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ポイ活、人生に時に試練を呼ぶ
第114話 不穏な話を耳にしました! +500pt
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お見合い成功したみんなを壁の中にご案内し、これをまたデリアが担当することになり、わちゃわちゃと大いに仕事をしてもらった。
さらに俺は、貴族のお歴々に色々説明する必要が生じ……。
『なるほどなあ。確かに我が国には飛び抜けて有能な連中を利するためのシステムがない。これまでどうにか回すだけで必死で、それを整備する余裕が無かった。ミアン騎士爵の提案は……アリだな。特に優秀な者が利用できる、休暇と外出制度を設けるか』
侯爵、話が分かる。
王国全ての人事を担当する貴族なのだ。
今まで大変だったことだろう。
「これで彼らの人生も張り合いができて、より国のために励むでしょう。もともといい人なんですが、それでもフラストレーションは溜まってましたからね」
『ああ。俺はAIだからそこに気付けなくてな……。いや、助かった!』
侯爵が俺の肩をバンバン叩いた。
大変人間っぽいAIだ。
『何せ、これから数百年ぶりの戦争が起ころうかという状況だからな!』
「なんだって!?」
『ウグワーッ! 不穏な話を聞きました! 実績・嫌な初耳だなあ! 解除! 500pt獲得!』
……。
「という話を聞いて戻ってきて大変嫌な気分になってしまった」
「まあ! 戦争ですか!? 戦争ってなんですか?」
きょとんとするマキナ。
そっかー。
長い間、大規模な争いの無かったこの世界で、戦争ってのは死語なんだなあ。
「戦争というのはじゃな……」
ヨルカがマキナに説明してくれている。
マキナとクリカちゃんが二人並んで、ふんふんと話を聞いているのだ。
そんなクリカちゃんは、王国が開いてくれている学校に通っている。
その気のある家庭に、読み書きを教えてくれるのが学校なのだ。
なお、読み書きを覚えたら卒業となる。
他の勉学はお金を払い、私塾に通ってねということになっている。
「学校で聞いたかもー!」
「ははーん、この世界の学校はそういう教養も教われる場なんだな」
実学特化のマキナに対し、人間文化への造詣を深めていっているクリカちゃんという組み合わせになる。
「クリカが詳しくなって、お姉に教えてあげるの!」
「毎日学校帰りに何があったか教えてもらってるんですよ!」
「そうかあ。仲良し姉妹だなあ」
嫌な気分が吹き飛んでいってしまった。
『ウグワーッ! 仲良し姉妹にほっこり! 実績・お陰で家庭も円満! 解除! 1000pt獲得!』
例によって、戦争の話を聞いたよりもこっちのほうがポイントが高いんだなあ。
ちなみに、工事は一段落して俺は新たな家にいる。
ここは通路外の真ん中にあり、花街の対面、倉庫の横に作った屋敷なのだ。
通路街担当の貴族ということで、ここに住むようにねと公爵から言われたからなー。
毎日クリカちゃんを、インビンシブル号で街まで送り届けている。
そのままインビンシブル号を停めたままで、迎えはポチョに任せて俺はトコトコ散歩して戻って来る。
通路街は賑やかになってきた。
第四目標地点の工事はもうすぐ終わりそうで、ここにも徐々に店が増えてきている。
結果的に、通路街はものすごく長い商店街になった。
ひたすら、ひたすら店が連なっている。
そして、商店に住む人々がここを利用して暮らしている。
観光客が毎日訪れ、買い物したり散歩をしたりを楽しんでいる。
やがてリクス・タカードまでのルートは開通し、多くの人々がそこへ向かうことになるのだろう。
「これからまた面白くなってくるところなのになー。そこに戦争の気配かー。いや、それでも多分これ、上の人達がなんとか頑張って延期させた流れなんだろうな。よし!」
俺は思い立った。
「この辺に詳しいユニ蔵に話を聞こう!」
そういうことになったのだった。
ユニ蔵と、彼とお付き合いしているセクシー人竜種の人……フェーリアさんというそうだ……をお招きし、我が家で飯を食った。
ユニ蔵から聞き出していいかどうかは、侯爵に確認済みである。
「食べながらでいいんで教えてほしいんだけど」
「なんでござるかな?」
「ユニ蔵が粛清したジュエル級たちって、侯爵が起こるって言ってる戦争に関連してた?」
「していたでござるなー。彼奴らは外部へ冒険に出た際、セダイン側に接触され、そちらに寝返ったでござる。実力はあったが、王国の実力者に対する待遇に不満を懐いていた故、ハニートラップに引っかかったでござるな」
「あー、なるほど」
本来ならそのジュエル級冒険者たちが、ケスタイン王国へセダイン帝国の勢力を招き入れ、内側から国を攻める段取りだったらしい。
ジュエル級たちは完全にセダイン側に寝返っており、彼の国での酒池肉林のためにケスタイン王国を売り飛ばしていた。
これにギリギリで勘付いた侯爵は、唯一信頼できるジュエル級冒険者であるユニ蔵を使い、彼らを排除したと。
なお、俺を除く他二名のジュエル級はセダイン帝国と接触できる立場にいなかったため、疑いの範囲から外してあるようだ。
「そうでござるか……戦争なあ……。かの帝国は、人間を戦力として他国を攻められるほど豊かなのでござろうか」
ユニ蔵は不思議そうだ。
「そもそも、この世界で他国を攻められるほど余裕があるなんて、ありえないと思うんだけどぉ……」
フェーリアが首を傾げた。
「そうなの?」
「そうねえ。ミアンさんが特別なだけだと思うわよお?」
「ですよね! ミアンは特別なんです!」
「お兄さんさっすがー!」
わいわい持ち上げられて気持ちよくなってしまった。
「でも、いざ戦争が起こるとなったら……どうしようかなあ」
「ミアン殿は何を心配しているでござるか?」
「いや、ポイントを使うと圧勝できる気はするんだ。問題は向こうも人間だからねえ。本当に悪いのは誰なんだろうか」
やることが増えそうだぞ、と思う俺なのだった。
『ウグワーッ! 新たな状況に突入しました! 実績・戦争モード突入、解除! 1000pt獲得!』
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さらに俺は、貴族のお歴々に色々説明する必要が生じ……。
『なるほどなあ。確かに我が国には飛び抜けて有能な連中を利するためのシステムがない。これまでどうにか回すだけで必死で、それを整備する余裕が無かった。ミアン騎士爵の提案は……アリだな。特に優秀な者が利用できる、休暇と外出制度を設けるか』
侯爵、話が分かる。
王国全ての人事を担当する貴族なのだ。
今まで大変だったことだろう。
「これで彼らの人生も張り合いができて、より国のために励むでしょう。もともといい人なんですが、それでもフラストレーションは溜まってましたからね」
『ああ。俺はAIだからそこに気付けなくてな……。いや、助かった!』
侯爵が俺の肩をバンバン叩いた。
大変人間っぽいAIだ。
『何せ、これから数百年ぶりの戦争が起ころうかという状況だからな!』
「なんだって!?」
『ウグワーッ! 不穏な話を聞きました! 実績・嫌な初耳だなあ! 解除! 500pt獲得!』
……。
「という話を聞いて戻ってきて大変嫌な気分になってしまった」
「まあ! 戦争ですか!? 戦争ってなんですか?」
きょとんとするマキナ。
そっかー。
長い間、大規模な争いの無かったこの世界で、戦争ってのは死語なんだなあ。
「戦争というのはじゃな……」
ヨルカがマキナに説明してくれている。
マキナとクリカちゃんが二人並んで、ふんふんと話を聞いているのだ。
そんなクリカちゃんは、王国が開いてくれている学校に通っている。
その気のある家庭に、読み書きを教えてくれるのが学校なのだ。
なお、読み書きを覚えたら卒業となる。
他の勉学はお金を払い、私塾に通ってねということになっている。
「学校で聞いたかもー!」
「ははーん、この世界の学校はそういう教養も教われる場なんだな」
実学特化のマキナに対し、人間文化への造詣を深めていっているクリカちゃんという組み合わせになる。
「クリカが詳しくなって、お姉に教えてあげるの!」
「毎日学校帰りに何があったか教えてもらってるんですよ!」
「そうかあ。仲良し姉妹だなあ」
嫌な気分が吹き飛んでいってしまった。
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ちなみに、工事は一段落して俺は新たな家にいる。
ここは通路外の真ん中にあり、花街の対面、倉庫の横に作った屋敷なのだ。
通路街担当の貴族ということで、ここに住むようにねと公爵から言われたからなー。
毎日クリカちゃんを、インビンシブル号で街まで送り届けている。
そのままインビンシブル号を停めたままで、迎えはポチョに任せて俺はトコトコ散歩して戻って来る。
通路街は賑やかになってきた。
第四目標地点の工事はもうすぐ終わりそうで、ここにも徐々に店が増えてきている。
結果的に、通路街はものすごく長い商店街になった。
ひたすら、ひたすら店が連なっている。
そして、商店に住む人々がここを利用して暮らしている。
観光客が毎日訪れ、買い物したり散歩をしたりを楽しんでいる。
やがてリクス・タカードまでのルートは開通し、多くの人々がそこへ向かうことになるのだろう。
「これからまた面白くなってくるところなのになー。そこに戦争の気配かー。いや、それでも多分これ、上の人達がなんとか頑張って延期させた流れなんだろうな。よし!」
俺は思い立った。
「この辺に詳しいユニ蔵に話を聞こう!」
そういうことになったのだった。
ユニ蔵と、彼とお付き合いしているセクシー人竜種の人……フェーリアさんというそうだ……をお招きし、我が家で飯を食った。
ユニ蔵から聞き出していいかどうかは、侯爵に確認済みである。
「食べながらでいいんで教えてほしいんだけど」
「なんでござるかな?」
「ユニ蔵が粛清したジュエル級たちって、侯爵が起こるって言ってる戦争に関連してた?」
「していたでござるなー。彼奴らは外部へ冒険に出た際、セダイン側に接触され、そちらに寝返ったでござる。実力はあったが、王国の実力者に対する待遇に不満を懐いていた故、ハニートラップに引っかかったでござるな」
「あー、なるほど」
本来ならそのジュエル級冒険者たちが、ケスタイン王国へセダイン帝国の勢力を招き入れ、内側から国を攻める段取りだったらしい。
ジュエル級たちは完全にセダイン側に寝返っており、彼の国での酒池肉林のためにケスタイン王国を売り飛ばしていた。
これにギリギリで勘付いた侯爵は、唯一信頼できるジュエル級冒険者であるユニ蔵を使い、彼らを排除したと。
なお、俺を除く他二名のジュエル級はセダイン帝国と接触できる立場にいなかったため、疑いの範囲から外してあるようだ。
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ユニ蔵は不思議そうだ。
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