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ポイ活、人生の出会いを生む編
第97話 嫉妬されました! +1500pt
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リクス・タカードのクリーン化計画……。
都市開発担当の公爵と、経済担当のザーマルスキー伯爵がコンビになって挑んでいるこの事業だが、優れた冒険者が泊まり込みで従事している。
このゴールド級パーティは様々な危険な任務に挑み、これを次々攻略してきた人たちらしい。
なので今回、白羽の矢が立ったと。
「我々が何の問題も起こさず、常に安定して危険な仕事をこなせる理由を教えましょうか」
パーティリーダーの戦士長曰く。
「我々は……全員男性だからです!! そして全員、女が大好きです!! 無事に帰って女の子と遊ぶため、最強のチームワークを発揮して仕事をこなしています!!」
「そんな彼らの帰還を助けるべく、拙者がやって来たでござる。ともに夜の街を駆け抜けた仲間……」
「一緒に夜遊んでるのね」
ユニ蔵は力強く頷いた。
男の友情すぎる。
「だが、もうこの仕事を始めて十日間が過ぎようとしており、我らもそろそろぐったりしてきているでござる」
「なるほどぉー」
おお、癒やしを求めてゴールド級パーティがデスワームをなでなでしている。
上位冒険者にとって、デスワームは癒やしの生き物だと思われてるのか。
「実は皆さん、ここから6kmほど行くと建設途中の通路街があるんですが、そこに色街……花街と呼んでるんですが……を誘致しています」
「なんだって!?」「なんだって!?」「なんだって!?」「なんだって!?」「なんだって!?」「なんだって!?」
「真にござるか!?」
全員同じ反応するじゃん!
『ウグワーッ! 希望をもたらしました! 実績・我、光をもたらす者、解除! 1500pt獲得!』
花街の紹介しただけでこれってどうなの!?
それに、ゴールド級の六人は王国最上位冒険者なんだから、もっと彼女がいたりとか結婚してたりとかしないのだろうか?
あ、みんな仕事が次から次に来てそういう安定した人間関係を築く暇が無い。
そうですか……。
仕事の達成率が100%というとんでもないパーティらしく、王国でダントツに信頼されている一行なんだそうだ。
なお、パーティ名はない。
いつでも解散できるように備えているのだが、その隙を王国が与えてくれないのだと戦士長が笑顔で語っていた。
お陰で、ゴールド級の一行と呼ばれると彼らを意味するようになったらしい。
そんな彼らから、クリーン計画の進捗状況を聞きながら花街へ案内する。
おお、ゴールド級一行とユニ蔵の足取りが軽い!
「そうでござるな。アリはかなり掃討しているでござる。あとは地下に潜り、女王アリを排除するだけ。拙者は異世界召喚されてきた忍者でござるが、一定確率で殴った相手の首を飛ばす技が発動するでござる。このため、タフな兵隊アリとの戦いを安全に進められるのでござる」
「ユニ蔵さんがいると安心ですよね」
ユニ蔵と戦士長が朗らかに語り合っているけど、ちょっと待ってね?
今何か凄い情報がサラッと流されなかった?
気のせい?
『ポピピ~?』
「気のせいかあ……」
「ちなみに、ガーゴイルは掃討し終えたよ。俺がおびき寄せて、魔法で一網打尽を繰り返したんだ。二日目で達成したよね」
密偵がすごく心強いことを言う。
「凄いなあ……」
このパーティ、人竜族の集団より強い可能性があるな。
「そこんとこどうなんだチャットボット」
『とてもいい質問ですね! ゴールド級冒険者の実力の中央値は、人竜族の中央値的な戦士と等しいです。なおこの場にいる六名は王都ゴールド級の頂点ですので、全員が総合力では強化前のジュドクさんより強いです』
「つえー!!」
驚愕してしまった。
こんな実力者たちが、花街で遊ぶことだけを楽しみに毎日仕事に励んでいたんだなあ。
つまり彼らが頑張っているから、王都は守られているとも言えるのかも知れない。
「じゃあリクス・タカードのクリーン率は五割を超えている感じだと……?」
「ですね、女王アリを倒せば完了です。ですが我々のやる気が尽きてきていたところでして。そこにミアンさんがやって来たんですよ。まさに救い主です!」
ワーッと冒険者たちが歓声をあげる。
王国最強なのにこんなに人当たりがいいことある?
というか、人格でも実績でもクリーンさを求められるケスタイン王国において、貴族たちから全幅の信頼を寄せられて次々仕事を振られるパーティなのだ。
人品実力ともに頂点クラスでもおかしくはない。
そんな彼らは6kmを鼻歌交じりに歩き抜き……。
「あっ! ゴールド級の!!」「えっ!? 王国最高のパーティ!?」「あっちにいるのはユニ蔵さんだぞ!?」「本物見ちゃった……」
おお、作業員の男性陣がメロついている!!
花街を眼の前にしたゴールド級とユニ蔵はニコニコで、作業員たちからの握手の求めに応じた。
「素晴らしい仕事ですね! 王国の未来を作る尊い事業です。皆さん頑張ってください!」
戦士長が爽やかに作業員たちを応援する。
作業員たちが、うおおおおおお、と歓声をあげた。
士気が上がったなあ!
『ウグワーッ! 有名人を呼んできて士気を上げました! 実績・福利厚生、仕事場訪問の有名人! 解除! 1000pt獲得!』
「戦場にアイドルが慰問に来たみたいなノリだ! なお、登場人物は全員男なのである」
花街の直前で、インビンシブル号からマキナとデリアとヨルカが降りてきた。
「あっ、戻ってきましたよ! ミアーン!」
「ミアン、遅かったな! もうすぐ夕方だぞ!」
「なんじゃ? 後ろに七人ばかりぞろぞろ連れておるのう」
ユニ蔵とゴールド級一行の視線が、女子たちに注がれる!
そして俺に注がれる!!
戦士長が表情を失い、俺の肩に手を置いた。
「ミアンさん……後で詳しく話を聞かせて下さい。我々は今……冷静さを欠こうとしています」
「戦士長落ち着いて下さい! さあさあ、花街へどうぞ……。今夜は皆さんの歓迎ということで、大浴場に食事も用意しますから……!」
こえー!
この世界に来て一番命の危険を感じたかも知れない。
だが、娼館の表に出てきた娼婦たちに迎えられ、ユニ蔵とゴールド級一行は笑顔になった。
おお、館の中に消えていく。
美味しいものを用意して、彼らの気を逸らす準備をせねばな……。
『ウグワーッ! 嫉妬されました! 実績・しっとの心は父心、解除! 1500pt獲得!』
あの人達に嫉妬されるの本当に怖いんだけど!
◎現在のポイント:123420pt
貢献ポイント :155755ポイント
都市開発担当の公爵と、経済担当のザーマルスキー伯爵がコンビになって挑んでいるこの事業だが、優れた冒険者が泊まり込みで従事している。
このゴールド級パーティは様々な危険な任務に挑み、これを次々攻略してきた人たちらしい。
なので今回、白羽の矢が立ったと。
「我々が何の問題も起こさず、常に安定して危険な仕事をこなせる理由を教えましょうか」
パーティリーダーの戦士長曰く。
「我々は……全員男性だからです!! そして全員、女が大好きです!! 無事に帰って女の子と遊ぶため、最強のチームワークを発揮して仕事をこなしています!!」
「そんな彼らの帰還を助けるべく、拙者がやって来たでござる。ともに夜の街を駆け抜けた仲間……」
「一緒に夜遊んでるのね」
ユニ蔵は力強く頷いた。
男の友情すぎる。
「だが、もうこの仕事を始めて十日間が過ぎようとしており、我らもそろそろぐったりしてきているでござる」
「なるほどぉー」
おお、癒やしを求めてゴールド級パーティがデスワームをなでなでしている。
上位冒険者にとって、デスワームは癒やしの生き物だと思われてるのか。
「実は皆さん、ここから6kmほど行くと建設途中の通路街があるんですが、そこに色街……花街と呼んでるんですが……を誘致しています」
「なんだって!?」「なんだって!?」「なんだって!?」「なんだって!?」「なんだって!?」「なんだって!?」
「真にござるか!?」
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それに、ゴールド級の六人は王国最上位冒険者なんだから、もっと彼女がいたりとか結婚してたりとかしないのだろうか?
あ、みんな仕事が次から次に来てそういう安定した人間関係を築く暇が無い。
そうですか……。
仕事の達成率が100%というとんでもないパーティらしく、王国でダントツに信頼されている一行なんだそうだ。
なお、パーティ名はない。
いつでも解散できるように備えているのだが、その隙を王国が与えてくれないのだと戦士長が笑顔で語っていた。
お陰で、ゴールド級の一行と呼ばれると彼らを意味するようになったらしい。
そんな彼らから、クリーン計画の進捗状況を聞きながら花街へ案内する。
おお、ゴールド級一行とユニ蔵の足取りが軽い!
「そうでござるな。アリはかなり掃討しているでござる。あとは地下に潜り、女王アリを排除するだけ。拙者は異世界召喚されてきた忍者でござるが、一定確率で殴った相手の首を飛ばす技が発動するでござる。このため、タフな兵隊アリとの戦いを安全に進められるのでござる」
「ユニ蔵さんがいると安心ですよね」
ユニ蔵と戦士長が朗らかに語り合っているけど、ちょっと待ってね?
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「ちなみに、ガーゴイルは掃討し終えたよ。俺がおびき寄せて、魔法で一網打尽を繰り返したんだ。二日目で達成したよね」
密偵がすごく心強いことを言う。
「凄いなあ……」
このパーティ、人竜族の集団より強い可能性があるな。
「そこんとこどうなんだチャットボット」
『とてもいい質問ですね! ゴールド級冒険者の実力の中央値は、人竜族の中央値的な戦士と等しいです。なおこの場にいる六名は王都ゴールド級の頂点ですので、全員が総合力では強化前のジュドクさんより強いです』
「つえー!!」
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こんな実力者たちが、花街で遊ぶことだけを楽しみに毎日仕事に励んでいたんだなあ。
つまり彼らが頑張っているから、王都は守られているとも言えるのかも知れない。
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人品実力ともに頂点クラスでもおかしくはない。
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花街の直前で、インビンシブル号からマキナとデリアとヨルカが降りてきた。
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「ミアン、遅かったな! もうすぐ夕方だぞ!」
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ユニ蔵とゴールド級一行の視線が、女子たちに注がれる!
そして俺に注がれる!!
戦士長が表情を失い、俺の肩に手を置いた。
「ミアンさん……後で詳しく話を聞かせて下さい。我々は今……冷静さを欠こうとしています」
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