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私はネコ・初めての獲物なのニャ・その六・舐めニャ
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家に帰るとミー子が木に登り上を見ている
ミー子の目線の先には
小鳥がいた
そーっとミー子は小鳥に近づく
もうちょっとの処で
木の枝が折れて
ミー子は下に落ち
小鳥に逃げられてしまう
ミー子は頭に折れた
木の枝を乗せたまま
逃げた小鳥を恨めしそうに見ていた
『んにゃー』
俺は思わず
「あーはははは」
と腹を抱えて大笑いをした
するとミー子はバツが悪そうに
こちらを見ていたが
ネコお得意のごまかし技
体をぺろぺろ舐めて
何も無かった様に
取り繕う
次の日もミー子は
木に登り小鳥を狙って近づくが
又もや失敗
地面に落ちてしまい
小鳥には逃げられた
又体をなめて取り繕う
その度にこっちは大笑い
ミー子の挑戦は
雨の日も風の日も続いた
筈は無く
流石にミー子はソファーの上でお昼寝
そんな日が何日も続くと
ミー子はストレスが溜まるのか
部屋中を走り回る
キャットタワーの上に
手慣れた様子で一気に登り
又降りて行く
次に玄関の吹き抜けをカーテンを
使い登るがいざ降り様として
ミー子は下を見て固まってしまう
高くて降りられない
普段見た事も無い様な
情けない顔をして
『なあ~ご』(おろして
と鳴いている顔を見ていると
普段の自信満々の
ミー子とまるで違う
思わず
「ぷ・く・く・く・」
「あーはははは」
と笑ってしまった
突然ミー子が鳴き止み
ぴょんと上から飛び降り
「いてっ」
俺の頭をクッションにして
下に降りた
俺は後頭部に直撃され
前のめりに
床に倒れた
忘れてたこいつは
泥棒を二階の窓から飛び降りて
気絶させた
『必殺・おネコ人』だった
ミ-子は前足を俺の頭に乗せ
『みゃーお』と
得意げに鳴く
「おのれ~ミ~子~め~」
次のは雨も上がり
風もなく快晴
ミー子と言えば
相変わらず木に登り
小鳥を狙っている
そーっと近づきジャンプ
見事小鳥を捕まえる
「おお・やった」
ミー子は捕まえた小鳥を
俺の前に置き『みゃおん』と鳴く
「ん?」
最初は分からなかったが
これが初めての獲物てやつか
「よしよし」と頭を撫でる
満足げにミー子も
『みゃおん』と鳴く
だが次の瞬間
頭を鳥に突かれた
「いでー」
ミー子が捕まえた小鳥の脇で
こちらを睨んでいる
どうやらミー子が捕まえた
小鳥の相方のようだ
「捕まえたのは俺じゃないって」
「そっちの・・・」
ミー子はさっさと逃げ居ない
「おいおいミー子」
それからしばらくの間
家の出入の時その鳥に狙われた
近所では小鳥に
ちょっかいを出し
仕返しをされていると噂された
動物虐待の濡れ衣を着せられ
隣近所の目が冷たい
ミー子はそんな事情も知らず
今日も木に登り
獲物を狙う
よく見るとカラスの巣を
狙っている
「や・やめてくれーミー子ー」
ミー子の目線の先には
小鳥がいた
そーっとミー子は小鳥に近づく
もうちょっとの処で
木の枝が折れて
ミー子は下に落ち
小鳥に逃げられてしまう
ミー子は頭に折れた
木の枝を乗せたまま
逃げた小鳥を恨めしそうに見ていた
『んにゃー』
俺は思わず
「あーはははは」
と腹を抱えて大笑いをした
するとミー子はバツが悪そうに
こちらを見ていたが
ネコお得意のごまかし技
体をぺろぺろ舐めて
何も無かった様に
取り繕う
次の日もミー子は
木に登り小鳥を狙って近づくが
又もや失敗
地面に落ちてしまい
小鳥には逃げられた
又体をなめて取り繕う
その度にこっちは大笑い
ミー子の挑戦は
雨の日も風の日も続いた
筈は無く
流石にミー子はソファーの上でお昼寝
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ミー子はストレスが溜まるのか
部屋中を走り回る
キャットタワーの上に
手慣れた様子で一気に登り
又降りて行く
次に玄関の吹き抜けをカーテンを
使い登るがいざ降り様として
ミー子は下を見て固まってしまう
高くて降りられない
普段見た事も無い様な
情けない顔をして
『なあ~ご』(おろして
と鳴いている顔を見ていると
普段の自信満々の
ミー子とまるで違う
思わず
「ぷ・く・く・く・」
「あーはははは」
と笑ってしまった
突然ミー子が鳴き止み
ぴょんと上から飛び降り
「いてっ」
俺の頭をクッションにして
下に降りた
俺は後頭部に直撃され
前のめりに
床に倒れた
忘れてたこいつは
泥棒を二階の窓から飛び降りて
気絶させた
『必殺・おネコ人』だった
ミ-子は前足を俺の頭に乗せ
『みゃーお』と
得意げに鳴く
「おのれ~ミ~子~め~」
次のは雨も上がり
風もなく快晴
ミー子と言えば
相変わらず木に登り
小鳥を狙っている
そーっと近づきジャンプ
見事小鳥を捕まえる
「おお・やった」
ミー子は捕まえた小鳥を
俺の前に置き『みゃおん』と鳴く
「ん?」
最初は分からなかったが
これが初めての獲物てやつか
「よしよし」と頭を撫でる
満足げにミー子も
『みゃおん』と鳴く
だが次の瞬間
頭を鳥に突かれた
「いでー」
ミー子が捕まえた小鳥の脇で
こちらを睨んでいる
どうやらミー子が捕まえた
小鳥の相方のようだ
「捕まえたのは俺じゃないって」
「そっちの・・・」
ミー子はさっさと逃げ居ない
「おいおいミー子」
それからしばらくの間
家の出入の時その鳥に狙われた
近所では小鳥に
ちょっかいを出し
仕返しをされていると噂された
動物虐待の濡れ衣を着せられ
隣近所の目が冷たい
ミー子はそんな事情も知らず
今日も木に登り
獲物を狙う
よく見るとカラスの巣を
狙っている
「や・やめてくれーミー子ー」
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