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第二章
第二十一話 隣国アルガノット国との大戦争、そしてエレナの失踪
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「おまたせヒメちゃん、」
「オーギュスト公爵とは話ができた?」
二頭の馬の手綱を握り、エレナは門の前で待っていた。
「そうだね、やはり僕はこの家が苦手だと確信したよ、それだけかな」
「そう、」
エレナは深く追求してこない、彼はここへ来る前からオーギュスト公爵への嫌悪を隠したまま連れてきてくれた。もしかしたら、この屋敷で彼は辛い目にあったのかもしれない、それは兄弟で過ごした日々と重なる。エレナは心の内で思う ――――――― あの厳格な父親の元、孤独な子ども時代を送ったのではないかと。
でもそれは、彼が話したくなったらきっとわたしに言ってくれる、今はそれを待とう。
城へ戻ろうと二人が馬に乗った時、近衛隊の一人が馬を飛ばして近づいてきた。
「アシュベル隊長、隣国であるアルガノットが我がグラディス王国に明朝攻め入ってくるという情報が入り、軍隊長殿のもとにセーデル宰相がお越しなり、全勢力を持って迎え撃つようにとの指示がだされました」
「なに!?」
隣国とは確かに小規模な戦争を繰り返していた、だがこれは別物だ、どちらかが降伏するまで続けられる大戦争となる。アルガノット国と輸出輸入を絶ち、稀に見る凶作が数年続いているという、和平締結をしているグラディス王国としては本来なら支援を行うところを、セーデルは領土の半分を譲れば検討をするという、非道な条件を出していた。
そしてそれが本気なのだと思わせるため、隣国との境界線でグラディス王国から小規模ながら戦争を仕掛けていた。
アルガノット国は先々代より信頼関係を気付いており、これまでの攻撃も甘んじて受けていたが、あちらでは領土間戦争が激しくなってきているという、下手をすれば国をも潰しかねない。大戦をするという選択肢以外をなくしてしまったのかもしれない。
もう少しもつかと思ったが、アシュベルが考えを巡らす、明朝ということは大戦を止める手立てはない、だが最小限で両国間の被害を押さえ、セーデルの作ったこのシナリオを崩さなければならない。
「アルガノット国との境界線にある領土はロベール、ルロワだったな、」
この2領主はセーデルの手中にある、戦争用にと国から高額すぎる特別支援金を受け取っていた筈。
証拠の書簡の写しはアシュベルが持っているが、今それを公表したところで明日までにどうにかなるとは思えない――――――――何か策はないか。
「アルガノット国王、もしくは軍隊長に近しい人に会えないかしら」
エレナが意見を出すが、それはあまりにも難しい。
「もうあちらは大戦の準備をしてしまっている、火が付いているんだ、そう簡単には止められないよ」
「火なら消せるはず、わたしが隣国へ潜入するわ、アシュはグラディス国側で応戦を最小限に止めて・・・・なるべく死者をださないで」
戦争は人が死ぬもの、分かっているが思わず、その想いをアシュベルに託す。
「駄目だ、ヒメちゃん、君を守るのが俺のやくめなんだ、一人では行かせられない!」
「アシュ、大丈夫、3千年の間うまくやれたのよ、この世界の人を守るのがわたしの宿命なの。だからお願い、グラディスをあなたに託したいの、」
「なら、アルガノット国には俺が潜入する、これは隊長命令だ」
「―――――――アシュ、わかっているのでしょう、」
これはわたしの役目、そうエレナの瞳が告げている、だが大切なこの女性をどうして手放すことが出来る。
「すまないが、今回は戦争だから君の願いは聞けない、このままひとまず城へ戻り、境界線の領地と話をつけに行く」
アシュベルは譲らない、これがセーデルの企みだろうと行かせはしない、混沌の闇を相手にするのではないのだから、と自分に言い聞かせて。
エレナはアシュベルを振り切ることも出来たが、彼の苦しそうな表情に小さく答える。
「わかった、」
アシュベルはエレナから嫌われてもいい、大戦のさ中彼女を一人敵陣へ送り込むような真似はできるわけがなかった。
二人は急ぎ城へ戻る、城では軍備で慌ただしく想像以上に城は混乱していた、アシュベルは第一近衛隊の配属を指揮する。他の近衛隊等の配備の情報も頭にいれつつ、素早く明確指示をだしていく。兵士をまとめる軍団長及び副軍団長はすでに国境沿いに向かっているという。先日の夜会が功を奏したらしく、得るべき情報がアシュベルのもとに随時届けられる。
セーデルは執務室に居るとの情報がとれた、軍とは関係ないとされているがさすがに宰相である彼が王女の傍に付きっきりというのは周囲に不信感を与えかねない。彼は官僚として、そしてこの国の事実上のトップとして抜け目なく自らの責務を果たしたいく。
エレナはひとりでも敵陣へ乗り込む可能性があったので、側近としてリュカやカリーナらと行動を共にするよう命じた。
基本近衛隊は城に残り、王族の警護をする。
第一近衛隊も武装し、砲台などの位置に弓士を配置したり、城の内部外部問わず配置させた。
「王女側近のベネットにこれを、警護のための伝令だ」
アシュベルが封書を部下に渡す、あの時見たものが真実であれば必ず伝わるはずだ、セーデルの手の内の者に見つからなければいいが。
目まぐるしくアシュベルは大戦のための準備をし、国境へ向かう手はずを整える。
――――――ヒメちゃん
ざっと見渡しても彼女の姿を捉えることが出来ない。
「リュカ、カリーナ、ヒメちゃんは!?」
「少し前に前線へ向かいました、アシュベル様の許可はいただいていると・・・・」
リュカとカリーナは顔を見合わせ、アシュベルの態度からそれがエレナの嘘だと気付く。
これだけ彼女に気を配っていたのに、見過ごしてしまうなんて・・・。
やはりおれでは君をつなぎとめておけないのか。
この大戦はすでに動き始めている、後戻りが出来ないというのに。
受け取った伝令以上にアルガノット国は殺気立っている、人々の心のタガが外れてしまっているんだ。
今まで我慢していたぶん、せきをきって流れ出す、人の狂気。
もし王位継承者だとばれれば、最悪殺される可能性もある。
なのに何故たった一人で―――――。
はぁ。分かっていことなのにこれほど心が彼女で溢れていると・・・。
ならば、エレナに追いつくまでだ、それをアシュベルは優先させることを決意する。
アシュベルは彼女の従者なのだから。
「今より国境へ向かう、これは戦争だ、我々は前線に出るわけではないが火の粉はかかってくるだろう、必ず生きて戻れ」
「はい!」
鋭く言い放つアシュベルの言葉に、その場にいる全員に緊張が走る。
少数の近衛隊の隊員を引き連れ、アシュベルを先頭に彼らは国境近くのロベール、ルロワ領を目指して城を後にする、アシュベルの心にはエレナが無事でいる事がなによりも気持ちを多く占めていた。
「オーギュスト公爵とは話ができた?」
二頭の馬の手綱を握り、エレナは門の前で待っていた。
「そうだね、やはり僕はこの家が苦手だと確信したよ、それだけかな」
「そう、」
エレナは深く追求してこない、彼はここへ来る前からオーギュスト公爵への嫌悪を隠したまま連れてきてくれた。もしかしたら、この屋敷で彼は辛い目にあったのかもしれない、それは兄弟で過ごした日々と重なる。エレナは心の内で思う ――――――― あの厳格な父親の元、孤独な子ども時代を送ったのではないかと。
でもそれは、彼が話したくなったらきっとわたしに言ってくれる、今はそれを待とう。
城へ戻ろうと二人が馬に乗った時、近衛隊の一人が馬を飛ばして近づいてきた。
「アシュベル隊長、隣国であるアルガノットが我がグラディス王国に明朝攻め入ってくるという情報が入り、軍隊長殿のもとにセーデル宰相がお越しなり、全勢力を持って迎え撃つようにとの指示がだされました」
「なに!?」
隣国とは確かに小規模な戦争を繰り返していた、だがこれは別物だ、どちらかが降伏するまで続けられる大戦争となる。アルガノット国と輸出輸入を絶ち、稀に見る凶作が数年続いているという、和平締結をしているグラディス王国としては本来なら支援を行うところを、セーデルは領土の半分を譲れば検討をするという、非道な条件を出していた。
そしてそれが本気なのだと思わせるため、隣国との境界線でグラディス王国から小規模ながら戦争を仕掛けていた。
アルガノット国は先々代より信頼関係を気付いており、これまでの攻撃も甘んじて受けていたが、あちらでは領土間戦争が激しくなってきているという、下手をすれば国をも潰しかねない。大戦をするという選択肢以外をなくしてしまったのかもしれない。
もう少しもつかと思ったが、アシュベルが考えを巡らす、明朝ということは大戦を止める手立てはない、だが最小限で両国間の被害を押さえ、セーデルの作ったこのシナリオを崩さなければならない。
「アルガノット国との境界線にある領土はロベール、ルロワだったな、」
この2領主はセーデルの手中にある、戦争用にと国から高額すぎる特別支援金を受け取っていた筈。
証拠の書簡の写しはアシュベルが持っているが、今それを公表したところで明日までにどうにかなるとは思えない――――――――何か策はないか。
「アルガノット国王、もしくは軍隊長に近しい人に会えないかしら」
エレナが意見を出すが、それはあまりにも難しい。
「もうあちらは大戦の準備をしてしまっている、火が付いているんだ、そう簡単には止められないよ」
「火なら消せるはず、わたしが隣国へ潜入するわ、アシュはグラディス国側で応戦を最小限に止めて・・・・なるべく死者をださないで」
戦争は人が死ぬもの、分かっているが思わず、その想いをアシュベルに託す。
「駄目だ、ヒメちゃん、君を守るのが俺のやくめなんだ、一人では行かせられない!」
「アシュ、大丈夫、3千年の間うまくやれたのよ、この世界の人を守るのがわたしの宿命なの。だからお願い、グラディスをあなたに託したいの、」
「なら、アルガノット国には俺が潜入する、これは隊長命令だ」
「―――――――アシュ、わかっているのでしょう、」
これはわたしの役目、そうエレナの瞳が告げている、だが大切なこの女性をどうして手放すことが出来る。
「すまないが、今回は戦争だから君の願いは聞けない、このままひとまず城へ戻り、境界線の領地と話をつけに行く」
アシュベルは譲らない、これがセーデルの企みだろうと行かせはしない、混沌の闇を相手にするのではないのだから、と自分に言い聞かせて。
エレナはアシュベルを振り切ることも出来たが、彼の苦しそうな表情に小さく答える。
「わかった、」
アシュベルはエレナから嫌われてもいい、大戦のさ中彼女を一人敵陣へ送り込むような真似はできるわけがなかった。
二人は急ぎ城へ戻る、城では軍備で慌ただしく想像以上に城は混乱していた、アシュベルは第一近衛隊の配属を指揮する。他の近衛隊等の配備の情報も頭にいれつつ、素早く明確指示をだしていく。兵士をまとめる軍団長及び副軍団長はすでに国境沿いに向かっているという。先日の夜会が功を奏したらしく、得るべき情報がアシュベルのもとに随時届けられる。
セーデルは執務室に居るとの情報がとれた、軍とは関係ないとされているがさすがに宰相である彼が王女の傍に付きっきりというのは周囲に不信感を与えかねない。彼は官僚として、そしてこの国の事実上のトップとして抜け目なく自らの責務を果たしたいく。
エレナはひとりでも敵陣へ乗り込む可能性があったので、側近としてリュカやカリーナらと行動を共にするよう命じた。
基本近衛隊は城に残り、王族の警護をする。
第一近衛隊も武装し、砲台などの位置に弓士を配置したり、城の内部外部問わず配置させた。
「王女側近のベネットにこれを、警護のための伝令だ」
アシュベルが封書を部下に渡す、あの時見たものが真実であれば必ず伝わるはずだ、セーデルの手の内の者に見つからなければいいが。
目まぐるしくアシュベルは大戦のための準備をし、国境へ向かう手はずを整える。
――――――ヒメちゃん
ざっと見渡しても彼女の姿を捉えることが出来ない。
「リュカ、カリーナ、ヒメちゃんは!?」
「少し前に前線へ向かいました、アシュベル様の許可はいただいていると・・・・」
リュカとカリーナは顔を見合わせ、アシュベルの態度からそれがエレナの嘘だと気付く。
これだけ彼女に気を配っていたのに、見過ごしてしまうなんて・・・。
やはりおれでは君をつなぎとめておけないのか。
この大戦はすでに動き始めている、後戻りが出来ないというのに。
受け取った伝令以上にアルガノット国は殺気立っている、人々の心のタガが外れてしまっているんだ。
今まで我慢していたぶん、せきをきって流れ出す、人の狂気。
もし王位継承者だとばれれば、最悪殺される可能性もある。
なのに何故たった一人で―――――。
はぁ。分かっていことなのにこれほど心が彼女で溢れていると・・・。
ならば、エレナに追いつくまでだ、それをアシュベルは優先させることを決意する。
アシュベルは彼女の従者なのだから。
「今より国境へ向かう、これは戦争だ、我々は前線に出るわけではないが火の粉はかかってくるだろう、必ず生きて戻れ」
「はい!」
鋭く言い放つアシュベルの言葉に、その場にいる全員に緊張が走る。
少数の近衛隊の隊員を引き連れ、アシュベルを先頭に彼らは国境近くのロベール、ルロワ領を目指して城を後にする、アシュベルの心にはエレナが無事でいる事がなによりも気持ちを多く占めていた。
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