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二話 集え!冒険者!
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イスワルドについてから数日が経った。
今いる町はガンモドゥキと言う。
俺はお金が無いので飯も食えてない。早くも餓死しそうだ。
酒場が仕事の斡旋所になっているようだが、どうやらパーティーを組んでないと相手にされないらしい。
「旦那。そのおかしな木の棒で本当にモンスターや化物とか盗賊と闘えると思っているのかい?笑わせてくれるねえ。話にならねぇな。けえったけえった!パーティーを組んでから家に来るんだな。まっ旦那みたいな変質者とパーティーを組んでくれる奴が居るとは思えないがな。じゃあな。」
「ちょっと待ってくれよ。俺だって好きでこんな装備をしているんじゃないんだ。ちゃんと働く意思もある。何か安全な仕事とか紹介してくれないか?このままじゃ死んじまうよ。主に餓死で。」
「そうは言ってもよ。家にはモンスター退治とか盗賊退治みたいな荒っぽい仕事しかないんだぜ。木の棒一本じゃ現実は変えられねえのさ。大人しく何処かで土下座して食事を恵んで貰うか…物好きとパーティーを組むんだな。このガンモドゥキの町にもパーティーを斡旋する酒場がある。そこにまずは行ってみる事だな。」
「分かったよ。マスター。必ずパーティーを見つけてここに戻ってくるからな。じゃあな。」
そう言って俺は酒場を抜け出すともう一軒あるという酒場を探して歩き始めた。
腹が減って力がでない。パーティーを見つけたらまずは飯を奢って貰おう。そうしないと死ぬ。
女神様…せめて数日分の飲食費位は持たせて欲しかったな。
こんな木の棒一本で放り出しやがって、絶対許さん。今度出会ったらエクスリボルグでしばく。まじで!
そんな事を考えながら歩いていたら酒場についた。ルイズの酒場というらしい。
中に入る。そこには女のマスターと沢山の冒険者でごった返していた。
「あの…パーティーを探しに来たんだけどどうすれば良いんだ?」
「ブフォ…木の棒を背負ってる…ごめんなさい。笑ってしまって…貴方は木の棒で武装する位貧しいのね。良いでしょう。ここでは必ずパーティーが見つかります。もう少しの辛抱よ。そうしたら鉄の剣が装備出来るようになるわ。」
「勘違いしているポイントが一つある。俺は祝福されていてこの木の棒…エクスリボルグ以外何も装備できないんだ。だから俺は一生木の棒を装備したままだ。」
「ええ…ドン引きしたわ。嘘をついても仕方ないから募集要綱に木の棒は外せないって書いておきましょう。職業は何かしら?」
「えっと高校生…ではなくて…無職です。」
「それは分かっているわ。何か希望の職業は無いの?」
「そうだな。やっぱりここは勇者で行っとくか!」
「えっ…そんな知識もないの?勇者は何処かの国で認められた者しか慣れないのよ。だから自分から名乗る職業ではないの。認可制なのよ。今の貴方はなれて剣士って所ね。いや木の棒なんだけど。」
「分かったよ。じゃあ剣士で。それでどうしたらパーティーを見つけられるんだ?」
「この酒場で声が掛けられるまで待っているのよ。こっちからアクションは起こせないわ。」
「待つのは良いんだけど…食事を恵んで貰えないか?もう何日も食っていないんだ。流石にそろそろ死にそうだ。」
「仕方ないわね。家の中で死なれても困るし…簡単な食事を出してあげましょう。」
「あでぃがどう!グスグス…ぼんどうにあでぃがどうございまぶ。じぬがどおもっだ!」
俺はルイズさんから食事を頂くとかっこんだ。その後俺を仲間にしてくれる冒険者を席でひたすら待つ。話しかけて貰える事もあったが全部冷やかしだった。
「フフフ…木の棒が外せませんって。まじでか?あり得ない。絶対パーティーに入れられない。」
「木の棒なのに剣士を名乗るのか…しかも外せないって…信じられない。」
「俺も寛容な方だが…木の棒はちょっとな。他の奴にしようぜ。おっこっちの奴はちゃんと剣装備しているぞ!」
等等…
俺をパーティーに入れようなんて変わり者はいないのか。俺は次第に来てくれる冒険者に対する対応もおざなりになっていった。
この酒場に来てから一週間経った。ルイズさんの情けで食事だけは困っていない。
ああ…また冷やかしの冒険者か…金髪碧眼の美しい女の子だった。こんな子と冒険に出たかったなぁ。
「慎吾と言ったかしら?条件はあるけど貴方をパーティーに迎え入れましょう。私の名前はエリー。どう?私のパーティーに入らない?」
「冷やかしならお断りだ。俺をパーティーに誘う?悪質な冷やかしだな。そんな事を言われたのは初めてだ。消えてくれ。どうせ俺は誰にも求められていないんだ。」
「慎吾…貴方の装備が木の棒でも良いわよ。こちらの使命に協力してくれるなら貴方を快く迎えましょう。…人間不信になっているのね。でも私は嘘を言ったり貴方を馬鹿にしたりはしないわ。ただ私に協力して頂戴。」
「本当の本気で言っているのか?この俺をパーティーに迎え入れるって?マジでか。分かったよ。このままここで腐っている訳にも行かないしな。でも覚えておいてくれ。俺は木の棒を振り回す以外何も出来ないぞ。」
「私は魔法が使えるからきっと何とかなるわよ。私はごく個人的な目標の為にパーティーを組むけれど良いかしら?」
「個人的な目標ってなんだ?」
「旅の先々で居なくなった兄を探すの。どうしてももう一回会いたいんだけど何処にいるか分からないわ。私は黄金財宝にも魔王にも興味は無いの。最強の冒険者を目指すつもりも無いわ。それでも良いかしら?」
「良いんじゃないかな。俺は魔王退治とかに駆り出される方が困る。まともに闘えないしな。君のお兄さん探しの方が危険は少なそうだ。」
「よしそれじゃあ決まりよ。慎吾。冒険の旅に出掛けましょう。行先は決まってないけれど…何処にでも着いてきて頂戴。」
「了解。それじゃあ行きますかね。ルイズさん。今まで食事ありがとうございました。行ってきます。」
「ようやくパーティーが見つかったんだ。やったじゃない。もうここには戻ってきちゃ駄目よ。行ってらっしゃい。」
こうして俺とエリーは依頼をこなしながら町を巡る冒険に出る事になった。エリーの兄を探して。
次の旅に続く
今いる町はガンモドゥキと言う。
俺はお金が無いので飯も食えてない。早くも餓死しそうだ。
酒場が仕事の斡旋所になっているようだが、どうやらパーティーを組んでないと相手にされないらしい。
「旦那。そのおかしな木の棒で本当にモンスターや化物とか盗賊と闘えると思っているのかい?笑わせてくれるねえ。話にならねぇな。けえったけえった!パーティーを組んでから家に来るんだな。まっ旦那みたいな変質者とパーティーを組んでくれる奴が居るとは思えないがな。じゃあな。」
「ちょっと待ってくれよ。俺だって好きでこんな装備をしているんじゃないんだ。ちゃんと働く意思もある。何か安全な仕事とか紹介してくれないか?このままじゃ死んじまうよ。主に餓死で。」
「そうは言ってもよ。家にはモンスター退治とか盗賊退治みたいな荒っぽい仕事しかないんだぜ。木の棒一本じゃ現実は変えられねえのさ。大人しく何処かで土下座して食事を恵んで貰うか…物好きとパーティーを組むんだな。このガンモドゥキの町にもパーティーを斡旋する酒場がある。そこにまずは行ってみる事だな。」
「分かったよ。マスター。必ずパーティーを見つけてここに戻ってくるからな。じゃあな。」
そう言って俺は酒場を抜け出すともう一軒あるという酒場を探して歩き始めた。
腹が減って力がでない。パーティーを見つけたらまずは飯を奢って貰おう。そうしないと死ぬ。
女神様…せめて数日分の飲食費位は持たせて欲しかったな。
こんな木の棒一本で放り出しやがって、絶対許さん。今度出会ったらエクスリボルグでしばく。まじで!
そんな事を考えながら歩いていたら酒場についた。ルイズの酒場というらしい。
中に入る。そこには女のマスターと沢山の冒険者でごった返していた。
「あの…パーティーを探しに来たんだけどどうすれば良いんだ?」
「ブフォ…木の棒を背負ってる…ごめんなさい。笑ってしまって…貴方は木の棒で武装する位貧しいのね。良いでしょう。ここでは必ずパーティーが見つかります。もう少しの辛抱よ。そうしたら鉄の剣が装備出来るようになるわ。」
「勘違いしているポイントが一つある。俺は祝福されていてこの木の棒…エクスリボルグ以外何も装備できないんだ。だから俺は一生木の棒を装備したままだ。」
「ええ…ドン引きしたわ。嘘をついても仕方ないから募集要綱に木の棒は外せないって書いておきましょう。職業は何かしら?」
「えっと高校生…ではなくて…無職です。」
「それは分かっているわ。何か希望の職業は無いの?」
「そうだな。やっぱりここは勇者で行っとくか!」
「えっ…そんな知識もないの?勇者は何処かの国で認められた者しか慣れないのよ。だから自分から名乗る職業ではないの。認可制なのよ。今の貴方はなれて剣士って所ね。いや木の棒なんだけど。」
「分かったよ。じゃあ剣士で。それでどうしたらパーティーを見つけられるんだ?」
「この酒場で声が掛けられるまで待っているのよ。こっちからアクションは起こせないわ。」
「待つのは良いんだけど…食事を恵んで貰えないか?もう何日も食っていないんだ。流石にそろそろ死にそうだ。」
「仕方ないわね。家の中で死なれても困るし…簡単な食事を出してあげましょう。」
「あでぃがどう!グスグス…ぼんどうにあでぃがどうございまぶ。じぬがどおもっだ!」
俺はルイズさんから食事を頂くとかっこんだ。その後俺を仲間にしてくれる冒険者を席でひたすら待つ。話しかけて貰える事もあったが全部冷やかしだった。
「フフフ…木の棒が外せませんって。まじでか?あり得ない。絶対パーティーに入れられない。」
「木の棒なのに剣士を名乗るのか…しかも外せないって…信じられない。」
「俺も寛容な方だが…木の棒はちょっとな。他の奴にしようぜ。おっこっちの奴はちゃんと剣装備しているぞ!」
等等…
俺をパーティーに入れようなんて変わり者はいないのか。俺は次第に来てくれる冒険者に対する対応もおざなりになっていった。
この酒場に来てから一週間経った。ルイズさんの情けで食事だけは困っていない。
ああ…また冷やかしの冒険者か…金髪碧眼の美しい女の子だった。こんな子と冒険に出たかったなぁ。
「慎吾と言ったかしら?条件はあるけど貴方をパーティーに迎え入れましょう。私の名前はエリー。どう?私のパーティーに入らない?」
「冷やかしならお断りだ。俺をパーティーに誘う?悪質な冷やかしだな。そんな事を言われたのは初めてだ。消えてくれ。どうせ俺は誰にも求められていないんだ。」
「慎吾…貴方の装備が木の棒でも良いわよ。こちらの使命に協力してくれるなら貴方を快く迎えましょう。…人間不信になっているのね。でも私は嘘を言ったり貴方を馬鹿にしたりはしないわ。ただ私に協力して頂戴。」
「本当の本気で言っているのか?この俺をパーティーに迎え入れるって?マジでか。分かったよ。このままここで腐っている訳にも行かないしな。でも覚えておいてくれ。俺は木の棒を振り回す以外何も出来ないぞ。」
「私は魔法が使えるからきっと何とかなるわよ。私はごく個人的な目標の為にパーティーを組むけれど良いかしら?」
「個人的な目標ってなんだ?」
「旅の先々で居なくなった兄を探すの。どうしてももう一回会いたいんだけど何処にいるか分からないわ。私は黄金財宝にも魔王にも興味は無いの。最強の冒険者を目指すつもりも無いわ。それでも良いかしら?」
「良いんじゃないかな。俺は魔王退治とかに駆り出される方が困る。まともに闘えないしな。君のお兄さん探しの方が危険は少なそうだ。」
「よしそれじゃあ決まりよ。慎吾。冒険の旅に出掛けましょう。行先は決まってないけれど…何処にでも着いてきて頂戴。」
「了解。それじゃあ行きますかね。ルイズさん。今まで食事ありがとうございました。行ってきます。」
「ようやくパーティーが見つかったんだ。やったじゃない。もうここには戻ってきちゃ駄目よ。行ってらっしゃい。」
こうして俺とエリーは依頼をこなしながら町を巡る冒険に出る事になった。エリーの兄を探して。
次の旅に続く
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