第一次世界大戦はウィルスが終わらせた・しかし第三次世界大戦はウィルスを終らせる為に始められた・bai/AI

パラレル・タイム

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太陽系の夜明け・移民の時代

太陽系の夜明け・移民の時代・士・第187章・宇宙時代の怨念

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天王星宙域

日本艦隊巡洋艦アサヒが見たのは

破壊された天王星探査船

その破壊された船体は

小惑星や流星による損傷では無く

明らかに戦闘によるもの

残されたブラックボックスには

地球艦隊が写っていたが

船体は古く殆どが廃艦になり

現在では使われて居ない

そして艦体に書かれている

識別番号は戦闘中や事故で

行方不明扱いになったものばかり

しかし現実に生存して

探査船団を攻撃して来た

この情報は直ちに日本政府に伝えられた

日本政府は情報部に調査を指示した

調査を続ける巡洋艦アサヒに

同じく調査に来た地球艦隊

巡洋艦ツェッペリンが到着した

アサヒ艦長はその船体の姿に何か違和感を覚え

副官に巡洋艦ツェッペリンについて

詳しく調べさせた

スクリーンに現れたビスマルク艦長は

確かに手元の小型モニターに出された

データと合致した

だが

地球連邦政府の天王星探査船の

ブラックボックスの引き渡しを求める

ビスマルク艦長に対し

テータと一緒に

遺体を遺族に渡せる様に

綺麗にしてから引き渡す

用意をしているので

今しばらく待って欲しい

ビスマルク艦長に対して

話をはぐらかしながら

副長からの報告が来るのを待ち続けた

その時副長はCICで

ステルスドローンから送られる

映像を見つめ

ビスマルクを隅々まで調べ

艦尾のエンジン部分に到達

そこから送られた映像に

副長は息を呑む

映像を艦長のモニターに送り

警報を鳴らさず

戦闘配置を進め

戦闘配置完了を

艦長の手元のモニターに表示

その時

ビスマルク艦長の耳元に部下が

耳打ちする姿がスクリーンに映し出され

<コバヤシ艦長

盗撮の趣味が在るのですか?>

『いやいや

貴方の艦が余りにも美しすぎて

ついエンジンまで見たくなって』

それを聞いたビスマルク艦長は

<戦闘配置>を叫ぶが

コバヤシ艦長は

『副長始めろ』の合図で

間一髪アサヒの主砲が

ツェッペリンの船体を貫き

大破させる

<コバヤシ艦長何故見破った?

我々の偽装工作は完璧だった>

艦橋が被弾し

ビスマルク艦長の変装が剥がれた姿に

コバヤシ艦長は

『貴方はリチャードソン大尉』

それは10年前の火星艦隊との戦闘で

行方不明になり死亡扱いになっていた

コバヤシ艦長の旧友だった

『貴方は地球艦隊のエリートだった筈

なぜ地球の船を襲う』

リチャード大尉は話す

あの時地球艦隊は火星艦隊を追撃する為に

あの時戦闘で航行不能になった

艦艇を救助する事無く見捨て

戦闘終了後戻って来た艦隊に

味方を見捨てたと

軍事法廷に訴えると言うと

突然攻撃を加えて来た

航行不能の艦艇は全て破壊され

地球艦隊は引き上げて行った

軍上層部への報告は

損傷した地球艦隊の艦艇には

火星艦隊の工作員が潜んでいた

地球艦隊の乗組員は

すべて殺されたと

<その後俺達は同じ様に地球から見捨てられ

生き延びていた元軍人達に助けられた

これは過去の話では無い

火星事変でも同じ事が続けられた>

『リチャード大尉』

コバヤシ艦長は何も言い返せなかった

<そう言えばまだ答えを聞いていなかったな

何故見破った?

エンジンだけは偽装出来なかったが

この角度ではそちらからは

エンジンは見えない筈だが

確認の為の時間延ばしは

最初から気が付いていたとしか思えない>

『完璧すぎた

就航時のデーターを元に偽装したのだろうが

綺麗過ぎた戦闘で破損し

修理した跡がまるで無い

まるで新造艦だ

戦歴20年の船には見えない』

リチャード艦長は

<確かに現役の軍人には敵わんな

コバヤシこれからもその感を

信じて行け>

リチャード大尉は

高笑いを上げながら

爆発する艦と運命を共にした

『副長この情報を直ちに土星に向かっている

移民船団に連絡しろ』

≪駄目です返信無連絡不能≫

『木星圏の地球艦隊に連絡

救援を依頼

本艦も直ちに向かう

間に合ってくれ』

≪エンジン始動

全速前進目標土星圏≫

巡洋艦アサヒは土星圏を目指し進む
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