154 / 196
終末の王編
第154話 キャンプからの死の騎士
しおりを挟む
街から水をもらって、外でキャンプをする。
街の人たちが我々を怖がって入れてくれないので、仕方ないのだ。
温かい布団とお風呂が恋しい。
二度目のイースマス以来入ってないもんなあ。
俺が遠い目をしていたら、向こうでお湯を沸かしていたルミイがやってくる。
「お湯で体拭けますよー」
「行くのだー」
「汗を流したいですもんね」
「よし、さっぱりしようじゃないか」
女子たちがワイワイ向かっていった。
俺も後をついていく。
眼福であった!!
めっちゃ拭いてもらった。
すごく拭いてあげた。
いやあ!
野宿っていいもんですねえ!!
「マナビがつやつやしてるのだー」
「マナビさんはえっちを感じるとすごく喜ぶんですよ」
「我がマスターながら大変わかりやすくて助かります」
「こんな単純な性格の男なのに、色々な国の人を救ってきたし、化け物みたいな連中からも恐れられているって言うんだからねえ。人は見た目と普段の言動じゃわからないね」
そうだろうそうだろう。
成り行きで、世界を旅してきた。
七大帝国のうち、五つまで制覇して今は六つ目だぞ。
「それでマナビさん、今回の目的は果たしましたね! 鞍手に入れましたし」
「ああ……と言いたいところだが、目的は本来は違うものでな。異世界召喚ってそもそも何なんだ? といのを調べたい。俺にとってのルーツ探しみたいなもんだな」
「ははあ、たしかにマスターがこの世界に現れなければ、こんなとんでもない状況にはなっていなかったでしょうし、当機能も誕生していなかったでしょう」
「ってことは、マナビ。あんた、帝都で色々調べ物をしようってんだね? 前段階の街でこの有様だよ? 中に入れるとは思えないねえ」
「そりゃあもう、突破するに決まってるじゃないか」
女子たちは、やっぱり、という顔になった。
ラバーは大変やる気で、任せてください、と言わんばかりに鼻息も荒い。
「おー、よしよし。お前はかわいいなあ」
ルサルカラバーをもりもり撫でる俺。
動物がいると心が休まるなあ。
アンデッドだけど。
「それでマナビさん! 盛り上がったところで!」
「そ、外で!?」
ルミイがぐいぐいっと来たので、俺は圧倒された。
ナルカが他二名の肩をポンと叩き、スッと女子用テントに下がっていった。
ガードが硬い!
「よし、三人がかりでマナビをやっつけるのだ!」
「これなら当機能も負ける気がしませんね……!」
「みんなでかかりましょう! それー!」
「来るがいい!」
ということで、たいへん盛り上がった。
流石に1対3だと分が悪かった……!
俺、賢者モードになって敗北である。
カオルンとアカネルは倒した(比喩)んだが……。
「むっふっふ、わたしの勝ちです!」
俺の上で勝ち誇るルミイなのだった。
しかしまあ、見上げると本当にでかいなあ……。
朝である。
俺たち四人は遅くなってからノロノロ起きてきた。
昨夜の運動のお陰で、めちゃくちゃ眠れてしまったのだ。
「昨夜は頑張ってたのかい? あたいはすぐ寝ちゃったからねえ」
一度寝ると、危機が迫らない限り定時まで絶対起きないナルカなのだ。
しかし、久々に励むと心に栄養がみなぎるな。
元気いっぱいになった俺たちは、またバギーと馬で旅立つのである。
ヘルプ機能によって、地図は頭上に表示できるから便利便利。
ルートも赤い線で表現され、通過した後は黒くなるから分かりやすいぞ。
「あっ、マスター! 表示に敵対反応が!」
「おっ! ほんとだ。すごい速度で飛んでくるのがいる」
緑色の馬に乗った騎士が、魔物みたいなのを引き連れて飛んでくるではないか。
「死の騎士って表示されてますね」
「分かりやすくヤバいヤツだし、いきなり第四の騎士じゃん」
なんか接触したらいきなり仲間が死にそうだったので、俺はチュートリアルした。
連れて行くのはナルカである。
死の専門家なら彼女だからだ。
「どうだ? 死の線見える?」
「見えるねえ。大したやつじゃないよ。能力は……へえ。あたいに向かって死の線を向けてくるじゃないかい。あいつの周りには、目に見えない大きな虫みたいな奴らが飛び回ってるよ」
「ほうほう。ナルカが見て、そいつらの能力はどうだ?」
「腕が鎌になってる。死の騎士が見た死の線を、あの虫たちで切って殺すんだね」
「なるほど、そういう仕組だったか。じゃあ、任せた」
「任されたよ」
チュートリアルの中、マントから大量のダーツを取り出すナルカ。
彼女は飛来する不可視の虫たちを、的確にダーツで撃ち落としていくのだ。
途中、ダーツが尽きたらダッシュで回収に向かい、拾ってから再び投擲する。
虫たちは俺に全く近づくことができないでいる。
死の騎士はついにじれて、自らとどめを刺すべく向かってきた。
俺は悠然と、ラバーの上で腕組みして待つだけだ。
ナルカの投げた投擲斧が、死の騎士が従えている魔物を叩き切った。
死の騎士が振り返った時にはもう遅い。
五本のダークが死の騎士の頭、首、背中に次々に刺さった。
落馬して動かなくなる死の騎士。
「なんだい、拍子抜けだねえ。それに、死の騎士っていうから、相手に死を与えるんだろう? それがこんな虫だったなんて」
「本来は違うんだろうけどな」
「ええっ?」
「俺のチートモードで、こいつが死を撒き散らす能力を、不可視の虫であると規定した。だから物理的に撃ち落とせるようになったんだ」
「はあー。何度聞いても、意味の分からない能力だねえ……」
ナルカは呆れ半分、感心半分。
だがまあ、彼女一人で死の騎士を圧倒できることは分かった。
一応だが、破壊してしまったらまずかろうしな。倒す以外のやり方も考えねば。
まずはいったん、戻ろう戻ろう。
街の人たちが我々を怖がって入れてくれないので、仕方ないのだ。
温かい布団とお風呂が恋しい。
二度目のイースマス以来入ってないもんなあ。
俺が遠い目をしていたら、向こうでお湯を沸かしていたルミイがやってくる。
「お湯で体拭けますよー」
「行くのだー」
「汗を流したいですもんね」
「よし、さっぱりしようじゃないか」
女子たちがワイワイ向かっていった。
俺も後をついていく。
眼福であった!!
めっちゃ拭いてもらった。
すごく拭いてあげた。
いやあ!
野宿っていいもんですねえ!!
「マナビがつやつやしてるのだー」
「マナビさんはえっちを感じるとすごく喜ぶんですよ」
「我がマスターながら大変わかりやすくて助かります」
「こんな単純な性格の男なのに、色々な国の人を救ってきたし、化け物みたいな連中からも恐れられているって言うんだからねえ。人は見た目と普段の言動じゃわからないね」
そうだろうそうだろう。
成り行きで、世界を旅してきた。
七大帝国のうち、五つまで制覇して今は六つ目だぞ。
「それでマナビさん、今回の目的は果たしましたね! 鞍手に入れましたし」
「ああ……と言いたいところだが、目的は本来は違うものでな。異世界召喚ってそもそも何なんだ? といのを調べたい。俺にとってのルーツ探しみたいなもんだな」
「ははあ、たしかにマスターがこの世界に現れなければ、こんなとんでもない状況にはなっていなかったでしょうし、当機能も誕生していなかったでしょう」
「ってことは、マナビ。あんた、帝都で色々調べ物をしようってんだね? 前段階の街でこの有様だよ? 中に入れるとは思えないねえ」
「そりゃあもう、突破するに決まってるじゃないか」
女子たちは、やっぱり、という顔になった。
ラバーは大変やる気で、任せてください、と言わんばかりに鼻息も荒い。
「おー、よしよし。お前はかわいいなあ」
ルサルカラバーをもりもり撫でる俺。
動物がいると心が休まるなあ。
アンデッドだけど。
「それでマナビさん! 盛り上がったところで!」
「そ、外で!?」
ルミイがぐいぐいっと来たので、俺は圧倒された。
ナルカが他二名の肩をポンと叩き、スッと女子用テントに下がっていった。
ガードが硬い!
「よし、三人がかりでマナビをやっつけるのだ!」
「これなら当機能も負ける気がしませんね……!」
「みんなでかかりましょう! それー!」
「来るがいい!」
ということで、たいへん盛り上がった。
流石に1対3だと分が悪かった……!
俺、賢者モードになって敗北である。
カオルンとアカネルは倒した(比喩)んだが……。
「むっふっふ、わたしの勝ちです!」
俺の上で勝ち誇るルミイなのだった。
しかしまあ、見上げると本当にでかいなあ……。
朝である。
俺たち四人は遅くなってからノロノロ起きてきた。
昨夜の運動のお陰で、めちゃくちゃ眠れてしまったのだ。
「昨夜は頑張ってたのかい? あたいはすぐ寝ちゃったからねえ」
一度寝ると、危機が迫らない限り定時まで絶対起きないナルカなのだ。
しかし、久々に励むと心に栄養がみなぎるな。
元気いっぱいになった俺たちは、またバギーと馬で旅立つのである。
ヘルプ機能によって、地図は頭上に表示できるから便利便利。
ルートも赤い線で表現され、通過した後は黒くなるから分かりやすいぞ。
「あっ、マスター! 表示に敵対反応が!」
「おっ! ほんとだ。すごい速度で飛んでくるのがいる」
緑色の馬に乗った騎士が、魔物みたいなのを引き連れて飛んでくるではないか。
「死の騎士って表示されてますね」
「分かりやすくヤバいヤツだし、いきなり第四の騎士じゃん」
なんか接触したらいきなり仲間が死にそうだったので、俺はチュートリアルした。
連れて行くのはナルカである。
死の専門家なら彼女だからだ。
「どうだ? 死の線見える?」
「見えるねえ。大したやつじゃないよ。能力は……へえ。あたいに向かって死の線を向けてくるじゃないかい。あいつの周りには、目に見えない大きな虫みたいな奴らが飛び回ってるよ」
「ほうほう。ナルカが見て、そいつらの能力はどうだ?」
「腕が鎌になってる。死の騎士が見た死の線を、あの虫たちで切って殺すんだね」
「なるほど、そういう仕組だったか。じゃあ、任せた」
「任されたよ」
チュートリアルの中、マントから大量のダーツを取り出すナルカ。
彼女は飛来する不可視の虫たちを、的確にダーツで撃ち落としていくのだ。
途中、ダーツが尽きたらダッシュで回収に向かい、拾ってから再び投擲する。
虫たちは俺に全く近づくことができないでいる。
死の騎士はついにじれて、自らとどめを刺すべく向かってきた。
俺は悠然と、ラバーの上で腕組みして待つだけだ。
ナルカの投げた投擲斧が、死の騎士が従えている魔物を叩き切った。
死の騎士が振り返った時にはもう遅い。
五本のダークが死の騎士の頭、首、背中に次々に刺さった。
落馬して動かなくなる死の騎士。
「なんだい、拍子抜けだねえ。それに、死の騎士っていうから、相手に死を与えるんだろう? それがこんな虫だったなんて」
「本来は違うんだろうけどな」
「ええっ?」
「俺のチートモードで、こいつが死を撒き散らす能力を、不可視の虫であると規定した。だから物理的に撃ち落とせるようになったんだ」
「はあー。何度聞いても、意味の分からない能力だねえ……」
ナルカは呆れ半分、感心半分。
だがまあ、彼女一人で死の騎士を圧倒できることは分かった。
一応だが、破壊してしまったらまずかろうしな。倒す以外のやり方も考えねば。
まずはいったん、戻ろう戻ろう。
10
あなたにおすすめの小説
竹取物語異聞〜30歳まで独身でいたら赤ん坊になって竹の中にいたけど、絶対に帰りません〜
二階堂吉乃
ファンタジー
21XX年。出生率が0.5を切った日本では、異次元の少子化対策として「独身禁止法」が施行された。月出輝夜(30)は、違反者の再教育VRビデオを視聴中、意識を失う。目覚めると竹の中で赤子になっていた。見つけたのは赤髪赤目の鬼で、その妻は金髪碧眼のエルフだった。少し変わった夫婦に愛情深く育てられ、輝夜は健やかに成長する。15歳の時にケガレと呼ばれる化け物に襲われたところを、ライオン頭の男に救われたが、彼は“呪われた王子”と呼ばれていた。獅子頭のアスラン王子に惹かれていく輝夜。しかし平穏な日々は続かず、輝夜を迎えに魔王が来る。『竹取物語』+『美女と野獣』のSFファンタジー昔話です。全27話。
剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!
月芝
ファンタジー
国の端っこのきわきわにある辺境の里にて。
不自由なりにも快適にすみっこ暮らしをしていたチヨコ。
いずれは都会に出て……なんてことはまるで考えておらず、
実家の畑と趣味の園芸の二刀流で、第一次産業の星を目指す所存。
父母妹、クセの強い里の仲間たち、その他いろいろ。
ちょっぴり変わった環境に囲まれて、すくすく育ち迎えた十一歳。
森で行き倒れの老人を助けたら、なぜだか剣の母に任命されちゃった!!
って、剣の母って何?
世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。
それを産み出す母体に選ばれてしまった少女。
役に立ちそうで微妙なチカラを授かるも、使命を果たさないと恐ろしい呪いが……。
うかうかしていたら、あっという間に灰色の青春が過ぎて、
孤高の人生の果てに、寂しい老後が待っている。
なんてこったい!
チヨコの明日はどっちだ!
【完結】腹ペコ貴族のスキルは「種」でした
シマセイ
ファンタジー
スキルが全てを決める世界。
下級貴族の少年アレンが授かったのは、植物の種しか生み出せない、役立たずの『種』スキルだった。
『種クズ』と周りから嘲笑されても、超がつくほど呑気で食いしん坊なアレンはどこ吹く風。
今日もスキルで出した木の実をおやつに、マイペースな学院生活を送る。
これは、誰もがクズスキルと笑うその力に、世界の常識を覆すほどの秘密が隠されているとは露ほども知らない、一人の少年が繰り広げる面白おかしい学院ファンタジー!
ざまぁされた馬鹿勇者様に転生してしまいましたが、国外追放後、ある事情を抱える女性たちの救世主となっていました。
越路遼介
ファンタジー
65歳で消防士を定年退職した高野健司、彼は『ざまぁ』系のネット小説を好み、特に『不細工で太っている補助魔法士の華麗な成り上がり』と云う作品を愛読していた。主人公アランの痛快な逆転劇、哀れ『ざまぁ』された元勇者のグレンは絶望のあまり…。そして、85歳で天寿を全うした健司は…死後知らない世界へと。やがて自身が、あのグレンとなっていることに気付いた。国外追放を受けている彼は名を変えて、違う大陸を目指して旅立ち、最初に寄った国の冒険者ギルドにて女性職員から「貴方に、ある事情を抱えている女性たちの救世主になってもらいたいのです」という依頼を受けるのであった。そして、そのある事情こそ、消防士である高野健司が唯一現場で泣いた事案そのものだったのである。
長女は家族を養いたい! ~凍死から始まるお仕事冒険記~
灰色サレナ
ファンタジー
とある片田舎で貧困の末に殺された3きょうだい。
その3人が目覚めた先は日本語が通じてしまうのに魔物はいるわ魔法はあるわのファンタジー世界……そこで出会った首が取れるおねーさん事、アンドロイドのエキドナ・アルカーノと共に大陸で一番大きい鍛冶国家ウェイランドへ向かう。
魔物が生息する世界で生き抜こうと弥生は真司と文香を護るためギルドへと就職、エキドナもまた家族を探すという目的のために弥生と生活を共にしていた。
首尾よく仕事と家、仲間を得た弥生は別世界での生活に慣れていく、そんな中ウェイランド王城での見学イベントで不思議な男性に狙われてしまう。
訳も分からぬまま再び死ぬかと思われた時、新たな来訪者『神楽洞爺』に命を救われた。
そしてひょんなことからこの世界に実の両親が生存していることを知り、弥生は妹と弟を守りつつ、生活向上に全力で遊んでみたり、合流するために路銀稼ぎや体力づくり、なし崩し的に侵略者の撃退に奮闘する。
座敷童や女郎蜘蛛、古代の優しき竜。
全ての家族と仲間が集まる時、物語の始まりである弥生が選んだ道がこの世界の始まりでもあった。
ほのぼののんびり、時たまハードな弥生の家族探しの物語
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる