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第二章:別れの章 〜迷走するルート〜
第二十七話 ショックを受ける美野里
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なかなか言葉を発しない、売店のおばさん。道路先の納屋を見て、視線を戻した。
車は一台も通っていなかった。「お孫さんですか、海外に、ずいぶん前になるのだけれど、あそこのおじいちゃん、おばあちゃんが亡くなったのですよ」
耳を疑って、もう一度聞き直したが、亡くなったらしい。歳であったから仕方がないのだろうか。「直ぐ先にお墓があるので、会ってあげてね」とお店の人に言われ、御線香等を買って、お礼をした。
***
お墓の場所を聞いて、歩いていけると。道をゆっくりと進んだ。会話はない。車も通らない。
確かに直ぐについた。掃除されている様子はなく、未来が掃除を始めていた。(あれ、亡くなった日が同じだ)「お線香は、ここで良いよね?」と振り返ると。
美野里はお墓の前で、泣いていた。その場でしゃがみ込み、ずっと泣いていた。
(もしかすると、私がガンだったこと知っていたくて、だから遠い青森から出てきてくれて、三人で温泉につれていってくれたのか)
(ありがとう、私は無事です。元気です。好きな人と一緒にいます……)
――
(おじいちゃん、おばあちゃんが、私に命をくれたのですね。ありがとう。願いが叶いました)
(本当は、二人も、会わせたかっただけれど)
(歳だったものね。天国で幸せにしているのかな。美野里は元気ですよ)
――
美野里はずっと、泣きくずれながら、手をあわせていた。お線香の独特の香りがゆっくりと揺れている。
未来も手を合わせて、美野里の頬を流れる涙を見ていた。声をかけることはできなかった。
***
「ふー、お話終わった。お供え物、戻してねとおばちゃんに言われたから、もう一度売店に行く」掃除をして、後片付けをしてから、売店に戻ってきた。
行ってきました。「ありがとうございました。はい、お話してきました」どこからか、静かであった店内に、「にゃー、にゃー」と声がする。
「おじいちゃん、おばあちゃんも喜んでいたでしょう。この辺もめっきり人が居なくてね」……あ、あれね、その脇から海に出られるから行ってきなさいと勧められた。
「にゃ?」
ワクワクしながら、一人先に走り出す。あぶなぞーという声にすら応じず、海だー。見渡す限りすべて海。遠くに船が見える。
猫ちゃん。猫ちゃん。ねこーちゃーーんはいない。あれ?「ニャー、ニャー」は聞こえるのに、猫ちゃんいない。振り返っても一人しかいない。どこだろう、猫ちゃん。
やっと追いついた。猫ちゃん居ないよと聞くと、ウミネコ 鳥だよと教えてくれた。
「えー!」猫ちゃんが、ニャーニャーと鳴くのでは?
あの鳥が猫みたいに鳴くから、ウミネコというのだ。
「えー、猫ちゃんじゃないんだ、でも、すごいね、鳥さん、にゅあーにゃーなくのね、日本って凄い」
「鳥さんって、「こけっここー」だと思っていた」それは、鶏。すべての鳥さんが、こけっここーじゃないでしょうに。と、かってきた言葉に、私は大笑いした。確かにその通りだ。
カラスは、カーカーだものね。それも、猫さんは、「にゅあーにゃー」なのに、鳥さんが「にゃーにゃー」一人で大笑いしていた。
――私ね、小さいころ良くおじいちゃん、おばあちゃんの家に来ていたと話した。幼稚園入る前だったかな。
あまり覚えていないけれど。おじいちゃん、おばあちゃんの家からは出してもらえなかったな。
いつも、たくさんの大きな人が来てね。お魚とかもってきてくれたのは覚えている。
こーんなに大きいのだよ。あれ、そこまで大きくないのな。
「青森来たことあると言ってたよね」学生の時にレンタカーを借りたらしい。
私は睨みながら「女の人と?」両手を振って否定し、流れ星観察に三人でね。
男旅と、あいつらどうしているのだろうな?「お友達?」そうでないらしい。
じーと、みると
「違うよ、違う、流れ星の観察にと、あくまでも、男三人でね。あいつら、どうしているのだろうな」慌てて男三人を強調した感じがあった。
話が怪しいので、もう一度きつく睨んで、「本当は女の人、三人で、いや二人できたのでは?」女の子と会話なんてしたことが無いと、全力で否定している。かわいい。
「その時はどこに泊ったの?」むつ市のグラウンドホテル、未来の事だから嘘はつかないから安心。
安心するとお腹が空いている事に気が付いた。
「お腹すいたね」その時にいった、お店にいこうか、まだあるのかな。
車に戻り、カーナビで調べると目的地が表示された。「おいしそう、ここに行きたい」
***
アルファードはゆっくりと走り出し、私はお店を調べていた。「学生の時に行ったの?」運転手が足りなかったから、立ち聞きして、それでね。
信号が少ない気がした。船橋は信号がたくさんあったのだけれど、やっと、コンビニエンスストアを発見。
トイレをお借りして、お茶等を買って、出発した。
すれ違う車は、指折り数える程度である。道は、登ったり、下ったり、少し細い道に入ると、旅館等があったが、外に人が居ないのである。
ナビが目的地に近づいている事を示している。
そろそろ到着。楽しみ!
車は一台も通っていなかった。「お孫さんですか、海外に、ずいぶん前になるのだけれど、あそこのおじいちゃん、おばあちゃんが亡くなったのですよ」
耳を疑って、もう一度聞き直したが、亡くなったらしい。歳であったから仕方がないのだろうか。「直ぐ先にお墓があるので、会ってあげてね」とお店の人に言われ、御線香等を買って、お礼をした。
***
お墓の場所を聞いて、歩いていけると。道をゆっくりと進んだ。会話はない。車も通らない。
確かに直ぐについた。掃除されている様子はなく、未来が掃除を始めていた。(あれ、亡くなった日が同じだ)「お線香は、ここで良いよね?」と振り返ると。
美野里はお墓の前で、泣いていた。その場でしゃがみ込み、ずっと泣いていた。
(もしかすると、私がガンだったこと知っていたくて、だから遠い青森から出てきてくれて、三人で温泉につれていってくれたのか)
(ありがとう、私は無事です。元気です。好きな人と一緒にいます……)
――
(おじいちゃん、おばあちゃんが、私に命をくれたのですね。ありがとう。願いが叶いました)
(本当は、二人も、会わせたかっただけれど)
(歳だったものね。天国で幸せにしているのかな。美野里は元気ですよ)
――
美野里はずっと、泣きくずれながら、手をあわせていた。お線香の独特の香りがゆっくりと揺れている。
未来も手を合わせて、美野里の頬を流れる涙を見ていた。声をかけることはできなかった。
***
「ふー、お話終わった。お供え物、戻してねとおばちゃんに言われたから、もう一度売店に行く」掃除をして、後片付けをしてから、売店に戻ってきた。
行ってきました。「ありがとうございました。はい、お話してきました」どこからか、静かであった店内に、「にゃー、にゃー」と声がする。
「おじいちゃん、おばあちゃんも喜んでいたでしょう。この辺もめっきり人が居なくてね」……あ、あれね、その脇から海に出られるから行ってきなさいと勧められた。
「にゃ?」
ワクワクしながら、一人先に走り出す。あぶなぞーという声にすら応じず、海だー。見渡す限りすべて海。遠くに船が見える。
猫ちゃん。猫ちゃん。ねこーちゃーーんはいない。あれ?「ニャー、ニャー」は聞こえるのに、猫ちゃんいない。振り返っても一人しかいない。どこだろう、猫ちゃん。
やっと追いついた。猫ちゃん居ないよと聞くと、ウミネコ 鳥だよと教えてくれた。
「えー!」猫ちゃんが、ニャーニャーと鳴くのでは?
あの鳥が猫みたいに鳴くから、ウミネコというのだ。
「えー、猫ちゃんじゃないんだ、でも、すごいね、鳥さん、にゅあーにゃーなくのね、日本って凄い」
「鳥さんって、「こけっここー」だと思っていた」それは、鶏。すべての鳥さんが、こけっここーじゃないでしょうに。と、かってきた言葉に、私は大笑いした。確かにその通りだ。
カラスは、カーカーだものね。それも、猫さんは、「にゅあーにゃー」なのに、鳥さんが「にゃーにゃー」一人で大笑いしていた。
――私ね、小さいころ良くおじいちゃん、おばあちゃんの家に来ていたと話した。幼稚園入る前だったかな。
あまり覚えていないけれど。おじいちゃん、おばあちゃんの家からは出してもらえなかったな。
いつも、たくさんの大きな人が来てね。お魚とかもってきてくれたのは覚えている。
こーんなに大きいのだよ。あれ、そこまで大きくないのな。
「青森来たことあると言ってたよね」学生の時にレンタカーを借りたらしい。
私は睨みながら「女の人と?」両手を振って否定し、流れ星観察に三人でね。
男旅と、あいつらどうしているのだろうな?「お友達?」そうでないらしい。
じーと、みると
「違うよ、違う、流れ星の観察にと、あくまでも、男三人でね。あいつら、どうしているのだろうな」慌てて男三人を強調した感じがあった。
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すれ違う車は、指折り数える程度である。道は、登ったり、下ったり、少し細い道に入ると、旅館等があったが、外に人が居ないのである。
ナビが目的地に近づいている事を示している。
そろそろ到着。楽しみ!
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