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年度末私のイベントもりもり編
第398話 大魔将一族、雌伏する伝説
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自称新人配信者、スファトリー。
彼女は大変親切な現地の少女に連れられて、都内のホテルにやって来た。
そこで、やはり強大な気配を纏う男性と顔合わせをし……。
当座の住まいとしてホテルの一室を提供されたのだった。
「ありがたい。きら星はづきよ、感謝するぞ。わらわたち一族は、受けた恩を忘れることはない」
「いえいえーどういたしまして! 配信始めることがあったら教えてくださーい」
「うむ!」
こうして彼女は去っていった。
なんという爽やかな少女であろうか。
スファトリーは感心してしまった。
大魔将に比肩するほどの強大な力を持ちながら、ああも謙虚に振る舞える。
並大抵の存在には不可能なことだ。
「きら星はづき……。何者であろうか……。おっと、今はそれどころではなかった」
スファトリーはその場で儀式を行う。
ホテルの一室が、彼女の地元である異世界と繋がった。
「お祖父様」
『うむ……。首尾よくゴボウアースに潜り込めたようだな』
「はい。わらわは運良く、現地の親切な少女と出会い、助けられました。この世界、妙な懐の深さがあるようです」
『うむ、わしも驚いた。直接わしに挨拶しても全然正気とは。いや、最初からおかしいのかも知れんが。ではスファトリーよ』
「はい。ゴボウアースを調査する任務ですね」
『そういうことだ。配信者なるものになり、この土地に住まう者どもの動向や思考を学ぶのだ。力による侵略は、謎の妨害に遭って頓挫した。そしてわし以外の大魔将は皆滅ぼされた。幾星霜もの年月をかけて宇宙を巡り、星々を滅ぼしてきた大魔将がだ! この世界は普通ではない。明らかにおかしい。変だ』
「はい。わらわはこの世界の原住民に似せて姿を作りましたが、それでも色々と異なる様子。ですが、注目されるばかりで攻撃は行われませんでした」
『平和ボケとも言えよう……。ん? 魔王殿から長年の攻撃を受け続けているのに平和ボケ……? 意味が分からぬ。だが、その秘密は配信とやらに隠されているかも知れぬ。頼むぞスファトリー。わしと我が一族は、揃ってこそ大魔将。圧倒的な力ではなく、繋がりとしたたかさで今の地位を築いてきた。我らの命運は今、そなたの双肩に掛かっておる』
「はい! 任せてください! わらわは頑張りますよ!」
『おお、いい返事だ!! さすがに無理だなと思ったら帰ってきてもいいからな。別の一族を出して仕事を継続させるから』
スファトリーは、お祖父様は優しいなあ、とちょっとジーンとするのだった。
地の大魔将との交信の中、祖父の後ろにいた一族のみんなも温かな声援をスファトリーに投げてくれた。
そうすると、彼女は自分のうちからもりもりと漲るやる気を感じるのだった。
「よし、やるとしよう。まずはこの、インターネットとやらを使って……。むむっ? そなた、手を貸してくれるのかや?」
非公式Aフォンがふわりと浮かび上がって、スファトリーとの契約を求めてくる。
基本は声と指紋認証。
スファトリーは己の指先を見つめた。
異世界の存在である彼女に指紋はない。
「指紋が無いのじゃが?」
すると、非公式Aフォンがちょっと考えた。
指紋に並ぶ、個人認識ができるものの提示を求めてくる。
スファトリーもちょっと考えた。
そしてぽんと手を打つ。
「わらわの魔力の波を記録するがよい。ふんっ!」
魔力を吐き出すスファトリー。
非公式Aフォンは画面をピカピカさせながらこれを記録した。
契約は成立である。
非公式Aフォンは、公式のAフォンと比べると科学の部分が多い存在だ。
魔学に頼っていない分、融通が利かず壊れやすい。
機能にも制限がある。
だが、それも契約者次第なのだ。
大魔将の子女たるスファトリーならば、非公式Aフォンの性能限界を超えて進化させることができる。
これが可能な配信者は、世界でも少ない。
『まずはインターネットを検索し、配信者となるべく学びましょう』
「なるほど。この世界は容易に知識を得られるのじゃな。どれどれ……?」
スファトリーは非公式Aフォンを用い、ネットサーフィンを開始するのだった。
配信者という用語を知り、動画を見る。
日本語は読めないが、読み上げ機能が検索を手伝ってくれる。
この世界はとても便利だった。
「配信を行うことで、この世界の人間たちの祈りを集めることができるわけか。つまり、一時的に小さな神を誕生させるシステムじゃな。なんと恐ろしいことを考えつくのか」
ゴボウアース。
間違いなく、これまで魔王殿が侵略してきた世界とは違う。
多くの生き物は切羽詰まれば自分のことばかりになる。
そうなれば、個の力だけで事に相対することになるため、強大な存在からすると一人ひとりを潰していけばいいだけになるのだ。
本能的に群れを作れるか、社会的に発達していれば、一丸となって抗うこともあろう。
だが、余裕を失ったそういう共同体の中に裏切り者を作り出すことは容易い。
この世界はどうか?
今まさに、魔王殿からの侵略を受け続けていると言うのに、平和ボケした世界だ。
あちこちに色とりどりの看板があり、都市に音楽が流れ、インターネット上には先ほど検索しただけでも、数え切れぬほどの娯楽が満ちている。
戦いながら余裕を生み出す世界だ。
さらに、この余裕を用いて、共同体の中から現れた戦士を応援し強化するシステムがある。
それが配信であろう。
「この平和ボケこそが、ゴボウアースの力じゃな……? なるほど、これは他の大魔将の方々では想像もできぬはずじゃ。あの方々は個として完結、完成されているために、他者との関わりを想像することもできぬ」
スファトリーは唸った。
とは言っても、それぞれが星一つを滅ぼせる大魔将である。
強大な存在である彼らが、なぜこの短期間で立て続けに滅ぼされたのかは不明だ。
何か、もっと強大な配信者とやらがいたとでも言うのか。
そう言えば先ほど親切にしてくれた、きら星はづきはお祖父様にも匹敵する力を持っていたが。
いやいや、あのように優しくのほほんとした娘が、大魔将を次々に粉砕するなど、そんなことは。
「当座は、お祖父様が計画したあのグレート・スタンピートを失敗させた謎の歌を調べるべきか? いや、配信者として中に入り込んで調べるのも良いな……。なに、わらわたちは永き寿命を持つ。時は幾らでもある……」
そう呟いていたら、いきなりAフォンにメッセージが飛び出してきた。
『きら星はづきさんがあなたをザッコに招待しています!』
「うわーっ、な、なんじゃー!!」
飛び上がって驚くスファトリー。
彼女はよく分からない吸引力で、ザッコという距離を隔てて会話できる場に連れ出されてしまった。
『どうですかどうですか? 色々分かりました?』
『う、うむ。分かったのじゃ。それでどうしようか悩んでおる』
『なるほどですー。スファトリーさんはキャラが立ってるから、そのままデビューしてもいいと思うんですけど……。でも、ちょっと変わり種で人外系配信者で出ても面白かなって思って』
『人外系配信者……!?』
『家に帰ってさらさらっとラフを描いたんですけど、マスコットみたいな姿で配信してる人ってほとんどいなくってですね、例えばこんな』
きら星はづきから送られてきた画像が展開される。
そこにいたのは、コーヒー色の毛並みを持つ、もふもふとした二頭身の生き物だった。
デフォルメされたトナカイの角を生やし、どことなく顔立ちが自分に似ている。
『あっ、カワイイ!』
『気に入っていただけましたか! スファトリーさん、こういうアバターでデビューしてみるのはどうでしょう……!』
『わ、わらわが、これに……!?』
スファトリーは、よく分からない運命の流れに巻き込まれつつあった。
彼女は大変親切な現地の少女に連れられて、都内のホテルにやって来た。
そこで、やはり強大な気配を纏う男性と顔合わせをし……。
当座の住まいとしてホテルの一室を提供されたのだった。
「ありがたい。きら星はづきよ、感謝するぞ。わらわたち一族は、受けた恩を忘れることはない」
「いえいえーどういたしまして! 配信始めることがあったら教えてくださーい」
「うむ!」
こうして彼女は去っていった。
なんという爽やかな少女であろうか。
スファトリーは感心してしまった。
大魔将に比肩するほどの強大な力を持ちながら、ああも謙虚に振る舞える。
並大抵の存在には不可能なことだ。
「きら星はづき……。何者であろうか……。おっと、今はそれどころではなかった」
スファトリーはその場で儀式を行う。
ホテルの一室が、彼女の地元である異世界と繋がった。
「お祖父様」
『うむ……。首尾よくゴボウアースに潜り込めたようだな』
「はい。わらわは運良く、現地の親切な少女と出会い、助けられました。この世界、妙な懐の深さがあるようです」
『うむ、わしも驚いた。直接わしに挨拶しても全然正気とは。いや、最初からおかしいのかも知れんが。ではスファトリーよ』
「はい。ゴボウアースを調査する任務ですね」
『そういうことだ。配信者なるものになり、この土地に住まう者どもの動向や思考を学ぶのだ。力による侵略は、謎の妨害に遭って頓挫した。そしてわし以外の大魔将は皆滅ぼされた。幾星霜もの年月をかけて宇宙を巡り、星々を滅ぼしてきた大魔将がだ! この世界は普通ではない。明らかにおかしい。変だ』
「はい。わらわはこの世界の原住民に似せて姿を作りましたが、それでも色々と異なる様子。ですが、注目されるばかりで攻撃は行われませんでした」
『平和ボケとも言えよう……。ん? 魔王殿から長年の攻撃を受け続けているのに平和ボケ……? 意味が分からぬ。だが、その秘密は配信とやらに隠されているかも知れぬ。頼むぞスファトリー。わしと我が一族は、揃ってこそ大魔将。圧倒的な力ではなく、繋がりとしたたかさで今の地位を築いてきた。我らの命運は今、そなたの双肩に掛かっておる』
「はい! 任せてください! わらわは頑張りますよ!」
『おお、いい返事だ!! さすがに無理だなと思ったら帰ってきてもいいからな。別の一族を出して仕事を継続させるから』
スファトリーは、お祖父様は優しいなあ、とちょっとジーンとするのだった。
地の大魔将との交信の中、祖父の後ろにいた一族のみんなも温かな声援をスファトリーに投げてくれた。
そうすると、彼女は自分のうちからもりもりと漲るやる気を感じるのだった。
「よし、やるとしよう。まずはこの、インターネットとやらを使って……。むむっ? そなた、手を貸してくれるのかや?」
非公式Aフォンがふわりと浮かび上がって、スファトリーとの契約を求めてくる。
基本は声と指紋認証。
スファトリーは己の指先を見つめた。
異世界の存在である彼女に指紋はない。
「指紋が無いのじゃが?」
すると、非公式Aフォンがちょっと考えた。
指紋に並ぶ、個人認識ができるものの提示を求めてくる。
スファトリーもちょっと考えた。
そしてぽんと手を打つ。
「わらわの魔力の波を記録するがよい。ふんっ!」
魔力を吐き出すスファトリー。
非公式Aフォンは画面をピカピカさせながらこれを記録した。
契約は成立である。
非公式Aフォンは、公式のAフォンと比べると科学の部分が多い存在だ。
魔学に頼っていない分、融通が利かず壊れやすい。
機能にも制限がある。
だが、それも契約者次第なのだ。
大魔将の子女たるスファトリーならば、非公式Aフォンの性能限界を超えて進化させることができる。
これが可能な配信者は、世界でも少ない。
『まずはインターネットを検索し、配信者となるべく学びましょう』
「なるほど。この世界は容易に知識を得られるのじゃな。どれどれ……?」
スファトリーは非公式Aフォンを用い、ネットサーフィンを開始するのだった。
配信者という用語を知り、動画を見る。
日本語は読めないが、読み上げ機能が検索を手伝ってくれる。
この世界はとても便利だった。
「配信を行うことで、この世界の人間たちの祈りを集めることができるわけか。つまり、一時的に小さな神を誕生させるシステムじゃな。なんと恐ろしいことを考えつくのか」
ゴボウアース。
間違いなく、これまで魔王殿が侵略してきた世界とは違う。
多くの生き物は切羽詰まれば自分のことばかりになる。
そうなれば、個の力だけで事に相対することになるため、強大な存在からすると一人ひとりを潰していけばいいだけになるのだ。
本能的に群れを作れるか、社会的に発達していれば、一丸となって抗うこともあろう。
だが、余裕を失ったそういう共同体の中に裏切り者を作り出すことは容易い。
この世界はどうか?
今まさに、魔王殿からの侵略を受け続けていると言うのに、平和ボケした世界だ。
あちこちに色とりどりの看板があり、都市に音楽が流れ、インターネット上には先ほど検索しただけでも、数え切れぬほどの娯楽が満ちている。
戦いながら余裕を生み出す世界だ。
さらに、この余裕を用いて、共同体の中から現れた戦士を応援し強化するシステムがある。
それが配信であろう。
「この平和ボケこそが、ゴボウアースの力じゃな……? なるほど、これは他の大魔将の方々では想像もできぬはずじゃ。あの方々は個として完結、完成されているために、他者との関わりを想像することもできぬ」
スファトリーは唸った。
とは言っても、それぞれが星一つを滅ぼせる大魔将である。
強大な存在である彼らが、なぜこの短期間で立て続けに滅ぼされたのかは不明だ。
何か、もっと強大な配信者とやらがいたとでも言うのか。
そう言えば先ほど親切にしてくれた、きら星はづきはお祖父様にも匹敵する力を持っていたが。
いやいや、あのように優しくのほほんとした娘が、大魔将を次々に粉砕するなど、そんなことは。
「当座は、お祖父様が計画したあのグレート・スタンピートを失敗させた謎の歌を調べるべきか? いや、配信者として中に入り込んで調べるのも良いな……。なに、わらわたちは永き寿命を持つ。時は幾らでもある……」
そう呟いていたら、いきなりAフォンにメッセージが飛び出してきた。
『きら星はづきさんがあなたをザッコに招待しています!』
「うわーっ、な、なんじゃー!!」
飛び上がって驚くスファトリー。
彼女はよく分からない吸引力で、ザッコという距離を隔てて会話できる場に連れ出されてしまった。
『どうですかどうですか? 色々分かりました?』
『う、うむ。分かったのじゃ。それでどうしようか悩んでおる』
『なるほどですー。スファトリーさんはキャラが立ってるから、そのままデビューしてもいいと思うんですけど……。でも、ちょっと変わり種で人外系配信者で出ても面白かなって思って』
『人外系配信者……!?』
『家に帰ってさらさらっとラフを描いたんですけど、マスコットみたいな姿で配信してる人ってほとんどいなくってですね、例えばこんな』
きら星はづきから送られてきた画像が展開される。
そこにいたのは、コーヒー色の毛並みを持つ、もふもふとした二頭身の生き物だった。
デフォルメされたトナカイの角を生やし、どことなく顔立ちが自分に似ている。
『あっ、カワイイ!』
『気に入っていただけましたか! スファトリーさん、こういうアバターでデビューしてみるのはどうでしょう……!』
『わ、わらわが、これに……!?』
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