僕の調教監禁生活。

まぐろ

文字の大きさ
38 / 59

愛情2

しおりを挟む
あの紙があれば僕はお兄さんとずっと一緒。一緒にいたいのに、何か引っかかる。
お母さんじゃない。恨んでた人がいたはずだ。
どうして忘れてしまったんだろう?

「顔色悪いよ。大丈夫?」

「僕が知ってなきゃいけなくて知らない事…お兄さん…分かる?」

「…………うーん…ごめん、わからないなぁ」

お兄さんは困ったように笑った。こんな聞き方じゃ分からないか…
…そうだ。お兄さんは僕のストーカー。家を見張っていたなら、もしかしたら僕が思い出せない部分を知っているかもしれない。

「ねぇ…僕ね…小学校くらいの…思い出せないところがあって…お兄さん、僕の家見てたでしょう…?わからない…?」

「悠佳くん、なにか思い出そうとしてるんだよね?」

僕は頷く。お兄さんが知っていることがあれば教えてほしい。僕の思考の邪魔になっている正体が分かれば、引っかかりがなくなるかもしれないから。

「お兄さん…僕…お母さんと暮らしてたよね…?でも…子供は両親いないと…産まれなくて…それなら僕の……ゔっ…」

「意識しちゃだめ。君はこれだけは思い出しちゃだめだよ。悠佳くんが俺以外に壊されるなんて、耐えられない。」

ギリギリとお兄さんは僕の首を掴んで絞めた。今行った言葉を脳が受け取らないように…ああやっぱりお兄さんは何か知っているんだ。

「ぼ、くの…おと…さん……だ…れ…」

息が詰まって、意識が飛びそうになったが、お兄さんの手が離れ、僕は咳き込んだ。
そう、そうだ、僕のお父さん。小学校のときはいたはずなんだ。

「…大丈夫?聞いても、後悔しない?」

「お兄さん……うん。僕のお父さんは…どこいっちゃったの…?」

少しだけ頭が痛い。やっぱりお父さんという存在を思い出しかけると、靄がかかって行くように頭痛が起きる。
僕がお兄さんを見ると、お兄さんはゆっくりと話し始めた。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

『続・聖パラダイス病院』

菊池昭仁
現代文学
『聖パラダイス病院』の続編です。こんな病院なら入院生活も悪くはありません。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

処理中です...