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第三部:覚醒編
96・俺、高山地帯を行く(あとは消化試合)
「この高山はね、もともとカーサカ高原と呼ばれていて、かつてこの大陸にあったという帝国の皇帝が次の代に譲る時、自ら命を断つ場所だったと言われてるんだ」
「ペドロが急に解説を始めたぞ。初耳なんだが」
高原の旅も二日目に入った頃合いだ。
初日で山巨人が出たので、明らかに最大のイベントを最初に持ってきすぎだろうと思っている俺だ。
「いや、実は昨日あんたの仲間のちびっこに、ガイドの仕事をしないなら役割を譲れって脅されて」
「あっ、うちのカリナがごめんね」
まだ遊牧民として自然環境をガイドすることを諦めてなかったか。
今はカリナ、ご機嫌でヤギと遊んでいる。
「いやいや。昨日のあんたらのとんでもない活躍を見てるからね。まさか新帝国のインペリアルガードでもないのに山巨人を倒せるとは思わなかったよ……」
「ほう、インペリアルガードとは」
「かつての帝国は滅びて、ばらばらになったんだ。その正統な後継者を名乗ってるのが新帝国ね。まあ、大きな国じゃないんだけどさ。一応うちの村のお得意さんで、高山を抜ける時は使ってもらってるのさ」
「ほうほう。で、インペリアルガードとは」
「ああ、それそれ。帝国が誇る騎士団でもトップエリートの連中だよ。腕だけは立つ奴を大陸中から集めてるからね。彼らが使う陣形、インペリアルクロスは難攻不落だって噂だ」
「高山の民なのにペドロは陣形まで知ってるのか……」
「よく自慢話で聞かされるからね。まんま受け売りだよ」
ガイドの仕事も大変なのだ。
しかし、まさか新大陸に陣形を使いこなす国があったとは。
そこに行ってみるのもいいな。
なんか天空の大盆は見失ったし。
そして平穏な旅が始まった。
なにせ、高山地帯最強である山巨人は倒してしまったのだ。
「数ヶ月するとまた出るけどね。放っておくと、登れない山を無理して登っていこうとして転落して死ぬんだ。呪いが掛かってるからね。山から転落すると即死だよ」
「悲しいなあ」
再ポップアップした時にでも、また閃くために挑んでみるか。
山巨人の閃き道場って感じだなこれは。
ただ、山巨人がいる間一ヶ月位は高山地帯を通行できなくなるため、時折やってくるインペリアルガードがこれを退治しているらしい。
定期的にあの山巨人を退治できるインペリアルガード……。
ますます興味が湧いてきた。
「オクノ、そのインペリアルクロスを覚えたいんでしょ?」
「ラムハ、俺の心を読んだ……!?」
「顔に出てるもの。あなたがリーダーなんだから、あなたのやりたいようにするのがいいわ。新帝国に行きましょ」
実質、ラムハのひと声で進むべき道が決まった。
『尻ニシカレマスネ』
「こういうのが尻に敷かれるってことなのか」
『古代カラソウデス』
「ダミアンGはロボのくせに詳しいなあ」
待て。
古代からって、お前メモリがなくなっているのでは?
こいつ、本当によく分からんやつだ。
性格的に口からでまかせを言っている可能性も高い。
「さすがに、調子が悪くなってきたわね。お姉さん、休み休みじゃないときついかも」
道のりが高いところになってきたので、アミラがギブアップした。
我がパーティの中で、一番一般人に近いのがアミラだからな。
ルリアとカリナは最近人間やめてきた可能性がある。
「よし、ではここからは俺がアミラをおんぶしていくということで。自分で自分に毒消しの水をかけて、高山病っぽいのを中和してね」
「うふふ、オクノくんにおんぶしてもらえるの、役得かもしれないわね。背中ひろーい」
アミラが喜々として俺の背中に乗っかった。
おおー!
背中越しでも伝わる柔らかさよ。
「アミラずーるーいー! おんぶー! おんぶー!」
「こんな時にむだに頑丈な自分の体を後悔します! ですが今は、おんぶを要求するのです!!」
ルリア、カリナ組がブーブー言っているのだ。
年上のルリアの方が子どもみたいなことを言ってるが、カリナも大概むちゃくちゃだな!
「ラムハさん、これはどうしたら……」
「オクノの体格なら、背中にアミラを乗せてから前に二人のどちらかをぶら下げられるでしょ? それで行ったら?」
「なるほど!! だが敵が出た時に両腕がふさがってるんだけど」
「蹴り技を閃けばいいでしょ。うちの子達、ぶら下げられながら戦っても多少じゃびくともしないと思うわよ」
「確かに」
ラムハから心強いアドバイスをもらってしまった。
途端に、ルリアとカリナが青くなる。
「あの、抱っこされるのはいいんだけどされたままあの激しいバトルはちょっと」
「わたし、衝撃で腕からすっぽ抜けてどこかに飛んでいきそうです」
どうやら、さっきの山巨人との戦いをイメージしてるらしい。
心は常在戦場か。
いいぞいいぞ。
「じゃあ二人とも歩くように」
「はぁい」
「はーい」
しょんぼりして二人が先行する。
ペドロが慌てて追いかける。
「待ってくれえ! ガイドは俺だし、道に迷ったりするからちゃんと俺についてきて」
「めえー」
ヤギもそうだそうだと言っております。
そんなわけで、俺達の平穏な旅が続く。
「うわあ、山賊だあー!! 山巨人が倒されたから活動的になったんだ!」
「よし任せろ。飛翔斬!!」
平穏な旅が。
「うわわ、オクノくん! どんどんモンスターが登ってくるよ! ここ、モンスターの巣だよー!!」
「ほいほい、陣形陣形! ヤギとペドロとアミラを真ん中になー。ダミアンG? アイテムボックスに突っ込んでおくぞ」
平穏……。
『我が名は六欲天の一柱、ワース・ワッシャー。この峰を通らんとする人間よ。気をつけて行きなさい……。ヒエロ・ヒューガから話は聞いています』
「めっちゃ紳士的な六欲天だなあ……」
ということで、平穏だったぞ。
そこまで強い敵は出てこなかったし、いきなり出現した大鷲に似た姿の六欲天は山道を見守ってるだけだったからな!
「ペドロ、なんで六欲天の話してくれないの」
「俺も驚いたんだよ! あれ、鷲に似たでかい岩だと思ってたら、まさか生きてるバカでかいモンスターだったなんて!」
高山の民の歴史上も、あの六欲天は一回も動いたことが無かったらしい。
人を襲うとか迷惑をかけるとか、そもそも活動記録すらないとは。
話が分かりそうなやつなので、後日また会いに来ようかな?
高山の旅はおよそ四日間。
ようやく人里が見えてきた。
「あれが新帝国の帝都だよ。どうだい、立派なもんだろ」
それは、城塞に囲まれた要塞のような国だった。
どうやら小高い丘を削って、その上をまるごと国にしたらしい。
あそこに攻め込むとしたら苦労するだろうな。
「王都とも、辺境伯の城とも違うな。常に戦いが起こることを想定している街の形だ」
イクサが目を細める。
数々の都市を見て回り、こと戦いに関しては一家言あるこの男だ。
「案外俺達が過ごしやすい国かも知れん」
イクサからの評価、信用するとしよう。
『ピピー。トコロデ何ヤラ門ノトコロガ騒ガシイミタイデス』
おっ、ダミアンGが頭を展開し、カメラアイがズームしている。
中身は空洞なはずなのに、そのズームする部分はどこに収まっているんだ……?
「あれ、フタマタちゃんだよ! 尻尾振ってる!!」
「ほんとうです! フタマタです!」
「なんだって」
進帝国の門で、兵士たちが集まってフタマタを警戒しているようだ。
だが、あいつ、俺達に会いに来て門の前で待機してるだけなんじゃないか。
よし、騒ぎが大きくなる前に、フタマタのところまで急ごう!
「ペドロが急に解説を始めたぞ。初耳なんだが」
高原の旅も二日目に入った頃合いだ。
初日で山巨人が出たので、明らかに最大のイベントを最初に持ってきすぎだろうと思っている俺だ。
「いや、実は昨日あんたの仲間のちびっこに、ガイドの仕事をしないなら役割を譲れって脅されて」
「あっ、うちのカリナがごめんね」
まだ遊牧民として自然環境をガイドすることを諦めてなかったか。
今はカリナ、ご機嫌でヤギと遊んでいる。
「いやいや。昨日のあんたらのとんでもない活躍を見てるからね。まさか新帝国のインペリアルガードでもないのに山巨人を倒せるとは思わなかったよ……」
「ほう、インペリアルガードとは」
「かつての帝国は滅びて、ばらばらになったんだ。その正統な後継者を名乗ってるのが新帝国ね。まあ、大きな国じゃないんだけどさ。一応うちの村のお得意さんで、高山を抜ける時は使ってもらってるのさ」
「ほうほう。で、インペリアルガードとは」
「ああ、それそれ。帝国が誇る騎士団でもトップエリートの連中だよ。腕だけは立つ奴を大陸中から集めてるからね。彼らが使う陣形、インペリアルクロスは難攻不落だって噂だ」
「高山の民なのにペドロは陣形まで知ってるのか……」
「よく自慢話で聞かされるからね。まんま受け売りだよ」
ガイドの仕事も大変なのだ。
しかし、まさか新大陸に陣形を使いこなす国があったとは。
そこに行ってみるのもいいな。
なんか天空の大盆は見失ったし。
そして平穏な旅が始まった。
なにせ、高山地帯最強である山巨人は倒してしまったのだ。
「数ヶ月するとまた出るけどね。放っておくと、登れない山を無理して登っていこうとして転落して死ぬんだ。呪いが掛かってるからね。山から転落すると即死だよ」
「悲しいなあ」
再ポップアップした時にでも、また閃くために挑んでみるか。
山巨人の閃き道場って感じだなこれは。
ただ、山巨人がいる間一ヶ月位は高山地帯を通行できなくなるため、時折やってくるインペリアルガードがこれを退治しているらしい。
定期的にあの山巨人を退治できるインペリアルガード……。
ますます興味が湧いてきた。
「オクノ、そのインペリアルクロスを覚えたいんでしょ?」
「ラムハ、俺の心を読んだ……!?」
「顔に出てるもの。あなたがリーダーなんだから、あなたのやりたいようにするのがいいわ。新帝国に行きましょ」
実質、ラムハのひと声で進むべき道が決まった。
『尻ニシカレマスネ』
「こういうのが尻に敷かれるってことなのか」
『古代カラソウデス』
「ダミアンGはロボのくせに詳しいなあ」
待て。
古代からって、お前メモリがなくなっているのでは?
こいつ、本当によく分からんやつだ。
性格的に口からでまかせを言っている可能性も高い。
「さすがに、調子が悪くなってきたわね。お姉さん、休み休みじゃないときついかも」
道のりが高いところになってきたので、アミラがギブアップした。
我がパーティの中で、一番一般人に近いのがアミラだからな。
ルリアとカリナは最近人間やめてきた可能性がある。
「よし、ではここからは俺がアミラをおんぶしていくということで。自分で自分に毒消しの水をかけて、高山病っぽいのを中和してね」
「うふふ、オクノくんにおんぶしてもらえるの、役得かもしれないわね。背中ひろーい」
アミラが喜々として俺の背中に乗っかった。
おおー!
背中越しでも伝わる柔らかさよ。
「アミラずーるーいー! おんぶー! おんぶー!」
「こんな時にむだに頑丈な自分の体を後悔します! ですが今は、おんぶを要求するのです!!」
ルリア、カリナ組がブーブー言っているのだ。
年上のルリアの方が子どもみたいなことを言ってるが、カリナも大概むちゃくちゃだな!
「ラムハさん、これはどうしたら……」
「オクノの体格なら、背中にアミラを乗せてから前に二人のどちらかをぶら下げられるでしょ? それで行ったら?」
「なるほど!! だが敵が出た時に両腕がふさがってるんだけど」
「蹴り技を閃けばいいでしょ。うちの子達、ぶら下げられながら戦っても多少じゃびくともしないと思うわよ」
「確かに」
ラムハから心強いアドバイスをもらってしまった。
途端に、ルリアとカリナが青くなる。
「あの、抱っこされるのはいいんだけどされたままあの激しいバトルはちょっと」
「わたし、衝撃で腕からすっぽ抜けてどこかに飛んでいきそうです」
どうやら、さっきの山巨人との戦いをイメージしてるらしい。
心は常在戦場か。
いいぞいいぞ。
「じゃあ二人とも歩くように」
「はぁい」
「はーい」
しょんぼりして二人が先行する。
ペドロが慌てて追いかける。
「待ってくれえ! ガイドは俺だし、道に迷ったりするからちゃんと俺についてきて」
「めえー」
ヤギもそうだそうだと言っております。
そんなわけで、俺達の平穏な旅が続く。
「うわあ、山賊だあー!! 山巨人が倒されたから活動的になったんだ!」
「よし任せろ。飛翔斬!!」
平穏な旅が。
「うわわ、オクノくん! どんどんモンスターが登ってくるよ! ここ、モンスターの巣だよー!!」
「ほいほい、陣形陣形! ヤギとペドロとアミラを真ん中になー。ダミアンG? アイテムボックスに突っ込んでおくぞ」
平穏……。
『我が名は六欲天の一柱、ワース・ワッシャー。この峰を通らんとする人間よ。気をつけて行きなさい……。ヒエロ・ヒューガから話は聞いています』
「めっちゃ紳士的な六欲天だなあ……」
ということで、平穏だったぞ。
そこまで強い敵は出てこなかったし、いきなり出現した大鷲に似た姿の六欲天は山道を見守ってるだけだったからな!
「ペドロ、なんで六欲天の話してくれないの」
「俺も驚いたんだよ! あれ、鷲に似たでかい岩だと思ってたら、まさか生きてるバカでかいモンスターだったなんて!」
高山の民の歴史上も、あの六欲天は一回も動いたことが無かったらしい。
人を襲うとか迷惑をかけるとか、そもそも活動記録すらないとは。
話が分かりそうなやつなので、後日また会いに来ようかな?
高山の旅はおよそ四日間。
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「あれが新帝国の帝都だよ。どうだい、立派なもんだろ」
それは、城塞に囲まれた要塞のような国だった。
どうやら小高い丘を削って、その上をまるごと国にしたらしい。
あそこに攻め込むとしたら苦労するだろうな。
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おっ、ダミアンGが頭を展開し、カメラアイがズームしている。
中身は空洞なはずなのに、そのズームする部分はどこに収まっているんだ……?
「あれ、フタマタちゃんだよ! 尻尾振ってる!!」
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「なんだって」
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