ものひろいの能力もらったけど魔法と恋愛に夢中です。

紫雲くろの

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中等部編

第28話 現状確認

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ロモが学園に来て数日後、
奪取者討伐の関係者としてナシェ、リン、ロモの3人と共に王都のアカネのもとに向かった。

「へーアルドリアのところはこんな感じなんだにゃ・・」
「こ、こんな場所が城の地下に・・・」
「ふええ・・・」

電子ロックをぬける。相変わらずサーバーが騒音を立てていた。

「これも魔法のアイテムだにゃ?」
「あぁ」
「うるさーい」
「ですね・・」

サーバー群を抜けると相変わらず10枚以上のディスプレイが光源として活躍していた。

「アカネいるか?」
「えぇ、討伐ご苦労様。心配したわ。あら?」

3人はアカネを見つける。
「はじめましてにゃ」
「はじめまして。って、会長!?なぜこんなところに?」
「あーキスする人だ!」
(お前もだろ・・・)

アカネは3人を見て呆れたようにこう言った。

「幼馴染に私の後輩、それに獣人ねぇ・・・あなた手を出し過ぎじゃないかしら?」
「やっぱり遊び人にゃ!」

4人がジト目で俺に注目する。

「仕方ないだろ・・・成り行きだ。」
「成り行きねぇ。」

その後アカネからこの通信障害に関して説明を受ける。

「これが破壊された監視衛星から送られてきた最後の映像よ」

その映像には地上から石のようなものが近づき、その後衛星の通信が途切れていた。

「やはり奪取者のせいだったか。」
「えぇ、私もそう考察したわ。そしてその能力の未来改変もね。」
「さすが元嫁・・・・。映像で能力がわかるとは・・・」
「映像とシステムの演算にズレが起きたことを照らし合わせると・・・それしかないわ。」

だとしたら一つの疑問が残る。

「だったら、肉眼で見えないはずの衛星をどうやって見つけたんだろうな。」
「探ってるけどテウリアの奪取者が誰かと接触していたというのは無かったわ。」
「謎が深まる一方だな。」

「奪取者って?」
「あぁ俺らが倒したやつだ。」
奪取者を討伐した2人が驚く。
「え、えーっ!」

そしてアカネが深刻そうな顔をして言った。
「そして、通信障害中にバックアップ用のアカシックレコードが建物ごと消失したわ。」
「お前らしくないな・・・。てか転生者しかないだろ」
「えぇそれも出てこなかったわ。」
「まじか・・・」

ロモが不思議そうな顔をしてつぶやく。

「あかしっく?なににゃ?」
「あぁそれは・・・」

アカネがニヤリとしてつぶやく。
「私と彼の共同作業で創りだしたものよ。」
「お、おい変な言い方するな!」

また3人が呆れる。
「コウさん・・・」
「コウ君・・・」
「にゃにゃ・・・やっぱりあそんでるにゃ・・」
「お前ら、真に受けるんじゃねぇ・・・」

俺が呆れているとアカネが改めて説明をする。
「ふふっ、ただの未来予知できる魔法のアイテムよ。」
「それを作り出すってお前ら何者にゃ・・・・」
「ただの夫婦よ」
「はぁ・・・・」

ロモが呆れた後にアカネをまじまじ見て驚く。
「お前、何者にゃ・・・。良く見ると、魔力と周りのオーラが桁違いだにゃ。」

アカネが少し笑う。
「ふふっ。目がいいのね子猫さん・・・・ただの転生者よ。」
アカネはロモの頭を撫でる。
「にゃー!なんか気持ち悪いにゃ・・・」

ロモは怖がり急いで俺の後ろに隠れる。
「おいおい。」
「にゃ・・・」

ロモを背に、俺は改めて話を振る。
「そういえばヤツハシが殉職してしまったな。」
「えぇ、その後継人として今は私がアルドリアの支部を仕切ってるわ。」
「まじか・・・」


アカネのパソコンにメッセージが通知される。
「あら?ごめんなさい今日はここまでにしてちょうだい。」
「あぁ、またな」
「えぇ次会うときは何人に増えてるのかしらね・・・」
「おい。」


翌日、俺は学園での昼食後、ロモとベンチに座りながらタブレット端末で未回収のアイテム一覧を見ていた。

(やはり回収されていないってことは誰かに所有権が移ったってことだよなぁ・・・)

「やはり特典級アイテム3つを回収は優先させたほうがいいよな・・」

「にゃ?前に戦闘で使ったアイテムかにゃ?」
「あぁ、見つからなくってな。」

「なるほど。でもなんであんなにも武器使用できたにゃ?」

「あぁ俺の特典は落ちてるものをランダムに回収する能力なんだが・・・・」

ロモが驚きしばらくして呆れる。
「にゃ!?それ不老不死よりズルいにゃよ・・」

「そうか?ゲームでは地味な能力でみんな見向きもしなかったぞ。」
「ゲームって何にゃ?」
「は?ゲームを知らないのか?」
「知らないにゃ。」
「え、ゲーム機がない昔からの転生ってことか?」
「多分そうにゃ」

「今何歳だ?」
「不老不死だったから・・・200ぐらいにゃ」
「は?ババァじゃねえか・・・お父さんって・・・」
ロモが頬を膨らませて怒る。
「人をババァってひどいにゃ、見た目はお前を同じぐらいにゃ!あの人は私を養子に貰ってくれたにゃ」
「ネコじゃねえか・・・・。なるほど。」
「とにかく特典アイテムを自動回収するのはこの世界では最強に近いにゃ。」
「そうか?死にかけたんだが・・・」
「今は不死身だにゃ。それに特典武器一つで国が傾くにゃ・・・」
「まじか・・・回収は早くすべきだが学生だとな、砂鉄の人形を飛ばすか・・・」
「それならいい方法があるにゃ」

ロモはある紙を広げる。

「これは?」
「テウリアのギルドの広告にゃ」
「なるほどその手があったか。」

ロモは照れながら頭をこっちに向ける。

「褒めてくれてもいいにゃ・・・」
「ったく・・・」
俺はロモを撫でる。
「にゃ・・・」

次の瞬間、俺の視界にメッセージが表示される。
・・・・
---ダーティーソードを取得しました。---
---D2018を取得しました。---
---D2018を取得しました。---
---D2018を取得しました。---
---D2018を取得しました。---
---D2018を取得しました。---
---D2018を取得しました。---
---イージス艦を取得しました。---
・・・・

(なんぞこれ・・・)

頭の悪そうなラインナップだが、見るにどこかで奪取者が討伐されたようだ。
特に最後の行に関して脳が理解を拒んでいるようだった。

「お!ロモ、探していた武器が見つかったぞ。6個も・・・」
「にゃ?意味がわからないにゃ・・・3つじゃないのかにゃ?」
「同じ物が6個見つかったんだ・・・どうやら奪取者のスキルにアイテムをコピーする能力があったらしいな。」
「ひどいチートにゃ。」
「そして能力奪う剣も手に入れたみたいなんだが・・・」
「やっぱり、お前の能力が一番せこいにゃ・・・国が傾きすぎて何回転するかわからないにゃ。」
「そうか?あ・・・ナシェたちが来たから行くか」
「にゃ!」


俺達はギルドに2つの特典武器捜索の依頼を出した。
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