朱青半島物語(しゅせいはんとうものがたり)

ナタル

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第二章

再会

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_即位の前日、私はこっそり宮殿から逃げ出した。もうどうでもなくなっていた。_


タッタッ……
凛花が勢いよく静まり返った町並みを走って行く……


_森の国・白い狼の住処_


ザワ…ザワ…ザワッ……ガタガタガタッ!!
猛烈な突風が吹き荒れ、森や木々が激しく揺れ始める


森の国の住民達がざわめいている。


薫が慌てて言う。
『…なんで?さっきまで荒れてなかったのに。』



龍騎が何かを察したように言う。

『……近付いてくる……。』


ザッ…ザッ……ガサガサッ!!

林から姿を現す。


龍騎が驚いた顔をする。

『……凛…花っ……!?』


_龍騎は、なぜ私だと分かったのかは知らない。けど、みんな私の姿を見て驚いていた。
なぜなら……_


薫が驚いた顔をしながら言う。
『…おかしい。もう私達以外、種族は居ないはずなのに…!』





_私は、いつの間にか『白い狼』になっていた。_




『…グルルルッ……!!』
凛花は、正気がなく、龍騎達を警戒している。


薫が警戒しながら言う。
『…今すぐ、弓と武器の用意を!早く!』


住民達がいそいそと武器を用意して、凛花に向ける。


龍騎が白い狼化した凛花の前に立ちながら言う。

『止めろ!凛花は…っ…彼女を討つな!!』


薫が慌てて言う。
『龍騎、離れて!!そいつは危険よ!』


『…グルルルッ…』
凛花が警戒している。


龍騎が前に立ちながら、凛花に問いかけるように言う。

『凛花は皇族なのに…あの時、宮廷の者から俺を守ってくれた。だから今度は!俺が凛花を守る!!』


白い狼化した凛花の瞳から、アクアマリンの涙が零れる。


薫が少し悲しそうに言う。
『……龍騎……。』


龍騎が薫に言う。
『薫…ごめん。君との婚姻の儀は出来ない。』



白い狼化した凛花に龍騎が抱きつく。

『…凛花…ごめんな…。』


シュルルルッ……
凛花がもとの状態に戻っていく…。


凛花が泣きながら龍騎言う。
『龍騎っ……。会いたかったよ………。』



薫が住民達に武器を下ろすように言う。


薫がボソッと言う。
『…やっぱり、私では無理だったのね……。』



森の中の木々に、麒麟が隠れている。


薫を見て、ニヤニヤしながら言う。
『…なるほど…そういう事でしたか……。(妖笑)これは、使える……。』


麒麟が姿を消す。





_私達は、お互い想い合っていた。この先、なにが起こるとも知らずに……_



coming soon…
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