淫魔の花嫁(ただし8人目)

無芸百逹

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ナイショの近親相姦①

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 お姉ちゃん……?
自身に姉が居たなどと、聞いた事もない。
だが、目の前にいる「かなで」と名乗る女性は、見れば確かにあかねに似ていた。母譲りの大きな瞳と青黒い髪、それに身体つきも。
奏によると、二人はいわゆる種違いなのだという。
あかねの父はあかねが生まれてすぐに、母は小学校卒業前にそれぞれ他界してしまった。
中学になる時に祖母の田舎に預けられた。
母は写真をみる限り、聡明そうで、美しい人だった。奏はその面影を、強く、色濃く受け継いでいた。
母に似た女性は、少しだけ昔話をしてくれた。

 ーーその男は善悪の概念が薄かった。粗野で粗暴、短絡的で利己的で、平たく言うならばクズだった。母は、その男に強姦された。
奏は、その時の子だった。
クズが親権を主張した。母は、躊躇う事なく奏を手放した。
小学生の頃にその事実を知った時、彼女にとって、自分が忌まわしい子なのだろうと、幼心にそう思った。
母に対する恋慕の念はなかった。
その母が死んだと知らされた時、ふたつ下の妹が居ると知った。奏は急いで彼女を見に行った。

 中学校の入学式。遠くからでもすぐに判る程、あかねの髪色は自分と同じだった。
青空の下で輝くあかねの笑顔を見た時、奏は自分が関わってはならない存在なのだと、強く意識した。

 ところが人間とは不思議なもので、関わってはならないと思う程に会いたい気持ちが強まった。自分が姉だ、これからは自分が不遇の妹を、あかねを守るのだと言いたかった。
だが、奏にそのような力はない。
そして、奏があかねと出会う事で、汚物たる父と清らかな妹との橋渡しを万一にでもしてしまう訳にはいかなかった。
汚物クズは母を忘れている。
思い出させてはならなかった。
それが妹を守る事になるのだ。健気な想いは奏の支えとなった。

 「ごめんね……あかね……ずっと会いに行けなくて……」
そこまで語ると、奏は瞳に涙を溜めて詫びた。
(お姉……ちゃん……)
あかねは首を横に振った。
「お姉ちゃん……の、ほうが大変だったでしょ……あたしはそんなに苦労してないよ……」
舞に対して「お姉さま」はすぐ出てくるし、違和感もなにもないのだが、「お姉ちゃん」という響きになると妙にくすぐったい。
だが「奏さん」とよそよそしく呼ぶ訳にもいかない。
ぎごちない「お姉ちゃん」になってしまうがこればかりはしょうがない。
奏も呼ばれ慣れないのか、恥ずかしそうにくすりと笑った。

 だが、あかねはとても大切な事を忘れていた。
それは、この館の事。館の住人の事である。
「すっかり大人になって……お姉ちゃん嬉しい♡ 」
あかねは辺りを漂う妙な気配に気がついた。
いや……正確には「奏から漂う妖しい気配」であった。
「……チンポでよがり狂っているあかね、本当に興奮したのよ……?」
唐突な奏の発言。
今、奏は確かにチンポと言った。
「……???」
(え、ちょっ……何って……)
あかねの戸惑いを他所に、奏はうっとりと頬を赤らめた。
「あんなにアヘりながら……びゅーびゅー射精して……お姉ちゃん、オナニーめちゃくちゃ捗ったんだから♡ 」

 ーー奏の姉妹愛が歪むまで、然程時間はかからなかった。
汚物クズから逃げるように、奏は女子校に入学した。
全寮制のその学校で、まだ人間だった頃の舞に出会った。
舞の恋人になって、快楽を知った。
そしてその時、あかねはどんな人と結ばれるのかを想像してしまった。
「汚らわしい男」なんかにあかねを奪われたくない。愛する妹を守りたいのなら、その身体も対象の筈だ……。
いつしか、シスコンのも手伝って、奏の中であかねは「愛する妹」から、「愛し合いたい妹」になっていた。
しかし、それは舞を裏切る事になる。
それでも、ある晩素直に切り出した。
前の晩より激しく抱かれた。
舞は奏のうなじをねぶり、乳房を揉みしだきながら答えた。
「妹とヤりたいなんて……つくづく変態なのね♡ ……まあでも……奏の妹なら、きっとそのコも変態なんでしょうね……」
奏の肉壷に再び舞の指が滑り込んできた。
奏はごめんなさい、と身を捩った。
「……いいわよ♡ その代わり、私にもあかねちゃん、食べさせてね♡ 」
舞の指が乱暴に動いた。
かくして、あかねは本人の知らない所で、舞公認の浮気相手になってしまっていた。

 奏がにじり寄ってきた。
「あかねがあんな声で鳴くなんて……♡ 思い出しただけでお姉ちゃん……チンポバッキバキになっちゃう……♡ 」
見れば、奏の短いスカートがはち切れんばかりに膨らんでいた。つい、凝視してしまった。
「ふふ♡ 見たいよね♡ お姉ちゃんの勃起チンポ♡ 」
あかねは慌ててチガウチガウと首を振ったが、奏は躊躇なく腕輪に触れると、身につけていた服が消えて全裸になった。
バチン! と音を立てて抑えつけられていた肉棒が腹に当たる。
「ん♡ これ好き♡ 」
巨大な肉棒の先端には、もう我慢汁が染み出し始めている。
「さあ……あかね♡ お姉ちゃんに挿れたい? それとも……挿れられたい?」
距離が近い。
「な、何言ってるの? お……お姉……ちゃん……あたしたち……姉妹ってコト……でしょ?」
あかねは声を絞り出した。
奏は頬に手を当ててそうよ、と答えた。
「でもね、お姉ちゃん……ずっとね……好きだったの♡ 遠くから……ずーっとあかねを見てきたんだもん♡ ……お姉ちゃんね……」
奏は自らの肉棒をぎゅうっと握りしめた。
「あかねを恋人にする♡ って決めたの♡ 」
熱い息を吐く奏の瞳を見て気がついた。
(ああ……この目……おねえさまと……同じだ……)
……瞳の奥にある、淫欲の炎。暗い欲望に向けられた光。狂気に似たその光は、見た者を引き込む。
あかねは逃れられない環の中にいた。
自らが望んだ環でもあった。
もう、あかねあたしもその一部なのだと、彼女あねの瞳が告げていた。

 「だ、ダメよ、お姉ちゃん、姉妹でえっちな事なんて……」
揺れる奏の乳房。
「どうして?私はあかねが好きなのよ?」
揺れる奏の肉棒。
「だっ……て、その、好きとかじゃ……」
あかねの声は小さくなる。
「でも……あかねのチンポはしたい♡ って言ってるわよ……?」
自覚はある。あかねの肉棒は憎たらしいほど、大きく固くなっていた。
「それに……さっきからお姉ちゃんのカラダのエッチなとこばっかり見てるわよ……?」
それも自覚はある。あるのだ。魅惑的なライン。そそり立つ肉棒。その匂い。脳が味を想像し始めている。理性が辛うじてあかねを制止していた。
もう奏は膝と膝が触れる程の距離にいた。
「お姉ちゃんのマンコ……すっごく名器なんだって♡ 挿れたみんながヒィヒィ言うの……♡ ……たーくさんザーメン出しちゃうのよ……♡ 」
見ないで。そんな眼で見つめないで……。
あかねの理性は風前の灯になっていた。
奏は誘惑を続けた。
「あかねもびゅーってしていいのよ♡ お姉ちゃん……全部飲んであげる♡ 」
耳元で囁いた。
「……もちろん、みんなにはナイショにしてあげる♡ 」
「な……ナイショ……」
丸わかりの嘘である。だがあかねの理性は、そんな分別すらなくすほどにトロけ始めた。

 「き、今日だけ……今日だけ……ナイショだから……」
うわ言のように、あかねは口にした。
奏は微笑んであかねを抱きしめた。
「うん♡ そうだね♡ 今日だけ♡ ナイショで今日だけエッチしようね……♡ 」
柔らかい唇が触れた。あかねは姉の舌を受け入れた。
(……お、お姉ちゃんと……するんだ……姉妹で……えっち……しちゃうんだ……ナイショだから……しょうがないんだ……)
絡まる舌に、特に意味のない思考は焼き切られた。
「んちゅ……あかね♡ お姉ちゃんのマンコ……好きなだけ掻き回して♡ 」
愛液の滴る赤い淫肉。あかねの理性は完全に失われた。


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