えっ?木の棒で異世界を冒険するんですか?

八雲 全一

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四話 探せ!ガンモドゥキの秘密!

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このガンモドゥキの町には秘密がある。
冒険者の間でまことしやかに囁かれていた。
それはどうやら金になる秘密らしい。
俺とエリーも秘密を暴くために情報を集めていた。酒場で聞いた所によると…
曰く龍神の庇護の元に宝が眠る。
曰くその宝は値千金。百万ゴールドは下らないらしい。
曰く強力なガーディアンに守られており選ばれた勇者しか宝を手に入れられないらしい。
曰くそれでも宝を追い求める者には大きな災いがあるらしい…
要は危険って事だ。それでもエリーは…

「ここで大金を手にいれれば私達の旅で金稼ぎをする必要は無くなるわ。なんとしても宝物を手にいれるのよ。聞き込みあるのみ。行ってきなさい。慎吾!」
「ガンモドゥキの町の秘密か。ご老人とかが知っているのかな?その辺りを中心に聞き込みをしてくるよ。それでいいな?」
「オーケーよ。慎吾。私は町中をくまなく探してみるわ。秘密のその一龍神を探さないといけないからね。」

と言うことで俺は町の老人が集まる古めかしい病院にやってきた。老人の憩いの場になっているらしい。現実世界でもファンタジーの世界でも老人の溜まり場になっているとは恐るべしだ。
おじいさん達に声を掛けてみる。

「ガンモドゥキの秘密って知っていますか?」
「ああん?ピチピチバニーちゃんのお尻?へへへそいつはもみしだきたいのう。ウホホ。」
「わしも若いピチピチムフムフギャルのおっぱいを揉んだり吸ったりしたいわい。グヘヘ。」
「駄目だ。このジジイ達…色ボケして話しにならないぞ。」

そこに凛々しい顔つきのジジイがやってきた。何か色ボケジジイ達とはオーラが違う。

「だぁれがエロジジイじゃい!ワシをこいつらと一緒にするな。ガンモドゥキの秘密じゃろ?最近流行っているようで皆血眼になって探しているようじゃのう。秘密を簡単に教える事は出来ん。何せ先史文明の時代からこの秘密は守られているのじゃ。どうしても知りたければピチピチギャルを連れてくる事じゃな。そうすればワシの口もついつい軽くなると言うものじゃ。」

訂正。やっぱりこのジジイも色ボケジジイと同じだった。いやーそれにしてもガンモドゥキの秘密って軽いな。もう他に辿り着いている奴がいるんじゃないか?
だってピチピチギャルを用意するだけで良いんだぜ。
まあ取り敢えず手掛かりは掴めたって事で良いか。ジジイを説得するためにもピチピチギャル…エリーの協力が必要になる。
俺は病院を出て宿屋でエリーが帰ってくるのを待った。昼の二時過ぎ頃にエリーは帰ってきた。

「もうクタクタよ。色んな場所を探し回ってみたけれど龍神に関係ある所なんて何処にも見当たらなかったわ。他の冒険者も探している様子だったけれど、当たりを引いた奴はいないようね。そっちは何か分かった?」
「エリーのピチピチボディを利用して病院のジジイから情報を引き出す事が出来る。それが秘密への近道だ。」
「何ですって?またセクハラ?詠唱破棄!レイジングフレア!」

極小の太陽が俺を焼かんとしてジリジリ近寄ってくる。

「ウェイト!ウェイト!待ってくれ。本当に情報を知っているジジイからピチピチギャルを連れてこないと情報を渡さないと言われているんだ。そのレイジングフレア?を納めてくれ。ここで死にかける訳にはいかないんだ!」

フッと掻き消えるレイジングフレア。どうやらエリーは信じてくれたらしい。

「まあ良いでしょう。男なんて皆そんなもんだし、おじいさん達も天国に逝きかけているから生への執着が強いんでしょう。」
「そうだろうな。胸を触らせて欲しいとかお尻を揉ませて欲しいとか言われるかもしれないけど大丈夫か?」
「全然大丈夫じゃないわよ!むしろどこが大丈夫だと思ったの?その時はレイジングフレアで脅しを掛けるわ。おじいさんの老い先短い人生がここで終わりますってね。」
「それはやり過ぎじゃないかな?ジジイ達チビっちゃうぜ。」
「必要な処置よ。さあ病院に行きましょう。」

俺達は再び病院に向かった。待合室のジジイが一気に群がってくる。

「ウホホーイ!美人さんじゃのう!おっぱい揉ませてくれ!」
「ワシは尻が良い!あのムチムチの尻に顔を擦り付けたいわい!」
「ワシはやっぱりキスじゃな。キスした後に顔をベロベロと舐め回したいわい。」

さっきの凛々しいジジイじゃないな。残念。ジジイ共。お前達にエリーは与えられない。俺は寄ってくるジジイを引き剥がしながら凛々しいジジイを探した。
……………………居た。病院の奥の椅子に座っていた。

「ウヒャアー。ピチピチギャルじゃ!ピチピチギャルじゃ!胸を揉んで…尻を撫でてフィーバーじゃ!やっほう!」
「エリー。あのジジイだ。奴がガンモドゥキの秘密を知っているらしい。」
「…本当にそうなの?只の色ボケジジイにしか見えないんだけれど。」
「あの凛々しさ…間違いないぜ。」
「凛々しい要素あるかしら?」
「普段は凛々しいんだよ。今はピチピチギャルを前に理性を失っているだけだ。」
「お前はさっきの小僧か。ワシの言う通りピチピチギャルを連れてきたようじゃのう。まずは胸を揉ませて貰おうかのう。フヒヒヒヒ。」

エリーは拳で答えた。バギャっと何かが砕ける音が聞こえる。うわぁ。クリーンヒットだなぁ。

「おじいさん。大人しくガンモドゥキの秘密を話して貰いましょうか?また鉄拳を食らいたくは無いでしょう?」
「は…はひ。分かりました。ハハァ!ガンモドゥキの秘密を解く鍵は町の外にある遺跡にあります。ガンモドゥキの町から東に半日のクサナギ遺跡に行ってください。そこにガンモドゥキの秘密の鍵があります。大昔の人間が巨万の富をガンモドゥキに隠したと言われて居ますが、その鍵がクサナギ遺跡にあります。ワシが知っているのはここまでです。」
「ありがとう。おじいさん。この事は私達以外には教えちゃ駄目よ。良いわね?」
「勿論です。他の人間には話しません。どんなピチピチギャルが来てもです。」
「よろしい。行きましょうか。慎吾。」
「あ…ああ。クサナギ遺跡に鍵がありか。出かけるとしよう。」

俺達は群がるジジイ達を押し退けながら病院を出た。何でおばあさんが居ないであんな色ボケジジイ達ばかりなのだろうか。謎は残る。
このまま町を出て東に街道を進む。半日程歩くとジジイが言っていたクサナギ遺跡が現れた。先史文明の遺跡らしく機械的な壁が中には広がっていた。長い間人が入った気配はない。ここは広間だ。先に進んでいくと三叉路に出た。

「どっちから進んで行く?」
「左から順々に進んで行きましょう。」
「了解。」

俺達は左の道を進んで行った。行き止まりだ。そこには機械の獣が佇んでいた。俺達を察知すると急に起動して襲いかかってきた。
敵は一体。俺はエクスリボルグを構えると機械の獣と向き合いジリジリと後退して行った。

「やべぇ。怖い。この機械の獣に勝てるビジョンが湧かない。」
「取り敢えず…ひっぱたいてみなさいよ。何かアーティファクトの効果が発動するかもしれないわ。私も魔法で攻撃するから。」
「畜生!ええい!ままよ!喰らえ!必殺の一撃!」

俺は走って機械の獣の前に躍り出ると何回もエクスリボルグでひっぱたく。殴った手応えは有るのだが…機械の獣はコロンと横に倒れてヒクヒクと痙攣し始めた。
えっ何?まじで効いてるの?この前の盗賊にも効いてたけど…エクスリボルグには殴るとスタンさせる効果でも有るんだろうか?
そう考え込んでいると後ろから声を掛けられた。

「慎吾!やるじゃない。後は私が始末するわ退きなさい。詠唱破棄!インパクトライトニング!」
巨大な雷の塊が機械の獣を穿つ。
その衝撃に耐えきれずに機械の獣は爆発した。

「やっぱりすげえや。俺なんかより何倍も強いな。エリー。君の魔法は最高だ。」
「ありがとう。さあ次に行くわよ。」

俺達は来た道を戻り三叉路まで戻ってきた。次は中央の道を進んでみる。また行き止まりだ今度は何もないが…碑文が置いてある。

「中央広場地下」と書いてある。ガンモドゥキの秘密に関わって居るのか?俺はメモを取っておいた。

「これはガンモドゥキの秘密に関係しているのかしらね。確かに町には中央広場が有るけれどそこに地下なんかは無いわ。」
「地下に潜る方法があるのかもしれないな。先に進むか。」
「そうしましょう。」

俺達は三叉路まで戻り、右の通路を進んで行くと…五体の機械獣が現れた。一斉に飛び掛かってくる。距離は三十メートル程。俺はエクスリボルグを強く握った。

「この距離なら!決められるわ!汝第三の理を護る天理の守り人なり…雷神の雷がそを穿つ!トールハンマー!」

雷のハンマーが機械獣を叩き爆裂した。余波で俺も吹き飛ばされそうになる。
一体だけ生き延びた機械獣が俺を無視してエリーに突っ込んでいく。
エリーは押し倒され喉を咬みきられそうになる。

「嫌あ!死ぬわ!助けて慎吾!」
「任せろ!せい!喰らえ!エクスリボルグ!」

俺はエクスリボルグで思い切り何度も機械獣を殴り付けた。そうするとコテンと横に倒れる機械獣。スタンしたようだ。フゥどうにか間に合ったようだな。

「ありがとう。慎吾。こいつ!死になさい!詠唱破棄!インパクトライトニング!」

巨大な雷の塊がスタンしている機械獣を穿ち破壊した。
通路を進んでいくと二階への階段があった。それを登っていく。
二階には大広間があるだけだった。それだけなら問題ないのだが一際大きな機械獣が鎮座していた。
起こさないようにそおっと横を通り抜けようとしたが発見された。

「見つかったぞ!エリー。俺はエクスリボルグで滅多打ちにする!魔法を頼むぞ!」
「了解。こいつをさっさと倒して秘密の情報を得るわよ。」

巨大機械獣は大きく手を振って凪はらって来た。俺はエクスリボルグを構えてガードするが吹っ飛ばされた。

「グハァ…ガハッガハッ。骨が逝ったかもしれない。」
「しっかりしなさい。慎吾。回復魔法よ。詠唱破棄…エクスヒーリング!」

体の痛みが消えていく気がする。俺は再び立ち上がった。
巨大機械獣はこちらを向くと目からレーザーのようなものを発射してきた。とっさにエクスリボルグを構えて防ぐ。
折れたり燃える事は無いようだが熱された熱が伝わってくる。熱くて持っていられないが俺は堪えて持ち続けた。

「いつまでも慎吾に構ってばっかりとは舐められているわね!詠唱破棄!メテオストーム!断続霊爆!」
隕石の雨が巨大機械獣に降り注いだ。そして着弾と同時に派手に爆発する。俺へのレーザー攻撃が途絶えた。俺はエクスリボルグを構えて巨大機械獣に突進した。足元に駆け寄ると何度も足をひっぱたいた。
気絶する事は無いようだが大きくよろめいた。隕石の爆撃も続いている。これは大きな隙だ。エリーに向かって叫ぶ。

「今ならどんな大技も決まるぞ!叩き込んでくれ!」
「了解!取っておきよ!グングニル!衛星軌道から転移!詠唱破棄!ヘルレイズスパーク!」

神槍グングニルを召喚すると加速をつけて巨大機械獣の体に突き刺しそして爆発させる。遺跡自体が崩れそうなほどの大きな揺れが起きた。巨大機械獣は完全に沈黙した。

「ハァハァ。ようやく死んだわね。手こずらせてくれちゃって。先に進みましょう。恐らくこいつが遺跡の門番。この先に遺跡の宝があるはずよ。」
「強敵だったな。了解だ。」

俺達は大広間の奥に進んでいく。そこにはアーティファクトと碑文が置かれていた。

アーティファクト…ゼオンボルグ
かつて神々の闘いで用いられていた雷を纏う必勝の槍。投擲しても必ず手元に戻ってくる。

「だとさ。これはエリーが身を護る為に持っていてくれ。俺はエクスリボルグ以外装備できないしな。」
「了解よ。結構な貴重品ね。これだけでもここに来た成果としては充分ね。碑文も読んでみましょう。」

「これを読むものを勇者として認める。この遺跡のボスを倒した証拠だ。中央広場の鯉の像を調べよ。それが龍神だ。しかれば財宝への道は開かれるであろう。しかし最強のガーディアンが待っている。心して挑むが良い。」

「これは揺るぎ無い証拠ね。ガンモドゥキの秘密は手にいれたも同然よ。ガーディアンが待っていると言うけれど…私と慎吾なら大丈夫。行きましょうか。」
「最強のガーディアン…それもエクスリボルグで気絶させられるのかな?そうだったら楽勝なんだけどさっきの巨大機械獣も気絶はしなかったしな。」
「考えていても仕方無いわ。ガンモドゥキに戻りましょう。」
「了解。」

俺達はガンモドゥキに戻った。時刻は真夜中だった。件の中央広場に居る。夜と言う事もあり人気は無い。鯉の像を調べる…像がゴトリとずれた。そこにはボタンがある。
俺はドキドキしながら押してみた。すると謎のレーザー光線が俺達を走査した。そして音声がなる。

「貴方達を勇者と認めます。ガンモドゥキの秘密
。地下の財宝に挑戦する権利を与えます。」
「ゴクリ…この先に財宝が…」
「さっくりガーディアンを倒して頂きましょう。」

地下への通路が現れる。俺達はおっかなびっくり地下へ降りていった。
通路は石造りのしっかりした作りだった。湿気が高く汗が滲んでくる。
先に進んでいくと棺の様な箱がある部屋に出た。
ガーディアンの姿は無い。

「慎吾。開けてみるわよ。部屋はこの先にも続いているけど財宝が入っているかもしれないわ。」
「了解。気を付けろよ。エリー。」

エリーは恐る恐る箱を開ける。すると中には金髪赤目の少女が入っていた。ギロリと目を開けてこちらを威嚇してくる。間違いない。とんでもない格上だ。俺達で勝てるのだろうか?

「貴様らがガンモドゥキに眠るボクの財宝を荒らす無礼者か。ポチの分際で生意気だな。ボクは分霊も良いところだがポチを葬るには分不相応な位強い。ここで死ぬが良い。己の身を弁えない不敬ものよ。」

ヤバい。鳥肌が立つ。こいつは闘ってはいけない部類の化け物だ。本能が拒否する。

「エリー。こいつはヤバい。オーラが違う。君の魔法でどうにかなるのか?」
「分からないわね。まったく。私の魔法も無数にあるけどどれが効くかを試している暇はないわ。」

「何をブツブツ喋っている。剣を取れ!ポチよ。ン…お前の持つその木の棒は?面白いアーティファクトを持っているな。殺すことは出来なくてもボクに届くかもしれないぞ。では最初から全力でいかせて貰おう。無駄な時間を使うのは趣味じゃない。創世誅滅刀…抜錨!天理創世天地創造撃!」
原初のアーティファクトが世界をも産み出す伝説の一撃を放った。虹色の螺旋がジワジワと俺達に迫ってくる。この地下室全てを螺旋が擂り潰していく。まるで英雄の様な権能行使だ。これが神の領域と言う事なのか。でも俺もここで止まっていられない。

「エクスリボルグ!死ぬときはどうせ死ぬ。最後の賭けだ。行くぞ!」

その時エクスリボルグから声が聞こえた…思い起こしても確かにそれは声だった気がする。

???
「対神霊討伐戦闘。エクスリボルグの機能を一時的に解放します。究極の一閃。対星必殺奥義!億劫蓬莱神獄剣!解放!」

エクスリボルグからどす黒い閃光が螺旋を描いて棒を取り纏った。星すら滅ぼす一撃…こんなものがエクスリボルグの真の力なのか…でもこの剣を振るかどうかは俺にかかっている。振ろう。この一撃で星が滅びるとしても俺は生きるために足掻く!行くぞ!無銘の英雄よ!

俺はエクスリボルグを構えて虹色の螺旋に突入していった。エクスリボルグに纏う黒い閃光が攻撃を中和していく。
エリーは後ろで見守っている。何も出来ないのが歯痒そうだが仕方無い。世界をも産み出す権能の一撃を相手にするのだ。
螺旋を抜けた。目の前には無銘の英雄が創世誅滅刀を前に向けて技を放出したまま固まっている。俺が天理創世天地創造撃を抜けて来るとは思ってもいなかったのだろう。チャンスだ。俺は固まっている彼女をエクスリボルグでタコ殴りにした。
対星必殺奥義だけあって無銘の英雄は卒倒して、ヒクヒク体が震えていた。
まあ物凄く痛いんだろう。こっちは相変わらず木の棒でひっぱたいた位の認識しかないんだが。
天理創世天地創造撃も解除されて地下室も普通の様子に戻った。
エリーが近寄ってくる。

「慎吾!大丈夫だった?エクスリボルグはやっぱりただの木の棒じゃなかったのね。あんなに強烈な必殺技を無効にして突っ切っていけたんですもの。ガーディアンには可哀想だけどゼオンボルグで止めを刺すわ。退いて頂戴。」
「分かった。こいつは放っておく事は出来ないだろうしな。それに元々エクスリボルグの一撃で死んでいるはずだったんだ。俺好みの美少女だったんだが…」
「こうするしかないのよ。えいっ!」

エリーがゼオンボルグで無銘の英雄の心臓を貫いた。すると彼女の体は塵になって風に吹かれて行ってしまった。

「これでようやく財宝にありつけるわね。先の部屋に行くわよ。」
「了解。」

俺達は奥の部屋に進んでいく。そこには金貨がそこそこに入っている透明な容器とタブレットが備え付けられていた。俺はタブレットを触ってみる。
すると動画が再生された。

「ようこそ。ガンモドゥキの最深部へ。貴方達は到着二号です。一番乗りでは無いため賞金は著しく減少します。現在の貨幣価値に換算して十万ゴールドが報酬になります。」
「はあ?ふざけないでよ。ここまで危険を犯したのに貰える財宝は噂の十分の一なんてあり得ないわ。クソ!私達の前に到着した連中が百万ゴールド持って帰ったのね。そいつらは今何処にいるのよ?」
「最初の到着者は今から三百年前になります。財宝の九十パーセントを略奪してこの遺跡を去りました。貴方達には残りの十パーセントを差し上げます。」
「過ぎた事は仕方がない。何か他にアーティファクトの報酬何かは無いのか?」
「特にありません。十万ゴールドを取ってお引き取り下さい。」
「納得がいかないけど十万ゴールドでも大金ね。有り難く頂いてこの場を去りましょう。」

俺達は透明な容器を開けるとその中に入っていた十万ゴールドを所持金に加えた。
そして遺跡を去り、宿屋に戻り休むことにした。

「エリー。一緒に風呂に入って体を洗い合わないか?とてもムフムフすると思うぞ。」
「入らないわよ。本当にあんたはセクハラが好きね。」
「綺麗な女の子にセクハラをするのが俺の生き甲斐だからな。持病みたいなものだ。許してくれ。」
「まだ慣れないわ。慣れたら慣れたで何かムカつくけどね。…今日は疲れたし私はもう寝るわ。また明日仕事をしましょう。お疲れ様。」
「また明日な。エリー。……寝ている内にムフムフな所をじっくりと監視しておくか。ムフムフムフムフ!」

次の旅に続く
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