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五話 旅せよ!イシュタルの町!
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ガンモドゥキの秘密を解き明かした今は金銭的に余裕が出たのともうこのガンモドゥキの町に良い依頼が無いのも合わさり別の町に移動する事にした。
ガンモドゥキの町から最寄りのイシュタルの町だ。女神信仰が厚い町で暮らしやすい町らしい。
そこにエリーの兄が居るかもしれないと踏んでの行動だった。
イシュタルの町はガンモドゥキの町から東に一週間程歩いて到着する。この世界では今オーディン大陸と言う場所に居るらしい。その中でも現在は最西南端に居る。
元々エリーがいたメギド国は北にあるらしい。そこから南へ南へと旅をしてきたそうだ。
俺達は宿屋で旅支度を整えるとガンモドゥキの町を出た。あまり長くは居なかったが、この町だけでも色々な思い出がある。
その思い出を次の旅に生かすとしよう。
まあこの町の中だけでも大分成長できた。エクスリボルグも多少は役に立つ木の棒だって分かったしな。
俺にはこの町で得た金銭よりもそっちの方が重要な事だった。何せ少し前までは木の棒を持たされて異世界に放置されたもんだと思い込んでいたからだ。
街道を東に進みながらエリーに話し掛ける。
「エリー。イシュタルの町についたらどうするんだ?」
「勿論兄を探すわ。私の旅の唯一無二の必須目標だもの。」
「それが終わったらどうするんだ?」
「十万ゴールドは有るとはいえお金はいくら有っても足りないもの。また仕事の日々ね。それでまた目ぼしい仕事がなくなれば次の町に行く事になるわ。少なくとも今までの旅はそうして過ごしてきたの。だからまだ町は五つ位しか回れていないわ。」
「うーん。それだといつお兄さんに辿り着くか分からない。むず痒い気分になるな。」
「仕方無いわよ。もう両親も死んじゃったし…後始末の為に最後のワンピースを探し出す旅よ。そんなに急いでないわ。しかもその旅が終わったら本当にやる事が無くなってしまうもの。またメギドでお嬢様生活に戻る訳にもいかないしね。」
「目的が無くなってパーティー解散になったら俺も困るな。難しいもんだ。」
「でしょ。まだ旅を続けても良いと思うけど、同時に何処かに落ち着いて暮らしてみたいとも思うわ。」
「その時は俺が着いていってもいいか?」
「またお得意のセクハラかしら?詠唱破棄!レイジングフレア!」
極小の太陽が俺に向かって落ちてくる。何度もやり取りをしたので流石に慣れてきた。と言ってもどう言えば伝わるのか分からん。ここは正直に…
「待った。エリー。俺はセクハラでも何でもなくて本気で思っているんだ。俺を救ってくれた君だから君のいる場所に行きたい。別に付き合ってくれって言ってる訳じゃないんだ。俺も何処に行っていいか分からないしさ。」
「レイジングフレア解除。そう言うことなら良いけど。自立するって考えは無いのかしら。」
「こんな美少女と知り合ったんだ。ヒモになって何が悪い。」
「本音が出たわね。レイジングフレア!もやしつくしなさい!変質者を!」
ドワォドグワパピパウァー!俺は極少の太陽に焼かれた。俺をその後見かけた者は居なかった…とは行かないんだな。
俺は全身の痛みと熱さに襲われながら卒倒した。
エリーは我関せずと放置して歩いて行ってしまう。
「待ってくれ~。置いていかないでくれ。」
そう情けない声を上げながら俺は立ち上がり必死にエリーに着いていった。焼かれる前にセクハラ止めろ…と俺は心掛けている筈なのだが…今回は駄目だった様だ。
そんなこんなでイシュタルへの旅路を進んでいると行商人に出会った。
行商人は商品を勧めてくる。
「おやこれは旦那とお嬢さん…二人旅ですか。こんな美人のお嬢さんと羨ましいですね。旦那。ン?何でったって旦那は木の棒を背負っているんですか?そんなもんじゃ誰も倒せませんよ。…取っておきの武器があるんです。木の棒何か背負わないでそっちの武器を買いませんか?」
「オヤジ…俺は好きで木の棒を背負っているんじゃないんだ。神に祝福された武器でな。取り外す事は出来ないんだ。だから新しい武器も装備出来ない。残念ながらあんたの商品は必要ない。放っておいてくれ。」
「まあまあ。慎吾。私なら自由に装備を変更できるから見るだけ見ていきましょうよ。」
「勝手にしてくれ。俺はどんな装備でも必要ないからな。」
こちらですと行商人が武器を見せる。
武器名 ヴァジュラ
先史文明より以前の神話時代の対軍アーティファクト。投げつけると雷の爆裂で対象を殲滅する。その後自動で持ち主の元に戻る。
価格 十五万ゴールド
「如何ですか。何度でも使える強力なアーティファクトですよ。値段も勉強させて貰いました。」
エリーが口を開く。
「五万ゴールド。」
行商人が答える。
「十二万ゴールド。」
「駄目ね。出せて八万ゴールド。」
「負けに負けて十万ゴールドで如何ですか?」
「仕方無いわね。十万ゴールドで買ったわ。」
俺も口を挟む。
「おいおい。ガンモドゥキの秘密で手にいれた金を全部使うつもりかよ。この先の旅はいったいどうするんだ?」
「またお金は稼げば良いじゃない。それよりも強力なアーティファクトを持っている事の方が闘いを続ける上で大事なのよ。それにこの行商人を殺して奪う…なんて盗賊みたいな真似も出来ないでしょう?」
「そりゃそうだが…ああ!もう良いよ!パーティーリーダーはエリーだ。君の決定に従うよ。その代わり毎日の食事だけは食べさせてくれよ?飢え死には勘弁だからな。」
「了解。行商人さん。これが約束の十万ゴールドよ。ヴァジュラを渡して貰いましょうか?」
「お買い上げありがとうございます。はい。これがヴァジュラです。素晴らしいアーティファクトです。大事に使って上げて下さいね。」
「分かったわ。それではさようなら。行商人さん。」
俺達は行商人に別れを告げた。彼はガンモドゥキの町へと歩みを進めて行った。
その後も俺達は会話をしながらのんびりとイシュタルへの旅を続けていった。のだが…
平穏に旅が終わる筈もなく俺達はイシュタルを目前にして盗賊の一団に襲われた。数は十人。
俺達二人を囲むようにして近づいて来ており、俺達の正面には五人が二十メートルの距離にいた。
「どうする?エリー。魔法で吹っ飛ばすか?」
「これの性能を試す良いチャンスよ。ヴァジュラ!行きなさい!」
そうエリーは叫ぶと力一杯ヴァジュラを投擲した。盗賊の目の前まで飛んでいくと突如雷のドームが発生して盗賊を呑み込んだ。雷撃によって盗賊は沸騰して爆裂死。一気に五人死亡した。
残りの盗賊は恐れをなして蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
戦闘終了。
「まさかこれ程とは…アホみたいな威力だな。一体こんな武器を作って何と闘っていたんだろう?」
「敵対する神や悪魔を打ち払う為の礼装。それがアーティファクトよ。ただの人間や魔物に耐えられる道理は無しね。まあ勇者みたいな化物なら耐えられるかもしれないけど…フフン。悪くない買い物だったわ。」
「うーん。確かに十万ゴールド掛ける威力は有るかもだな。リアルマネートレードして激レアアイテムを手にいれて対人戦で無双してるみたいだ。」
「え…えーと。良く分からない例えだけど凄いって事よね?」
「そうだな。もうすぐイシュタルの町に着くな。この先で何が待っているのやら…」
「新しい町…新しい仕事…新しい敵…後出来れば兄の手掛かりが欲しいところね。」
俺達は期待半分怖さ半分で新天地イシュタルの町へ足を踏み入れた。
次の旅に続く
ガンモドゥキの町から最寄りのイシュタルの町だ。女神信仰が厚い町で暮らしやすい町らしい。
そこにエリーの兄が居るかもしれないと踏んでの行動だった。
イシュタルの町はガンモドゥキの町から東に一週間程歩いて到着する。この世界では今オーディン大陸と言う場所に居るらしい。その中でも現在は最西南端に居る。
元々エリーがいたメギド国は北にあるらしい。そこから南へ南へと旅をしてきたそうだ。
俺達は宿屋で旅支度を整えるとガンモドゥキの町を出た。あまり長くは居なかったが、この町だけでも色々な思い出がある。
その思い出を次の旅に生かすとしよう。
まあこの町の中だけでも大分成長できた。エクスリボルグも多少は役に立つ木の棒だって分かったしな。
俺にはこの町で得た金銭よりもそっちの方が重要な事だった。何せ少し前までは木の棒を持たされて異世界に放置されたもんだと思い込んでいたからだ。
街道を東に進みながらエリーに話し掛ける。
「エリー。イシュタルの町についたらどうするんだ?」
「勿論兄を探すわ。私の旅の唯一無二の必須目標だもの。」
「それが終わったらどうするんだ?」
「十万ゴールドは有るとはいえお金はいくら有っても足りないもの。また仕事の日々ね。それでまた目ぼしい仕事がなくなれば次の町に行く事になるわ。少なくとも今までの旅はそうして過ごしてきたの。だからまだ町は五つ位しか回れていないわ。」
「うーん。それだといつお兄さんに辿り着くか分からない。むず痒い気分になるな。」
「仕方無いわよ。もう両親も死んじゃったし…後始末の為に最後のワンピースを探し出す旅よ。そんなに急いでないわ。しかもその旅が終わったら本当にやる事が無くなってしまうもの。またメギドでお嬢様生活に戻る訳にもいかないしね。」
「目的が無くなってパーティー解散になったら俺も困るな。難しいもんだ。」
「でしょ。まだ旅を続けても良いと思うけど、同時に何処かに落ち着いて暮らしてみたいとも思うわ。」
「その時は俺が着いていってもいいか?」
「またお得意のセクハラかしら?詠唱破棄!レイジングフレア!」
極小の太陽が俺に向かって落ちてくる。何度もやり取りをしたので流石に慣れてきた。と言ってもどう言えば伝わるのか分からん。ここは正直に…
「待った。エリー。俺はセクハラでも何でもなくて本気で思っているんだ。俺を救ってくれた君だから君のいる場所に行きたい。別に付き合ってくれって言ってる訳じゃないんだ。俺も何処に行っていいか分からないしさ。」
「レイジングフレア解除。そう言うことなら良いけど。自立するって考えは無いのかしら。」
「こんな美少女と知り合ったんだ。ヒモになって何が悪い。」
「本音が出たわね。レイジングフレア!もやしつくしなさい!変質者を!」
ドワォドグワパピパウァー!俺は極少の太陽に焼かれた。俺をその後見かけた者は居なかった…とは行かないんだな。
俺は全身の痛みと熱さに襲われながら卒倒した。
エリーは我関せずと放置して歩いて行ってしまう。
「待ってくれ~。置いていかないでくれ。」
そう情けない声を上げながら俺は立ち上がり必死にエリーに着いていった。焼かれる前にセクハラ止めろ…と俺は心掛けている筈なのだが…今回は駄目だった様だ。
そんなこんなでイシュタルへの旅路を進んでいると行商人に出会った。
行商人は商品を勧めてくる。
「おやこれは旦那とお嬢さん…二人旅ですか。こんな美人のお嬢さんと羨ましいですね。旦那。ン?何でったって旦那は木の棒を背負っているんですか?そんなもんじゃ誰も倒せませんよ。…取っておきの武器があるんです。木の棒何か背負わないでそっちの武器を買いませんか?」
「オヤジ…俺は好きで木の棒を背負っているんじゃないんだ。神に祝福された武器でな。取り外す事は出来ないんだ。だから新しい武器も装備出来ない。残念ながらあんたの商品は必要ない。放っておいてくれ。」
「まあまあ。慎吾。私なら自由に装備を変更できるから見るだけ見ていきましょうよ。」
「勝手にしてくれ。俺はどんな装備でも必要ないからな。」
こちらですと行商人が武器を見せる。
武器名 ヴァジュラ
先史文明より以前の神話時代の対軍アーティファクト。投げつけると雷の爆裂で対象を殲滅する。その後自動で持ち主の元に戻る。
価格 十五万ゴールド
「如何ですか。何度でも使える強力なアーティファクトですよ。値段も勉強させて貰いました。」
エリーが口を開く。
「五万ゴールド。」
行商人が答える。
「十二万ゴールド。」
「駄目ね。出せて八万ゴールド。」
「負けに負けて十万ゴールドで如何ですか?」
「仕方無いわね。十万ゴールドで買ったわ。」
俺も口を挟む。
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「そりゃそうだが…ああ!もう良いよ!パーティーリーダーはエリーだ。君の決定に従うよ。その代わり毎日の食事だけは食べさせてくれよ?飢え死には勘弁だからな。」
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平穏に旅が終わる筈もなく俺達はイシュタルを目前にして盗賊の一団に襲われた。数は十人。
俺達二人を囲むようにして近づいて来ており、俺達の正面には五人が二十メートルの距離にいた。
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残りの盗賊は恐れをなして蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
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「うーん。確かに十万ゴールド掛ける威力は有るかもだな。リアルマネートレードして激レアアイテムを手にいれて対人戦で無双してるみたいだ。」
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