私はネコ・名前は一応在る・にや

パラレル・タイム

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私はネコ・対決お掃除君対ミー子・その八・舐めニャ

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我が家に円盤型自動掃除機・お掃除君が来る

季節の変わり目になるとミー子の抜け毛で

靴下は毛だらけ

だがそんな日々にもお別れだ

ピンポーン

ニャンニャン電気でーす

配達に伺いました

おー来た来たー

商品を受け取り

テーブルの上に置く

ダンボールを見て

ミー子が興味津々で近づいて来る

目をくりくりさせて

中身を出しミー子の前に出す

『じゃ~ん・全自動掃除機お掃除君だー』

しかしミー子は空き箱に飛び込みはしゃいでいた

所詮ネコにこの掃除機分かるまい

このバカねこが~

突然ダンボールに頭をつ込んだまま

全力疾走で俺の頭に激突

いてー

まさかこいつ俺の言った事を分かるのか?

ミー子は知らぬ顔で毛づくろい中

気を取り直してお掃除君のスイッチを入れる

シュイ~ンとモータが動く

ミー子はぴょーんと後ろに飛び跳ね

目を丸くし全身の毛を立てる

『しゃー』

お~?

もしかしてミー子にも苦手な物が在るのか?

俺の心の悪魔モードのスイッチが入る

おのれ~ミー子今こそうらみ晴らす時だ~

リモコンのスイッチを入れ

お掃除君をミー子に向け移動

ミー子はダッシュで逃げ出し

ソファーの下へ隠れるミー子

ふ・ふ・ふ・ミー子君それで隠れたつもりかね?

行けお掃除君

みゃー

ドカン・バコン・ガシャーン

やったか?

リモコンを床に置きソファーの下を除く

あれ?居ない

後ろを見ると

ミー子がリモコンの上に乗っていた

シュイ~ンと音を立て

お掃除君がソファーの下から飛び出し

アッと思った時は足元をお掃除君にすくわれ

バランスを崩し転倒

頭を床にしこたま打ちつけ

はずみでテーブルから花瓶が落ちて来た

星が瞬き気がついたら

目の前に鬼の形相の母親が居た

それからミー子はお掃除君を怖がらなくなり

それどころかお掃除君が動き回り掃除している最中

お掃除君の上に乗りお昼寝の真っ最中

おぼえてミー子め~
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