあ。俺、みんなの元を離れるの初めてだからワクワクと緊張が同時にやって来るよ」
そう言うのはジュドク。
ケスタイン王国に向かい、移民申請をし、向こうでお嫁さんを探すつもりなのだ。
いいぞいいぞ。
彼の実力なら、一瞬で移民申請は通るだろうし。
「冒険者ギルドに紹介しとくよ。移民担当の騎士は知り合いだし」
「本当かい!? いやあ、ミアンには何から何まで世話になっちゃうなあ……」
「いいってことよ」
こちらはジュドクに世話になってるんだから。
彼はエレベーターユニット上のテントに寝泊まりしながら、俺達の旅に付き合うことになる。
さて、またモンキーウォークユニットに換装し、大樹海を乗り越えていく……。
おお、エレベーターユニットは木登りだってできるのだ。
「なんかこの森も懐かしいですねえ」
「ほんとほんと」
「ポチョもすっかり、蜘蛛の縄張りがどこか覚えてるみたい」
『ポッピ!』
途中、見知った巨大蜘蛛と再会。
モンキーユニットのアームと蜘蛛の足で、ぺちぺちと挨拶を交わした。
ああやって挨拶することで、余計な争いを避けているのかも知れない。
「今夜は樹海の上でキャンプだなあ。ジュドクに食べ物を届けないと……」
「あ、じゃあそれは私がやりますね。ミアンが外に出て何かあったら危ないですから!」
「俺の生身の弱さを分かってくれるのはマキナだけだなあ。本当にありがたい」
彼女に夕食の配達を任せている間に、ヨルカが人間モードに実体化した。
「里を離れたわけじゃし、わしも元の姿になって良かろう」
「俺達夜は色々頑張ることがあるんだけど」
「わしは気にせぬぞ? 子孫繁栄に勤しむがいい。なお、わしは都市の記録を管理する立場じゃが、年齢制限がかかるそっち方面は担当しておらぬ。そっち方面を保護していた者は機能停止してしまったからのう。おお、知識と記録の損失じゃ。もったいない、もったいない……。腫れ物に触るみたいな扱いにするからろくに保護できなかった……」
なんか悲しんでいる。
戻ってきたマキナを交えて、三人で夕食にするのだった。
「えっ!? ヨルカが下のベッドで聞いてることになるんですか!? うわー恥ずかしい」
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「わしは気にせぬから存分に試すのじゃ」
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