異世界で始めるポイ活冒険生活 ~実績解除で人生ボーナス中!~

あけちともあき

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ポイ活、人生を広げる編

第87話 都市計画第二弾、始動! +1500pt

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 ということで夜!
 マキナとこれまで回数を重ねていただけあって、デリアを無事にリードして終えることができたのだった。

「うおお、こ、腰が……! 腰が抜けた……」

 デリアがベッドから動けなくなったぞ!
 夜の方はあんまり強くないらしい。

「うーん、あっち方面のスキルツリーの威力が凄い。スキルのフル解放はマキナ相手しかダメだと分かったな」

 デリアは一日、風呂とベッドを行き来して腰を養生するそうだ。
 すまんかった。

「ううう、ずっと痺れてる……。次からはもうちょっとこう……優しく頼む……!」

「了解」

『ウグワーッ! 着弾ならず! 実績・まあ普通はこんなもん、解除! 2500pt獲得! まあミアンさんとマキナさんの相性が物凄くいいってのもあると思いますけどね! 他三人のヒロインとのエッチを期待しています!!』

「ついに感想と願望まで直接言うようになったな、チャットボット……。ていうかあと三人!?」

「さて、ではデリアが終わったので私の番ですね! 全力で来ていいですよ!」

「れ、連戦~!!」

「ずーっと下のベッドで聞かされてて悶々としてたんですからね! ミアンには責任というものがあります! さあ! さあ!」

「りょ、了解~!」

『ウグワーッ! 会心の二回戦!! 実績・今度はこっちが腰をいわしかけましたね、解除! 2500pt獲得! ミアンさんは体を鍛えないといけませんね』

「実感した!! これからは体を鍛えながら現場監督しよう。……ということで……」

 本日は、俺の事情もあって昼から作業を開始だ。
 運び込まれたアーチユニットを、次々に設置していく。
 三つのアーチが生まれ、この下を地元で暮らす怪物たちが通過できるようになった。

 長めの休みを終えた作業員たちが戻って来る。

「おっ、今度はこっちですかい」「うひょー、なんか橋みたいなのが陸の上に三つも掛かってるぜ」「あっ、煮込み屋とパン屋の支店ができてる!」「壁の脇に細いルートもできてね?」「ルートを伝って荷馬車が来た!」

 そう!
 今回の工事は、アーチの上に壁を立てていく作業があるのだ。
 ケスタイン王国の歴史上初めてのことだぞ。

 そして、食事処の支店を作ってもらった。
 第一目標地点までは観光地化しており、国民の皆さんが遊びに来てるからね。
 パン屋と煮込み屋は観光客向けの料理を出して、大いに利益を上げているそうだ。

 そして目玉はこの迂回ルート!
 観光客の邪魔をしないよう、荷馬車だけが通れる道を壁の横に作ったのだ。

 この食材運搬ルートだけは俺の計算ミスもあるんで、こっちの手出しで壁を作って設置したね。
 たった1000ptでいけるとは思わなかった。

『ただの壁だけであれば安いポイントで可能です。道路も最低限走れるだけのものですから』

 ありがたいありがたい!
 お陰で、パン屋、煮込み屋支店には食材が潤沢に運び込まれる。

「第三目標地点には、食材の倉庫も設置したいな……。ということで! 工事を再開します!!」

 俺の宣言に、作業員の皆さんがワーッと快哉をあげた。

『ウグワーッ! 都市計画第二弾、始動! 実績・新しい工事が始まる! 解除!
 1500pt獲得!』

 UGWポイントもインフレしてきてるな……!
 1000pt単位がポンポン出てくるじゃん。

「今回は私達が壁を立てたりしないんですか?」

「実は作業員希望者が殺到したので、人海戦術でいける感じになったんだ」

「おおーっ! ミアンの人徳ですね! うーん、さすが私の旦那様!」

 うおー、マキナに抱きしめられて足が浮く~!
 俺と彼女で20センチくらい身長違うからな。
 最近は抱きしめられた際、胸に顔が埋まらないように回転する技を覚えたぞ。

「おー、監督が奥さんに抱きしめられてるぞ」「後頭部が胸に埋まってら」「羨ましい……いや、下手をすると絞め殺されそうだ」「マキナさん人竜族だからなあ」

「おう! 人竜族の女は気が強いし力も強いぞ! ミアンくらいの甲斐性がないと付き合っていけないなあ。絞め殺されないようにするのは、女の愛情が深いほど難しくなるからな」

 作業員たちに混じって、ジュドクがなにやら人竜族との付き合い方を解説しているな。
 彼は作業に従事し、冒険者の彼女は依頼をこなしているんだとか。
 共稼ぎだ。

「今回はひたすら監督する事になりそうじゃのう。ミアン的には、作業効率を高めてさっさと仕事を終えるのもよくないんじゃろ?」

「作業の日程があるほど、作業員たちの日当も長く払われるからねえ。サボタージュは不正とみなされてポイント減額されるけど、真っ当な作業で日にちが掛かるのはちゃんと支払いの対象になるし」

「下のことを考えておる男じゃなあ。これで女に抱き上げられてぶらぶらされながら喋ってるんじゃなければ決まるんじゃが」

「いやあ、テンション上がったマキナが降ろしてくれないんで……」

「今日はずーっとミアンをギュッとしてますよ!」

「たすけてー」

「助けてほしくなさそうじゃのう。さて、わしはまた鳥の姿になってのんびりしておるかのう」

 ヨルカがカカポになって、ベッドに伸びているデリアの横にちょこんと収まった。
 省エネモードだ。
 脳まで省エネになるけど。

「じゃあミアン、ここからはのんびりですね?」

「いやあ、実はやることが色々あるんだなあ。作業員が増えたから、新しい店を誘致したいし……。そのお店に関しては、作業員たちからアンケートを取ったりしたい。それに……」

 いつもより10センチ以上高いところから見える光景は、作業場に近づいてくる壁の外の怪物たちが見える。
 お決まりのシェイプシフターに、ジャイアントグラスクラブまでいる。
 おっと、とびきりでかいのもいるぞ。

 二本足でのっしのっしと歩く、前傾姿勢の岩石でできたトカゲ。
 きっと、亜竜ってやつだな。

「ひとまず! 現場のガードマン、マキナの出番じゃないか?」

「本当です! うおー! やりますよー!」

 インビンシブル号の上に飛び上がり、ロボットアームを装備するマキナなのだった。
 この隙に、つるりと彼女の懐から抜け出す俺。

 また忙しい日々が始まるのだ。

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