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ポイ活、人生の道標となる編
第76話 壁の設置を完了しました! +1500pt
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『これよりミッションモード、ロードサイドシティ建設計画をスタートします!』
「おっ、ミッションモード始まった!」
テンションが上がってきますねえ!
視界の端に、ミッション達成率が表示されている。
今回は二つあって……。
「第一目標とミッション総合達成率か。小刻みに小目標、中目標、大目標と達成していけるんだな……」
よくできている。
インビンシブル号で作業現場まで到着し、持ってきた壁をポコポコと吐き出す。
これを作業員みんなで台車に乗せ、地面に立てて行くわけだ。
立てられた壁は自ら根を伸ばして地面と深く接合する。
この時、凸凹は少ないほうがいい。
なので、壁を引っ張る役、地面を削って平らにする役がいるわけだ。
「では皆さん! 作業開始です! 俺はインビンシブル号と仲間でもって、作業場に怪物が侵入しないか見張りまーす!」
「現場監督自ら危険な仕事をしてくれるなんて」「ありがたい! やるぞやるぞ!」「昨日の宴会でテンションも上がってるしな!」「あれ? 今日は監督の周りに女子が二人増えてるぞ……」「ハーレムだと……!?」「あ、一人は騎士のデリアだ」「なーんだ」
「貴様らーっ! なーんだとはなんだーっ!!」
おっ、デリアがキレた!
どうどう、となだめつつ、車は作業現場全体が見渡せるところへ……。
「全く……。私がミアン担当の騎士として仕事を全うしようとしているというのに」
「デリアはミアンを狙っているだけではありませんか」
「減るものじゃないんだからちょっとくらい既成事実を作らせてくれてもいいだろう!? こうやって張り付いている方が機会が増えるのだ」
「この人ってば~!!」
「お主ら仲がいいのう」
ヨルカは我関せず。
今回は作業をきちんと見たいということで、人間モードなのだ。
カカポだと、変身にリソースを喰われるそうな。
「高度な技術の結晶である壁を、極めて原始的な形で設置しておるなあ……。まあ、技術が無くなった結果、人力でやるしかなくなったのじゃから仕方ないが」
わっせ、わっせ、と掛け声が聞こえる。
台車で運ばれた壁が、紐をくっつけられて引き起こされるところだ。
高い壁が起き上がり、削られた地面にピタッと収まった。
ワーッと歓声が上がる。
「これをリクス・タカードまで続けるわけか。気が遠くなる……。だけど、こういうコツコツと歩んでいく工程が、人類の文明を先に進ませてきたんだなあ」
「今は大きく後退しておるがのう。そして過去の文明を再現できる見込みもない」
ヨルカ手厳しい。
だが彼女としては、今の姿は今の姿でいいと思っているようだ。
「そもそも、過去の人類は進みすぎた技術の結果、エネルギーの不足に直面したのじゃ。いや、時間をかければ星の外で太陽の輝きを得ることができる。世界の環境は既に人類の生存に厳しいものになってきておったが、それはテラフォーミングマシンで中和可能じゃ。それらを動かすためにも、そして進んだ文明が必要とする装置や施設を動かすためにも、エネルギーはいる。恒久的に、これを補える手っ取り早いエネルギーを世界は欲した」
「突然語りだした感じ……?」
「どうせデータベースを丸ごと預けるんじゃ。中身の核心情報だけ口頭で伝えておく」
「あ、なーるほど。ではその手っ取り早いエネルギーっていうのは?」
「異なる世界のエネルギーを取り出そうと、世界に穴を空けることに成功したのじゃ。そして、そこから災厄が来た」
「あー!」
より文明を発展させていこうとした結果、いらんものがやって来てしまったのだ。
災厄とやらは人類を滅ぼし、世界の形を決定的に変えてしまった。
それが今のこの世界だ。
おお、噂をしたら怪物が寄ってくる。
シェイプシフターが走ってきたなと思ったら、地面がもこもこっと盛り上がり、巨大なサツマイモみたいなのが飛び出してきた。
全身がぱかっと開いて口になり、シェイプシフターを丸呑みにする!
「なんだあれ……」
『デスワームですね! シェイプシフターの天敵である怪物です! 四足の足音に反応しますから、馬のみで走っていると危険ですが馬車を立てていれば安全です。平坦な地上にしか生息していません』
「色々いるんだなあ……」
人間には無害らしく、南の方の都市ではデスワームを飼いならして畑を耕させたりもしているらしい。
人類はたくましい。
『ウグワーッ! この世界の生態系を勉強しました! 実績・平地の弱肉強食知識、解除! 500pt獲得!』
それはそうと、シェイプシフターは本当に厄介なので、近寄ってきそうなのをウォーターバズーカでぶっ飛ばしておく。
『ぎゃおーん!』
滅茶苦茶な量の水をぶっかけられて、シェイプシフターがコケた。
そこにデスワームが飛びかかってパクーッと食べる。
『ウグワーッ!』
『キュキュキュキュ』
「王国ではデスワーム狩猟禁止令が出ているからな」
デリアが説明してくれた。
そんなのがあるの!?
「益虫だからな」
「なるほど……AIは冷徹だから、不快害虫みたいな認識を許さないっぽいな……」
「ミアン、ミアン! 私達も仕事しましょう! 壁をどんどん出して下さい! 私も設置します! デリアが見張りしててください!」
「なにぃーっ、私に命令を……いや、でもそれが効率的だよな、うん。マキナを敵に回したら既成事実を狙うのも危なくなる……」
打算が勝ったか!
デリアは真面目に、怪物たちの接近の監視任務につくのだった。
そのためにインビンシブル号を降りて、エレベーターユニットに乗る。
さて、こっちはロボットアームを使っての壁設置だ!
作業員達の中に、壁の位置を計算している要員がいる。
彼らから設置予定場所を聞いて、そこにパカパカと壁を立てていく……。
「結構難しいですねこれ! 起こすのにコツがいります」
「ゆっくり慣れていこう! 時間はたっぷりあるしな」
こちらの方針は、壁を一つ立てられるようスペースを空けながら、点々と壁を設置していく。
隙間があれば、作業員のみんなもやりやすかろう。
作業はサクサクと進み……。
お弁当タイムを挟んでから夕方までに、第一目標であるエッジユニットまで到達したのだった。
あとはこの隙間を、作業員のみんなに埋めてもらうだけ。
『ウグワーッ! 壁の設置を完了しました! ミッションモード10%達成! 1500pt獲得!』
「ロボットアームを使うと、作業が恐ろしく早くなるな……! だが全部俺達がやると経済が回らなくなる……。このペースなら、壁の隙間が埋まるまでに一週間ってところか」
実際は、怪物の襲撃を警戒しながら作業をするので一ヶ月以上掛かるのもざららしい。
俺が現場の安全度を高め、先に壁を埋め込んでガイドを作ったので一週間で済むようになっているわけだ。
「エッジユニットはリクス・タカードまで四基必要、と。あと二基で、同じ速度で作業を進めていくとすると今回の工事には合計一ヶ月掛かることになるわけだ」
リクス・タカード側に行った技術者も作業を進めているだろうが、そもそもあっちは壁を作る工場もないし、怪物たちの襲撃と戦いながらの作業だ。
こちらの工程が短縮されることはないと考えておこう。
「じゃあ、作業を進めつつ、明日からは道路の作成とロードサイドの市街地を作っていきます! お疲れ様でした!」
本日の作業は終了です!
『ウグワーッ! 終わりの挨拶をしました! ウィークリー実績・締めの挨拶は大事! 解除! 200pt獲得!』
◎現在のポイント:84120pt
貢献ポイント :105855ポイント
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インビンシブル号で作業現場まで到着し、持ってきた壁をポコポコと吐き出す。
これを作業員みんなで台車に乗せ、地面に立てて行くわけだ。
立てられた壁は自ら根を伸ばして地面と深く接合する。
この時、凸凹は少ないほうがいい。
なので、壁を引っ張る役、地面を削って平らにする役がいるわけだ。
「では皆さん! 作業開始です! 俺はインビンシブル号と仲間でもって、作業場に怪物が侵入しないか見張りまーす!」
「現場監督自ら危険な仕事をしてくれるなんて」「ありがたい! やるぞやるぞ!」「昨日の宴会でテンションも上がってるしな!」「あれ? 今日は監督の周りに女子が二人増えてるぞ……」「ハーレムだと……!?」「あ、一人は騎士のデリアだ」「なーんだ」
「貴様らーっ! なーんだとはなんだーっ!!」
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「全く……。私がミアン担当の騎士として仕事を全うしようとしているというのに」
「デリアはミアンを狙っているだけではありませんか」
「減るものじゃないんだからちょっとくらい既成事実を作らせてくれてもいいだろう!? こうやって張り付いている方が機会が増えるのだ」
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ヨルカは我関せず。
今回は作業をきちんと見たいということで、人間モードなのだ。
カカポだと、変身にリソースを喰われるそうな。
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わっせ、わっせ、と掛け声が聞こえる。
台車で運ばれた壁が、紐をくっつけられて引き起こされるところだ。
高い壁が起き上がり、削られた地面にピタッと収まった。
ワーッと歓声が上がる。
「これをリクス・タカードまで続けるわけか。気が遠くなる……。だけど、こういうコツコツと歩んでいく工程が、人類の文明を先に進ませてきたんだなあ」
「今は大きく後退しておるがのう。そして過去の文明を再現できる見込みもない」
ヨルカ手厳しい。
だが彼女としては、今の姿は今の姿でいいと思っているようだ。
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「突然語りだした感じ……?」
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「あ、なーるほど。ではその手っ取り早いエネルギーっていうのは?」
「異なる世界のエネルギーを取り出そうと、世界に穴を空けることに成功したのじゃ。そして、そこから災厄が来た」
「あー!」
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災厄とやらは人類を滅ぼし、世界の形を決定的に変えてしまった。
それが今のこの世界だ。
おお、噂をしたら怪物が寄ってくる。
シェイプシフターが走ってきたなと思ったら、地面がもこもこっと盛り上がり、巨大なサツマイモみたいなのが飛び出してきた。
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こちらの方針は、壁を一つ立てられるようスペースを空けながら、点々と壁を設置していく。
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作業はサクサクと進み……。
お弁当タイムを挟んでから夕方までに、第一目標であるエッジユニットまで到達したのだった。
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