中二病の俺が異世界転生したら魔法詠唱能力がチートクラスだった

八雲 全一

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八節 勇者見参

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翌朝………俺達は宿で目を覚ました。勇者との闘いの疲れがいまだに残っているようだ。体が重い…仕方ないな。俺は自分自身に対してメガジャキを使った。フゥーアゥアー!これこれ。疲れが強制的に吹き飛んでいく。両腕を伸ばして背伸びをすると更に活力が宿ってきた。エルフの三人娘は全員お疲れといった様子だ。目を覚ましたもののベットでぐったりしている。
「やけに元気そうだな。タッツン。どうしたんだ?」とソシエ
「メガジャキを使ったんだ。ソシエにも掛けようか?」
「いやあんな落ち着かなくなる呪文は勘弁しておくよ。ワクワクが止まらないって結構辛いぜ。」
「そうか残念だな。」
アイリスが話しかけてくる。
「私も先に断っておきますけれどメガジャキとスグオキールは掛けないでくれますか。効果中も効果が終わった後も辛いんですもの。」
「中々悪評判だな。分かったよ。了解。」
リュミエールも寝ぼけ眼で主張する。
「もう勝手に対人魔法を掛けないことだね。君の魔法は利きすぎてしまうんだ。危険きわまりないんだよ。タッツン。自重してくれ。」
「了解。気を付けるよ。」
その後、一時間ほどエルフ娘達は全員ベットでだらだらしていた。
俺は暇なので散歩に出掛ける。城下町をしっかり歩き込むのは初めてだった。思わぬ収穫があるかもしれない。
フンフフーンフンフフーンンフ!………目の前に男女合わせて四人のパーティーが現れた。
その中の特に一人の金髪の男からは底知れぬオーラを感じる。まさか…勇者?
他のパーティーメンバーは女戦士、女魔法使い、女僧侶と言ったところか。畜生ハーレムパーティを組みやがってどのぐらいのレベルなんだろうか。
「レベルミエール」ボソッ
タッツン レベル99 勇者レオール レベル86
女戦士マイ レベル75 女魔法使いエレン レベル82 女僧侶リース レベル69
なるほどね。俺が99!?にわかには信じられないけれどまあそのくらいの強さは有ってもおかしくはないだろう。
しかし勇者のパーティーとなると全員人間離れしているなと驚く。自分のパーティのレベルは見る気が起きない。魔法を使って覗き見したら怒られそうである。そもそもレベルを見るのは国王の専売特許のはずだ。それを一介の魔法使いが見るのは如何なものだろう…等と考え込んでいると勇者に話しかけられた。
レオールが話しかけてくる。
「失礼、貴方は王族の方か…何やら私達の機密情報を読み取られた気がしてな。」
俺が答える。
「いえ、ただの魔法使いです。何かと勘違いされているのではないでしょうか。」
「そうですか…魔法使い殿にしても大魔術師ならばステータスを覗き見る事が出来るかもしれないですね。本当に見ていないのですか。」
俺は諦めて吐くことにした。
「ごめんなさい。貴方の底知れぬオーラを試すためにステータスを覗き見てしまいました。パーティーの他のメンバーの方のステータスもです。」
レオールは少しも怒らずに返した。
「素晴らしい才覚をお持ちの魔法使い様だ。是非私のパーティーに加わってくれないか?」
俺も動揺したが向こうのパーティーでもどよめきが起きた。
女魔法使いと女僧侶ががなる。
「それってもう私達が不要って事かしら!」
「回復魔法も使える方だったら私も要らないって事?どうなのよ。勇者!」
俺も伝える。
「現在龍撃団というモンスタースレイヤーに所属しているので勝手にパーティーを抜けることは出来ません。それにそこの御嬢さん達にも失礼じゃないでしょうか」
レオールは優雅に返答する
「ノンノンノン!別にパーティーは5人でも良いでしょう。エレンとリースどちらも私のパーティーには必要ですよ。…貴方はフリーの大魔法使い様ではないのですね。これは失礼しました。通りすがりの冒険者の戯言です。お忘れください。」
「いえ、俺のような魔法使いに声をかけて頂きありがとうございました。勇者様。」
会話が終わると勇者一行は俺の進行方向とは別の道に進んでいった。とんでもない大物がうろうろしているな。会社なら大企業のCEOみたいなものだろうか。マイルティ王国はリュミエール曰く辺境の土地だという。そんな所に勇者が居たとはとても信じ難いものだ。辻斬り勇者も居たことだし。俺は散歩を終えて宿に戻ることにした。
宿に戻るとようやく三人娘達はベッドから抜け出していたようだ。
「ただいま。皆。」
「お帰り!タッツン。早く外にいこうぜ。」とソシエ
「お帰りなさい。タッツン。まずは依頼完了報告をしましょう。」というアイリスに頷き返した。「お帰り。タッツン。さあ今日は何があることやらね。」
リュミエールが背伸びをしながら答えた。
俺達は二階の宿屋から一階の酒場に降りるとギガントザウルスの討伐達成報酬を貰うことにした。
リュミエールが口を開く。
「親父!これがギガントザウルスの討伐念写だ」親父は動揺を隠せないようだった。
「信じられないぜ!本当にちっこいお前らであんなに狂暴なモンスターを倒しちまうなんて!」
ソシエも口を挟む。
「まあほとんどここにいるタッツンのおかげさ。」
アイリスも喋り始めた。
「おかげというよりもタッツンのせいで倒さざる終えなかったというのが正しいですわ。」
俺も口を開く。
「まあそういうことです。討伐報酬を頂けますか。」
親父は一度カウンターの奥に戻ると金貨の袋を持ってきた。
「ほらよ!報酬の10000Gだ」
俺以外の全員が腰を抜かして驚いている。
ソシエが唸る
「ガッツ定食のガッツ盛りが1000回食べられるぜ!」
アイリスはわなわなと震えている
「後10回倒したら家が建ちますわ。」
リュミエールは平然を装っているが
「ははは…古代魔術書が平然と買える報酬額だ。信じられない。」
俺はリュミエールに耳打ちした。
「今までの貯金はいくらだったんだ」
答えるリュミエール
「ざっと15000G位かな。これを貯めるのにも凄まじい努力をしたのさ。だから余りにも報酬額が多くてビックリしているんだ。」
「そうだったのか。どおりで皆が驚くはずだ。結果オーライだな!後で美味しいものでも食べに行こう。」
ソシエがすかさず言う。
「ガッツ亭だな!」
アイリスがすかさず返す。
「今日は贅沢な宮廷バイキングにしましょう。一食100Gはしますけれどね。」
リュミエールはアイリスに答えた。
「それはいいね。最近ガッツ亭ばかりで不摂生だったから丁度良いだろう。贅沢をしてもいいくらいボクらも稼いだしね。」
俺は音頭を取った。
「よし!決まりだな。今日は宮廷バイキングだ。じゃあな親父。また後で依頼を見に来ますよ。」
親父に別れを告げて俺達は宮廷バイキングに向かった。
マイルティ王国城の一部を解放して行われているバイキングらしい。肉や魚が上品に調理されておかれている。俺達は満腹まで食うと宿屋への帰路についた。途中で今朝であった勇者一行とすれ違う。勇者レオールと目があった。彼は涼やかな目線でぼそりと呟く。
「大魔法使い殿一手交えませぬか?」
俺以外は聞こえていないようだ。
「いや無理ですね。怖いので止めてください。」
勇者の一撃など受けたら即死だろう。俺は断らせてもらった。
勇者レオールは吠える。
「皆のもの!これから私勇者レオールは大魔法使い殿と一騎討ちをする!巻き込まれたくないものは離れるのだな!ハッハァ!」
俺は焦った。戦う構えなどできていない。クソやるしかないのか…鉄骨が脳裏を過った。
「皆俺から離れろ!巻き込まれるぞ!」
「やっちまえ!タッツン!」とソシエ
「また厄介事ですか!タッツン!逃げられませんわよ。」アイリスも叫んだ
「やるしかないね。タッツン。ボク達からは助けてあげられない。済まないな。相手は一騎討ちを所望だ。」
皆の声がまるで地平線の彼方から聞こえているようだ。ブラックアウトしている。……何も聞こえない。
と、勇者レオールが突撃してきた。魔法で自身にバフを張っているようだ。
俺は切り結ぶために霊気の刀を産み出した。銘は分からない。
レオールと至近距離で切り結ぶ。奴の剣捌きに追い付かずに切り刻まれた。一々回復魔法を張っている余力はない。恒常回復魔法を即興で唱える。「エンドレスヒーリング!」
切り刻まれた体が凄まじいスピードで回復していく。
俺は蹴りを入れて勇者を後方に吹き飛ばそうとしたが、パリィされた。呪文を練る時間さえ与えられない。勇者の斬撃!袈裟斬り!一文字切!ガードクラッシュ性能付属!迫る白刃を前に俺は自分自身に炸裂装甲を付与した。刃が刺さった瞬間に炸裂装甲が作動し、勇者は爆破される。衝撃で両腕があらぬ方向に曲がり、勇者は地面に這いつくばった。しかし…ゴキゴキッと人体から上がってはいけない音が辺りに広がり勇者の骨折は治癒した。女神の加護が働いているのが無意識に読み取れた。即死させなければ敗けを認めさせられないだろう。
何でもいい…適当に呪文を捩じ込むしかない!
ヘブンズスラッシャー…天から刃が勇者に降り注ぎ串刺しになった。
アークレイ…雷がその上に落ち、更に勇者を焼き尽くす。
グランドパニッシュ…巨大な槌が勇者をミンチにした。
これで完全に即死しただろう。
しかしまるでホラー映画のように血だまりの中から肉と骨が組み上がり勇者は蘇生した。
俺は問う。
「まだやるんですか?貴方にはもう余力が残ってないですよね。」
ブラフをかましてみた。実際は余力たっぷりかもしれないのだ。
勇者は答える。
「フフッそういうことにしておきましょうか?良いでしょう。勝負は私の負けです。大魔法使い殿流石でした。私も焼きが回りましたね。」
俺はほっとして喋った。
「いやー本当に強すぎですよ。もう少しで殺される所でした。」
勇者はとぼけた様子で問う。
「貴方には蘇生の呪文が使えないのですか?」
「使った事がないから分かりませんね。使えるとは思いますけど死んだ瞬間微粒子から蘇生する貴方の蘇生みたいのは多分無理ですね。」
「そうですか。あなたにも使えない魔法があるなんて驚きです。」と勇者
「その時々の思い付きですからね。思い付けないものや想像を著しく欠くものは使えないんでしょう」と俺は答える。
「まあお互いの陣営でそれぞれ言いたい事があるみたいです。このぐらいにしておきましょうか。それではいつかまた戦場で。」勇者は爽やかに別れの挨拶を告げた。
「そうですね。貴方みたいなおっかない勇者様には会いたくないですよ。空恐ろしい。それではさらばです。」と俺も別れを告げた。
勇者は向こうの陣営にこってり絞られているようだ。そしてうちのお嬢様方も御立腹の様だった。
「あんな強い奴と知り合いなんて…教えてくれよタッツン!人が悪いぜ。」とソシエ
「今朝知り合ったばかりでこんな事なるとは思わなかったんだ。」と答える。
アイリスが口を開いた。
「その時は何もなかったのですか?」
「いやーそれが勇者様のパーティーに誘われちゃってね。勿論断ったよ。」と言う。
「信じられませんわね。そう言うことがあったならきちんと教えなさい!」とアイリスは怒りだしてしまった。
ジト目でこちらを冷ややかに見るリュミエール
「タッツン。絶対に家のパーティーからは逃さないからね。そこのところをよろしく頼むよ。」
怖い怖い怖い…そんな念の押方をしないで欲しい。俺だって別のパーティーに興味はない。なんたってこのパーティーはエルフのハーレムパーティだからさ。俺は畏まってリュミエールに答えた。
「はい…タッツン。脱走はしません。誓います。」
「分かれば宜しい。」とリュミエール
向こうのパーティーでも揉めているようだ。少し耳を傾けてみる。
…「何であんな優男に負けるんだ?レオール鍛え方が足りないな」と女戦士
「ハッハッハ…そう言われると困るな。もう少し鍛え直そう。」と勇者
「そういう問題ではなくて、行く先々で変な揉め事を起こすな!魔王討伐をさっさとしなさいよ!」とツンツンした女魔法使いが怒号を上げた。
「そうだね。まあ死ななかったし良いじゃないか。」
女僧侶も相当怒っている様だ。
「女神様の加護である不死性をこんなところで発揮しないでもらえますか!?貴方は人々の代表、勇者なのです。勝敗以前に立ち振舞いを考えてください。大魔法使い殿をパーティーに誘ったかと思えば一騎討ちを挑んでみたり貴方は何をしたいのですか!?」
勇者は苦笑いで返す。
「いやごもっともだ。皆の言う通り変な真似はしないようにするよ。仮にも勇者だからね」と勇者はこちらに向かってウィンクしてきた。
最早意味が分からない。無視しよう。
俺達は揉めている勇者パーティを置いて酒場に向かうと二階に上がっていき宿屋で休憩して就寝した。
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