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ポイ活、人生を広げる編
第86話 子孫繁栄が約束されました! +1500pt
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丸一日かけて、サーバーに人類史のデータをほぼほぼコピーできた。
まあ、これはケスタイン王国から見える世界のデータに過ぎないので、他にもたくさんの人類史データはあるらしいが。
「この記録を残していくためには、サーバーを管理する者が必要になる。つまりじゃ。ミアンとわしの子がその役割を果たしていくわけじゃ」
「うわーっ、完全にやる気になってる!」
『ウグワーッ! 子孫繁栄が約束されました! 実績・いいぞ三人目ですよ、解除! 1500pt獲得!』
チャットボット~!!
あと、こいつちょっと未来視しながら実績を語ったりしてるんじゃないか……?
つまり俺とヨルカが子供を作ると、少なくともサーバーが代々継承されるくらいには一族が繁栄するわけだ。
だとすると……ファールディアの人類史への責任は俺の子作りに掛かっている……。
なるほど、あっち方面のスキルツリーを伸ばしたのが結果的に正解になっている。
『そうですねえ。あなたのスタイル的に自分が前に出て戦うとか、英雄になって国を興すとかそういうタイプではありませんからね。子孫繁栄スキルツリーで間違いなかったでしょう。さあ、ポイントを使ってツリーを成長させるのです。残弾アップと体力強化をしましょう』
「明らかに複数人を相手取れるスキル構成!! まあいいや、その話は持ち帰ろう。本日は終了! 終了!」
「んにゃ? あうう、寝てました……」
退屈していたマキナはすっかりおねむだったようだ。
彼女の手を引いて、元の街まで連れて帰るのだ。
「ヨルカ、地下のデータベースはどうなるんだい?」
「このまま維持するために回していた炉心を停止させるぞ。そうすれば、一月もせぬうちに朽ちていくじゃろう」
「そっかー。ヨルカは俺のサーバーに全人生を懸けるんだな」
「そうじゃぞ。千年以上これを守り続けてきたわしが、守護者としての長い命を捨てて定命となり、お前に懸けるんじゃぞ!」
「うわー、重い重い!」
だが、それだけ俺と一族を作る的なのに希望を見出しているということだろう。
おお、どんどん背負うものが増えていく。
生前は何も背負ってなかったからなあ。
新体験!
帰宅の後、家の隅っこにサーバーを設置した。
「これ、何で動いてるんじゃ?」
『因果律エネルギーですね。世界の因果がかき回されることで発生する膨大なエネルギーを使って維持されていますから、半永久的に持ちますよ』
「はぁー、想像もできん。つまりこれは、この世界にミアンが来たことで生まれたエネルギーで動いておると」
『当お買い物サービスや、スキルツリープログラムで使用可能な権能は全て、因果律エネルギーによるものですね。ですから因果を発生させる根源であるミアンさんから離れるほど力を失います』
「おいミアン! サーバーから片時も離れるでないぞ……!!」
『ミアンさんの血を受け継いだ人物が近くにいれば問題ありません』
「おいミアン! 早速子作りじゃぞ!」
「うわーっ! 話が早すぎる!!」
「いつの間にそんな事になってるんですか!? えーっ!? ヨルカもライバルだったんですかー!?」
「いやマキナ、話せば長いことながらこれには事情があって……」
ややこしくなってきたぞ!
そこに帰宅するデリア。
状況は混迷の一途をたどる!
「次の順番は私だぞ! ずるいぞ!!」
「わしはかつての人類の歴史を背負っておるんじゃ! 切実に子供を作る必要があるんじゃ!」
「私だって労働生活で失った人生をこれから取り戻すんだぞ!」
「個人レベルの話ではないか! わしは人類史レベルじゃ!」
「私は個人なんだから個人が一番大事に決まってるだろう! 私が先だぞーっ!」
おお、争いは同じレベルの者同士でしか発生しない!
明らかに他の女子たちから距離をおいていたヨルカが、完全に同レベルのところまで降りてきてくれた感じだな。
実に楽しそうだ。
『ウグワーッ! 姦しい光景! 実績・どんどん賑やかになりますねえ、解除! 1500pt獲得!』
「まあねえ。嬉しいっちゃあ嬉しい」
「そう言えばミアン。あのジュドクという男、冒険者の女を口説き落としたようだぞ」
「なんだって」
デリアから聞く最新情報。
移民担当の騎士だけあって、最新の移民情報に詳しい。
基本的に普通の移民は大きな問題を起こさないので、そこまで気に留めていないらしい。
不良移民ならカジュアルに壁の外に放り出せば後腐れないんだそうだ。
怖い怖い。
で、特に目立つ移民……俺とマキナや、ジュドクみたいなのは逐次チェックを入れている。
ジュドクは冒険者として、あるいは壁建設の労働者として精力的に働いており、数日で一月ぶんの納税貢献ポイントを稼ぎきったのだそうだ。
そしてシーフを仕事にしている女の子と知り合い、お付き合いを始めたんだそうだ。
いやあ、幸せになってほしい。
今度紹介してくれ。
「よし、今夜の権利をじゃんけんだ! じゃーんけーん!」
「ま、まけんぞーっ! うぐわーっ! 負けたーっ!!」
おっ、デリアがヨルカをじゃんけんで下した!
そうそう、じゃんけんは俺が知ってるじゃんけんのままなんだよなあ……。
この分かりやすくも平和な解決手段は、世界が滅んだ後も受け継がれたんだろう。
「で、では今夜はよろしく頼む……。私は知識はあるが実戦経験がないので、こう、初心者向けにしてくれると助かる……」
あっ、しおらしいデリアだ!
◎現在のポイント:116420pt
貢献ポイント :155855ポイント
まあ、これはケスタイン王国から見える世界のデータに過ぎないので、他にもたくさんの人類史データはあるらしいが。
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つまり俺とヨルカが子供を作ると、少なくともサーバーが代々継承されるくらいには一族が繁栄するわけだ。
だとすると……ファールディアの人類史への責任は俺の子作りに掛かっている……。
なるほど、あっち方面のスキルツリーを伸ばしたのが結果的に正解になっている。
『そうですねえ。あなたのスタイル的に自分が前に出て戦うとか、英雄になって国を興すとかそういうタイプではありませんからね。子孫繁栄スキルツリーで間違いなかったでしょう。さあ、ポイントを使ってツリーを成長させるのです。残弾アップと体力強化をしましょう』
「明らかに複数人を相手取れるスキル構成!! まあいいや、その話は持ち帰ろう。本日は終了! 終了!」
「んにゃ? あうう、寝てました……」
退屈していたマキナはすっかりおねむだったようだ。
彼女の手を引いて、元の街まで連れて帰るのだ。
「ヨルカ、地下のデータベースはどうなるんだい?」
「このまま維持するために回していた炉心を停止させるぞ。そうすれば、一月もせぬうちに朽ちていくじゃろう」
「そっかー。ヨルカは俺のサーバーに全人生を懸けるんだな」
「そうじゃぞ。千年以上これを守り続けてきたわしが、守護者としての長い命を捨てて定命となり、お前に懸けるんじゃぞ!」
「うわー、重い重い!」
だが、それだけ俺と一族を作る的なのに希望を見出しているということだろう。
おお、どんどん背負うものが増えていく。
生前は何も背負ってなかったからなあ。
新体験!
帰宅の後、家の隅っこにサーバーを設置した。
「これ、何で動いてるんじゃ?」
『因果律エネルギーですね。世界の因果がかき回されることで発生する膨大なエネルギーを使って維持されていますから、半永久的に持ちますよ』
「はぁー、想像もできん。つまりこれは、この世界にミアンが来たことで生まれたエネルギーで動いておると」
『当お買い物サービスや、スキルツリープログラムで使用可能な権能は全て、因果律エネルギーによるものですね。ですから因果を発生させる根源であるミアンさんから離れるほど力を失います』
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「いやマキナ、話せば長いことながらこれには事情があって……」
ややこしくなってきたぞ!
そこに帰宅するデリア。
状況は混迷の一途をたどる!
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「わしはかつての人類の歴史を背負っておるんじゃ! 切実に子供を作る必要があるんじゃ!」
「私だって労働生活で失った人生をこれから取り戻すんだぞ!」
「個人レベルの話ではないか! わしは人類史レベルじゃ!」
「私は個人なんだから個人が一番大事に決まってるだろう! 私が先だぞーっ!」
おお、争いは同じレベルの者同士でしか発生しない!
明らかに他の女子たちから距離をおいていたヨルカが、完全に同レベルのところまで降りてきてくれた感じだな。
実に楽しそうだ。
『ウグワーッ! 姦しい光景! 実績・どんどん賑やかになりますねえ、解除! 1500pt獲得!』
「まあねえ。嬉しいっちゃあ嬉しい」
「そう言えばミアン。あのジュドクという男、冒険者の女を口説き落としたようだぞ」
「なんだって」
デリアから聞く最新情報。
移民担当の騎士だけあって、最新の移民情報に詳しい。
基本的に普通の移民は大きな問題を起こさないので、そこまで気に留めていないらしい。
不良移民ならカジュアルに壁の外に放り出せば後腐れないんだそうだ。
怖い怖い。
で、特に目立つ移民……俺とマキナや、ジュドクみたいなのは逐次チェックを入れている。
ジュドクは冒険者として、あるいは壁建設の労働者として精力的に働いており、数日で一月ぶんの納税貢献ポイントを稼ぎきったのだそうだ。
そしてシーフを仕事にしている女の子と知り合い、お付き合いを始めたんだそうだ。
いやあ、幸せになってほしい。
今度紹介してくれ。
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「ま、まけんぞーっ! うぐわーっ! 負けたーっ!!」
おっ、デリアがヨルカをじゃんけんで下した!
そうそう、じゃんけんは俺が知ってるじゃんけんのままなんだよなあ……。
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