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俺はシオン。普通の学生だ。今も通学中だ。何も起きない平凡な人生に嫌気が差している。
何かこう大きな事は起きないだろうか?人生を丸ごと変えてしまいそうなターニングポイントはやってこないものか?
そう願った事を後悔する事になった。凄いスピードのトラックが通学路を爆走してくる。
俺は脂汗をかきながら避けようとするが、身体が動かない。
そのまま轢かれてしまった。ドンという鈍い音と共に俺は肉塊になった。
空中に視線が移り下を見下ろすような視点になる。
「うわー。俺死んだって事?こんなに簡単に死ぬのか。天国に行けるかな?」
そんなことを考えていると不意に声が聞こえてきた。美しい女の声だ。
「貴方がシオンですね。」
「はい、そうですが。」
「貴方には選択肢があります。このまま天国に行くか、異世界に転生して冒険者になるか。貴方はどちらを選びますか?」
「えーっと。そうですね。異世界に行く方で。冒険とか好きだし。退屈していた所ですしね。それで漫画やアニメみたいに何かチート能力貰えるんですか。」
「勿論与えます。究極のチート能力。セーブ&ロードの能力です。セーブさえしていればそこから何回でもロードしてやり直す事が出来ます。殺人、窃盗、いやらしい事…何でも行う事が可能ですよ。それを咎める神もいません。如何でしょうか?」
「好きな子にムフムフし放題。盗みも殺しもし放題ですか、良いんですかこんな能力を与えて?俺が無茶苦茶な事をしたら世界が崩壊しますよ。」
「異世界には異世界の秩序があります。そう簡単に滅びたりはしませんよ。さあ私の愛しい勇者よ。イスワルド….新世界に旅立ちなさい。その先は好きに生きるのです。」
俺の視界がグニャリと歪んだ。次の瞬間…俺は異世界の町の雑踏の中に居た。
本当に異世界に転生したんだ。ワクワクすっぞぉ!セーブ能力を使って無茶苦茶やってやる。
まずはセーブと….セーブと意識すると脳内で画面が立ち上がった。
セーブしますか はい いいえ
はい
俺は早速セーブした。これから何でもやり放題だぜ。ひゃっほう!とりあえず町をブラついてみる。
町の入口に到着した。ウィンドミルの町と言うらしい。結構栄えている町だな。っと美人発見!セーブしますっと!
俺はセーブした。目の前には金髪碧眼の美しい少女。革の鎧を着ている。冒険者だろうか?俺は少女の真後ろに立つと思い切り尻と胸を揉みしだいた。
「きゃあ!ちょっとあんた何すんのよ!やめなさい!ンンアッ!やめなさい!」
少女は剣を抜きこちらを威嚇してくる。俺は両手を挙げて降参する。
「悪い!悪い!つい美人だったから手が滑ったんだ。」
「下らない理由ね。衛兵に突き出してあげるわ。覚悟しておきなさい。」
「バーカ!こっちには無敵の能力があるんだよ!ロード!」
俺は脳内でロードを選択した。一瞬景色が歪んだかと思うと少女の前で佇んでいる状態に時が戻った。
なるほどこうやって使うのか。次は何をしようかワクワクする。
俺の異世界転生ライフは幕を開けたばかりだ。次の冒険でまた会おう。
何かこう大きな事は起きないだろうか?人生を丸ごと変えてしまいそうなターニングポイントはやってこないものか?
そう願った事を後悔する事になった。凄いスピードのトラックが通学路を爆走してくる。
俺は脂汗をかきながら避けようとするが、身体が動かない。
そのまま轢かれてしまった。ドンという鈍い音と共に俺は肉塊になった。
空中に視線が移り下を見下ろすような視点になる。
「うわー。俺死んだって事?こんなに簡単に死ぬのか。天国に行けるかな?」
そんなことを考えていると不意に声が聞こえてきた。美しい女の声だ。
「貴方がシオンですね。」
「はい、そうですが。」
「貴方には選択肢があります。このまま天国に行くか、異世界に転生して冒険者になるか。貴方はどちらを選びますか?」
「えーっと。そうですね。異世界に行く方で。冒険とか好きだし。退屈していた所ですしね。それで漫画やアニメみたいに何かチート能力貰えるんですか。」
「勿論与えます。究極のチート能力。セーブ&ロードの能力です。セーブさえしていればそこから何回でもロードしてやり直す事が出来ます。殺人、窃盗、いやらしい事…何でも行う事が可能ですよ。それを咎める神もいません。如何でしょうか?」
「好きな子にムフムフし放題。盗みも殺しもし放題ですか、良いんですかこんな能力を与えて?俺が無茶苦茶な事をしたら世界が崩壊しますよ。」
「異世界には異世界の秩序があります。そう簡単に滅びたりはしませんよ。さあ私の愛しい勇者よ。イスワルド….新世界に旅立ちなさい。その先は好きに生きるのです。」
俺の視界がグニャリと歪んだ。次の瞬間…俺は異世界の町の雑踏の中に居た。
本当に異世界に転生したんだ。ワクワクすっぞぉ!セーブ能力を使って無茶苦茶やってやる。
まずはセーブと….セーブと意識すると脳内で画面が立ち上がった。
セーブしますか はい いいえ
はい
俺は早速セーブした。これから何でもやり放題だぜ。ひゃっほう!とりあえず町をブラついてみる。
町の入口に到着した。ウィンドミルの町と言うらしい。結構栄えている町だな。っと美人発見!セーブしますっと!
俺はセーブした。目の前には金髪碧眼の美しい少女。革の鎧を着ている。冒険者だろうか?俺は少女の真後ろに立つと思い切り尻と胸を揉みしだいた。
「きゃあ!ちょっとあんた何すんのよ!やめなさい!ンンアッ!やめなさい!」
少女は剣を抜きこちらを威嚇してくる。俺は両手を挙げて降参する。
「悪い!悪い!つい美人だったから手が滑ったんだ。」
「下らない理由ね。衛兵に突き出してあげるわ。覚悟しておきなさい。」
「バーカ!こっちには無敵の能力があるんだよ!ロード!」
俺は脳内でロードを選択した。一瞬景色が歪んだかと思うと少女の前で佇んでいる状態に時が戻った。
なるほどこうやって使うのか。次は何をしようかワクワクする。
俺の異世界転生ライフは幕を開けたばかりだ。次の冒険でまた会おう。
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