異世界で始めるポイ活冒険生活 ~実績解除で人生ボーナス中!~

あけちともあき

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ポイ活、人生の出会いを生む編

第98話 この世界に来てから一番身の危険が近づきました! +2

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「なるほど、ミアン殿にはそんな不思議な力があったのでござるな。その力で発揮する甲斐性におなご達が集まってくると……。羨ましい」

 ユニ蔵にものすごく妬ましそうな目で見られてしまった。
 この忍者、実力は超一流だけど俗っぽい……!!

『ウグワーッ!! この世界に来てから一番身の危険が近づきました! 実績・あぶなーい! 解除! 2000pt獲得! 早く話をそらして!』

 チャットボットがこんなに焦るの初めて!

「ユニ蔵さんだって実力者じゃないですか。戦闘能力だけでジュエル級になったのって少ないんでしょう?」

 ちょっと彼を持ち上げると、忍者はちょっぴりだけ機嫌が良くなった。

「うむ……。実は先日までジュエル級は何人もいたでござるが、数名が他国と内通してござった。戦闘力だけで言えば拙者が最強故、侯爵からの勅命を受けて拙者が粛清したでござるよ」

「うわあー」

 俺はドン引きした。
 この世界に来て出会った人物で、一番敵に回しちゃいけない人じゃん!!

 ユニ蔵はこの世界の物理法則を無視した、忍術としか言えない力を行使する。
 その中でも最も特筆すべきは、一定確率で攻撃した相手を一撃死させる能力なんだそうだ。

『クリティカルヒットですね。無効にできるオプションも販売していますよ!』

「うちのポイントプログラムすげー」

 俺だけは対抗できるのね。
 ともかく。

 そんなとんでもない能力を持ちながらも、国には従順ということでユニ蔵は重用されているのだった。
 重用されすぎて、溜まったポイントで遊んだりする暇も最近は無いらしいが。

 ジュエル級粛清の際は、ゲームで言うボスラッシュみたいなもので本当に連戦だったらしいし。

「それでジュエル級は四人しか残ってないんだ……」

「然様にござる。遥か南方の国家、セダインはケスタイン王国を狙っているでござるよ。彼の国は、人間による統治のシステムを取り戻したと聞くでござる。だが、それ故に他の国々を侵略する行為を始めているそうでござる」

「この世界にもあった、侵略国家。そんな余裕あるんだなあ。さぞや豊かな国のようで」

「いや、余裕などござらん。民を使い潰しながら領土を広げてござる」

「ひえー」

 AIに統治されたほうが安全安心な世界じゃないか?
 色街関係を潰そうとした移民も、セダインから来た人たちだったらしい。
 それから、この国に流れ着く移民のほとんどはセダイン人か、セダイン経由で来た人なんだそうだ。

「それはケスタイン王国も領土拡張で国力を増強したがるよなあ」

「うむ。我らは責任重大でござるぞミアン殿! 普段の拙者なら、女性にょしょうを三人も侍らせておる行け好かぬ男とは共闘せぬが……。ミアン殿は我らを花街に連れてきて、スッキリさせてくれた恩人。何かあれば手を貸しましょうぞ」

 チャットボットがあと二人増やすつもりだなんて絶対に言えない。
 ここで俺、閃く!!

「ユニ蔵さん。人竜族の女の子は強い男が好きだそうなので、今度紹介しましょうか」

「えっっっっっっっっっっっっっ!?!?!?!?!?」

 忍者、凄い食いついてくる!!
 彼はスッと俺の手を取った。

「ミアン殿、我らはともに特別な力を持つジュエル級冒険者。長く友でありましょうぞ!!」

「あっはい」

 マキナの友達を紹介してもらおう……!

 なお、ゴールド級の人たちもスッキリしてニコニコになっている。
 作業員に混じって壁を立てる仕事をやったりしているな。
 作業員の仕事を取らないでくださーい!

 その後、串焼き屋で飯を食いながら、一緒に飲むなどした。
 マキナが当たり前みたいな顔で隣りに座ってきて、ハッとするゴールド級の面々。

 そこでユニ蔵が、

「ミアン殿が……嫁御たちの友人をご紹介下さるそうでござる」

「なんだって」

「それを早く言ってくださいよ」

「やだなあ僕らミアンさんの甲斐性に驚いてただけで」

「仕事が忙しすぎて遊ぶ暇も無いとか愚痴りませんって」

「それでどういうタイプの女性なんですか」

「癒やしてくれる系がいいなあ」

 途端にゴールド級の人たちの態度がものすごくフレンドリーになった。
 俺へのリスペクトすら感じる……!!

 こっち方面の仕事も頑張るか……。

『ウグワーッ! 仲間のお相手探しをスタートしました! 実績・世話焼きおじさん、解除! 2500pt獲得!』

 そっち方面のポイントが高いのな!

「基本的に、人竜族は他種族の殿方はいつでも大歓迎ですので、この仕事が片付いたら皆さんで里に行きましょう!」

 マキナが提案すると、ユニ蔵とゴールド級の人たちがウオーッ!!と盛り上がるのだった。
 ケスタイン王国と人竜族の里の一大交流、始まっちゃうなあ……!!

「さて、それはそれとして……」

 今回、この場に俺達が集まったのには理由があるのだ。
 なんかジュドクもいて、串焼きをもりもり食べてるけど。

 共通点は全員がゴールド級以上の冒険者であること。

 俺、マキナ、ジュドク、ユニ蔵、ゴールド級の人たち。

 戦士長が目的を提示する。

「討伐目標はアリの女王。地下であの巨大アリを産み続ける怪物です。我々によって一族を減らされたため、今は焦って守りに入っていることでしょう。リクス・タカードを完全に解放し都市化するためには、この女王アリを倒す必要があります」

 ここで、頼んでいた汁物が来た。
 煮込み屋とコラボしている新商品だ。
 みんな、物も言わずに汁物をがつがつごくごくやる。

 そして落ち着いたところで……。

「実行日は明日。ちょうど、ミアンさんと合流できたことで、こちらの戦力も充実しています。一気に終わらせてしまいましょう! そうすれば我々は仕事の日程に余裕ができるので、しばらく遊べます。あと、仕事が終わったら我ら六人とユニ蔵さんは休暇をもらい、マキナさんの里に行きます」

 後半で本音が出てきた。
 彼らに休暇をプレゼントするためにも、ここは共闘してサクッと女王アリを倒してしまおう!

 とか思ってたら、通路街プロジェクトがちょうど五割に達したようだ。

『ウグワーッ! 全工程のちょうど半分を消化しました! 実績・進捗率50%、解除! 2500pt獲得!』

◎現在のポイント:130420pt
 貢献ポイント :155755ポイント
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