107 / 196
セブンセンス法国編
第107話 同行・説明・ノリノリ邪神
しおりを挟む
アンデッドたちと道行く途中、色々な説明を受けた。
レッサーヴァンパイアの人は、ドミニクという高位の司祭だ。
五十年くらい前にヴァンパイアになったそうで、このままコツコツあと五十年司祭として勤め上げると、晴れてエルダーヴァンパイアになれるのだとか。
「エルダーヴァンパイアになれたものは、歴史上五人しかおりません。栄誉ですね。ですが最後のエルダーヴァンパイアも、アクシス教団との抗争の中、我々を逃がすための盾となり滅ぼされました」
「なんて人間性に満ちたヴァンパイアなんだ」
「我々ルサルカ教団は、死を重んじるのが教義。だからこそ、命あるものを大事にします。命が繋がれなければ、死もやがてなくなってしまいますから」
「なるほど、確かに。じゃあ復活の魔法とか最悪だろ」
「許しがたい神への冒涜ですね」
ドミニク司祭はプンプン怒っている。
これには、ナルカも真顔で頷く。
「そうだそうだ。あたいらは、その復活の奇跡を使うなって言ってるんだ。死んでも復活できるんじゃ、なんのための死なんだい? 死は苦しくて、だからこそ尊い一度きりのものなんだ。なのに生き返ったらまた苦しんで死ぬことになる」
「うむ。なげかわしいことです。故に私はヴァンパイアとなり、己の死を捨てることで皆の死を守るための使徒となったのです。アクシス教団は死徒、などと揶揄しますが」
「宗教的な解釈の違いは根深いなー」
ふかーい話を聞きながら、ルサルカ教団の本部へ案内された。
無数のアンデッドが周囲を守っている。
ルサルカ教団の信者たちの亡骸である。
彼らの大多数は、死んだ後に自分の体を教団を守るために役立ててほしいと願うらしい。
おお、向こうではスケルトンと子供が遊んでいるではないか。
その向こうでは、ゾンビが畑仕事を手伝っている。
ここでは、人々の暮らしとアンデッドが調和しているのだ。
「これこれ、もう遅い時間です。子供たちは家に帰りなさい。健全な眠りを得なければ、健全な成長はできませんよ。生を謳歌してこそ、死が輝くのです」
「はあーい! あっ、しさいさま、おきゃくさんつれてきた! みんなー! おきゃくさんきたー!」
子供が本部の中に走っていった。
そこは、アンデッドの格納庫である墳墓と、古くなったアンデッドを肥料にする畑がある場所だった。
塀みたいなものは無く、大変開放的だ。
町があって、多くの人間の姿がある。
そしてその中央に、巨大な建造物があった。
平屋だ。
だが広くて、柱が何本も立ち並び、巨大な天蓋を支えている。
「ここが神殿です。神はこの神殿の先、入江の底におわします」
「海だったのか」
海と死の女神ルサルカ。
彼女はここで、信者たちとともに暮らしているわけだ。
夜だというのに、神殿の回りは賑わっている。アンデッドを従える教団だから、夜こそが賑わいの本番なのかもしれない。
俺たちは神殿奥へ案内された。
バギーはなんと駐車場みたいなところがあり、そこに停められた。
本来は荷馬車を停めておくところなんだと。
「思ったよりも全然発展してますね! そう言えばここ、魔法帝国の一つなんでした」
「だなー。凍土の王国に見慣れると、この国が恐ろしく文明的なんでびっくりするよな」
「うちの国、魔法は精霊魔法しかないですからねー」
ルミイとぺちゃくちゃやりつつ、奥の部屋へ。
祈りの間である。
ドミニク司祭はルサルカに祈りを捧げた後、こちらに振り返った。
「皆様に頼みたいことがあります。異教の神からは、ルサルカ様と同じ海の気配がします。相争う神で無いのならば、力をお貸し願いたい」
「ほうほう。だそうだぞ、オクタゴン」
『ほう』
オクタゴンの反応があった。
こいつはフットワークが軽い邪神なので、スッとペンダントから分身を出してくる。
「あっ!! か、神の分身がすぐ出てきた!!」
「凄いプレッシャー……!! 気圧されそうだよ……!!」
ドミニクが膝を突き、ナルカは青ざめながら後退りした。
オクタゴンを前に立っていられるだけ、ナルカという女はハートが強いな。
『話を聞いてやらんでもない。俺様に話すがいい。で、ルサルカ神は出て来ないのか? えっ、普通神様はフランクに出て来ない? 水の底でずっと眠ってる? そうかー』
「オクタゴン、あからさまにガッカリしたな」
『いや、ちょっとガクッと来たが、よく考えたらアタックできる女神の間近にいるんだ。俺様にはチャンスがあると言えよう。諦めはしないぞ』
「いいぞ、その意気だ」
「か……神とフランクに会話してる……」
ドミニクがクラクラしている。
ちなみにオクタゴンは、プレッシャーをぐっと抑え込んでいる。
だからカオルンも平気な顔をして立っているのだ。
ルミイはどうやら相当図太いらしく、実はオクタゴンのプレッシャーは相当量まで耐えられるらしい。
アカネルは俺と精神の奥底がリンクしてるので、問題ないということが最近分かった。
ちなみにドミニクはアンデッドで、人よりも神性に近い存在。
プレッシャーの影響をめちゃくちゃ受ける。
ナルカが割りと平気でドミニクがふらふらなのはそういう理由だろう。
「司祭様が使い物にならなくなっちまったよ。仕方ないね……。あたいがあんたたちに話をするよ。まあ座りな」
ナルカが指先で示すと、スケルトンたちが椅子を持ってきた。
こりゃあご丁寧にどうも。
腰掛ける。
ナルカはローブを脱ぎ捨て、椅子に座った。
むむっ、ローブの下はレザーのボディスーツか。
拘束具みたいなデザインで、体のラインがあらわになっている。
ボン・キュッ・ボンという素晴らしいラインだ。
ルミイの次くらいに胸が大きくてお尻は多分一番大きいだろう。
ブラボー!!
俺が静かにテンション爆上げしていると、ナルカがぷっくりした唇を尖らせた。
「なに、人の体をジロジロ見てるんだい! この状況でいやらしいことを考えられるとか、とんでもなく肝の座った男だねえ……」
『この男の胆力は、世界最強だろうな。俺様が保証する』
オクタゴンが笑いながら、俺の肩をポンポンした。
『で、だ。内戦が続いていると俺様は聞いた。激しくなっているな? むしろ、内戦をキッカケにこれまであった、神々の間の主義主張がぶつかり合っていよう』
「そ、その通りです」
姉御肌なナルカも、神を前にするとしおらしくなる。
『ルサルカ教団以外は、復活の魔法を使うだろう?』
「はい、使います」
『ルサルカ教団VS他全ての教団のような状況になっているのではないか?』
「どうしてそれが……!」
『人間、なんとなく自分の感性で理解できない、邪悪っぽいものを悪者扱いしてしまうものだ。俺様は詳しいんだ』
「俺が喋らなくてもオクタゴンが全部やってくれるから便利だな」
『俺様、今、モチベーションが凄く高いからな』
ノリノリの邪神なのであった。
レッサーヴァンパイアの人は、ドミニクという高位の司祭だ。
五十年くらい前にヴァンパイアになったそうで、このままコツコツあと五十年司祭として勤め上げると、晴れてエルダーヴァンパイアになれるのだとか。
「エルダーヴァンパイアになれたものは、歴史上五人しかおりません。栄誉ですね。ですが最後のエルダーヴァンパイアも、アクシス教団との抗争の中、我々を逃がすための盾となり滅ぼされました」
「なんて人間性に満ちたヴァンパイアなんだ」
「我々ルサルカ教団は、死を重んじるのが教義。だからこそ、命あるものを大事にします。命が繋がれなければ、死もやがてなくなってしまいますから」
「なるほど、確かに。じゃあ復活の魔法とか最悪だろ」
「許しがたい神への冒涜ですね」
ドミニク司祭はプンプン怒っている。
これには、ナルカも真顔で頷く。
「そうだそうだ。あたいらは、その復活の奇跡を使うなって言ってるんだ。死んでも復活できるんじゃ、なんのための死なんだい? 死は苦しくて、だからこそ尊い一度きりのものなんだ。なのに生き返ったらまた苦しんで死ぬことになる」
「うむ。なげかわしいことです。故に私はヴァンパイアとなり、己の死を捨てることで皆の死を守るための使徒となったのです。アクシス教団は死徒、などと揶揄しますが」
「宗教的な解釈の違いは根深いなー」
ふかーい話を聞きながら、ルサルカ教団の本部へ案内された。
無数のアンデッドが周囲を守っている。
ルサルカ教団の信者たちの亡骸である。
彼らの大多数は、死んだ後に自分の体を教団を守るために役立ててほしいと願うらしい。
おお、向こうではスケルトンと子供が遊んでいるではないか。
その向こうでは、ゾンビが畑仕事を手伝っている。
ここでは、人々の暮らしとアンデッドが調和しているのだ。
「これこれ、もう遅い時間です。子供たちは家に帰りなさい。健全な眠りを得なければ、健全な成長はできませんよ。生を謳歌してこそ、死が輝くのです」
「はあーい! あっ、しさいさま、おきゃくさんつれてきた! みんなー! おきゃくさんきたー!」
子供が本部の中に走っていった。
そこは、アンデッドの格納庫である墳墓と、古くなったアンデッドを肥料にする畑がある場所だった。
塀みたいなものは無く、大変開放的だ。
町があって、多くの人間の姿がある。
そしてその中央に、巨大な建造物があった。
平屋だ。
だが広くて、柱が何本も立ち並び、巨大な天蓋を支えている。
「ここが神殿です。神はこの神殿の先、入江の底におわします」
「海だったのか」
海と死の女神ルサルカ。
彼女はここで、信者たちとともに暮らしているわけだ。
夜だというのに、神殿の回りは賑わっている。アンデッドを従える教団だから、夜こそが賑わいの本番なのかもしれない。
俺たちは神殿奥へ案内された。
バギーはなんと駐車場みたいなところがあり、そこに停められた。
本来は荷馬車を停めておくところなんだと。
「思ったよりも全然発展してますね! そう言えばここ、魔法帝国の一つなんでした」
「だなー。凍土の王国に見慣れると、この国が恐ろしく文明的なんでびっくりするよな」
「うちの国、魔法は精霊魔法しかないですからねー」
ルミイとぺちゃくちゃやりつつ、奥の部屋へ。
祈りの間である。
ドミニク司祭はルサルカに祈りを捧げた後、こちらに振り返った。
「皆様に頼みたいことがあります。異教の神からは、ルサルカ様と同じ海の気配がします。相争う神で無いのならば、力をお貸し願いたい」
「ほうほう。だそうだぞ、オクタゴン」
『ほう』
オクタゴンの反応があった。
こいつはフットワークが軽い邪神なので、スッとペンダントから分身を出してくる。
「あっ!! か、神の分身がすぐ出てきた!!」
「凄いプレッシャー……!! 気圧されそうだよ……!!」
ドミニクが膝を突き、ナルカは青ざめながら後退りした。
オクタゴンを前に立っていられるだけ、ナルカという女はハートが強いな。
『話を聞いてやらんでもない。俺様に話すがいい。で、ルサルカ神は出て来ないのか? えっ、普通神様はフランクに出て来ない? 水の底でずっと眠ってる? そうかー』
「オクタゴン、あからさまにガッカリしたな」
『いや、ちょっとガクッと来たが、よく考えたらアタックできる女神の間近にいるんだ。俺様にはチャンスがあると言えよう。諦めはしないぞ』
「いいぞ、その意気だ」
「か……神とフランクに会話してる……」
ドミニクがクラクラしている。
ちなみにオクタゴンは、プレッシャーをぐっと抑え込んでいる。
だからカオルンも平気な顔をして立っているのだ。
ルミイはどうやら相当図太いらしく、実はオクタゴンのプレッシャーは相当量まで耐えられるらしい。
アカネルは俺と精神の奥底がリンクしてるので、問題ないということが最近分かった。
ちなみにドミニクはアンデッドで、人よりも神性に近い存在。
プレッシャーの影響をめちゃくちゃ受ける。
ナルカが割りと平気でドミニクがふらふらなのはそういう理由だろう。
「司祭様が使い物にならなくなっちまったよ。仕方ないね……。あたいがあんたたちに話をするよ。まあ座りな」
ナルカが指先で示すと、スケルトンたちが椅子を持ってきた。
こりゃあご丁寧にどうも。
腰掛ける。
ナルカはローブを脱ぎ捨て、椅子に座った。
むむっ、ローブの下はレザーのボディスーツか。
拘束具みたいなデザインで、体のラインがあらわになっている。
ボン・キュッ・ボンという素晴らしいラインだ。
ルミイの次くらいに胸が大きくてお尻は多分一番大きいだろう。
ブラボー!!
俺が静かにテンション爆上げしていると、ナルカがぷっくりした唇を尖らせた。
「なに、人の体をジロジロ見てるんだい! この状況でいやらしいことを考えられるとか、とんでもなく肝の座った男だねえ……」
『この男の胆力は、世界最強だろうな。俺様が保証する』
オクタゴンが笑いながら、俺の肩をポンポンした。
『で、だ。内戦が続いていると俺様は聞いた。激しくなっているな? むしろ、内戦をキッカケにこれまであった、神々の間の主義主張がぶつかり合っていよう』
「そ、その通りです」
姉御肌なナルカも、神を前にするとしおらしくなる。
『ルサルカ教団以外は、復活の魔法を使うだろう?』
「はい、使います」
『ルサルカ教団VS他全ての教団のような状況になっているのではないか?』
「どうしてそれが……!」
『人間、なんとなく自分の感性で理解できない、邪悪っぽいものを悪者扱いしてしまうものだ。俺様は詳しいんだ』
「俺が喋らなくてもオクタゴンが全部やってくれるから便利だな」
『俺様、今、モチベーションが凄く高いからな』
ノリノリの邪神なのであった。
0
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
鍵の王~才能を奪うスキルを持って生まれた僕は才能を与える王族の王子だったので、裏から国を支配しようと思います~
真心糸
ファンタジー
【あらすじ】
ジュナリュシア・キーブレスは、キーブレス王国の第十七王子として生を受けた。
キーブレス王国は、スキル至上主義を掲げており、高ランクのスキルを持つ者が権力を持ち、低ランクの者はゴミのように虐げられる国だった。そして、ジュナの一族であるキーブレス王家は、魔法などのスキルを他人に授与することができる特殊能力者の一族で、ジュナも同様の能力が発現することが期待された。
しかし、スキル鑑定式の日、ジュナが鑑定士に言い渡された能力は《スキル無し》。これと同じ日に第五王女ピアーチェスに言い渡された能力は《Eランクのギフトキー》。
つまり、スキル至上主義のキーブレス王国では、死刑宣告にも等しい鑑定結果であった。他の王子たちは、Cランク以上のギフトキーを所持していることもあり、ジュナとピアーチェスはひどい差別を受けることになる。
お互いに近い境遇ということもあり、身を寄せ合うようになる2人。すぐに仲良くなった2人だったが、ある日、別の兄弟から命を狙われる事件が起き、窮地に立たされたジュナは、隠された能力《他人からスキルを奪う能力》が覚醒する。
この事件をきっかけに、ジュナは考えを改めた。この国で自分と姉が生きていくには、クズな王族たちからスキルを奪って裏から国を支配するしかない、と。
これは、スキル至上主義の王国で、自分たちが生き延びるために闇組織を結成し、裏から王国を支配していく物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様、ノベルアップ+様でも掲載しています。
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい
桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる