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第1話 緑の獣
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長野県のとある山奥にて、とある遺跡が発見された。この遺跡は日本にもあのシュメール文明や古代エジプト文明と同等かそれ以上の文明があったことを証明するかもしれないものだったのだ。その遺跡を今調査してる集団がいる。霧島教授率いる調査隊は山の洞窟を利用したと思われる遺跡の入り口を開けようとしていた。
霧島 愛「ねぇお父さん!まだあかないの!」
彼女は霧島教授の一人娘。二十歳の女子大生だ。
霧島 武「こういうのは慎重にやるから時間がかかるんじゃ!」
彼こそこの調査隊を率いる教授だ。彼は河上大学で考古学を教えてる教授だ。かつてオリエントの文明を研究していたが、そんなものは役に立たないと言われ続けていた。そのため彼は今回の発見を見返すためのチャンスにしようと意気込んでいるのだ。
永山 修「そうですよ。今回の発見で日本史が崩れるかもしれないんですから、慎重にやらないと。」
永山 修。彼は、霧島教授の弟子のようなもので調査隊のNo.2の男だ。
村上 勇人「そうだぞ。愛、そんなこともわからんのかね。」
この男は愛の幼馴染で、20歳の青年。昔から霧島家と関わっていたせいか来るなと言っても調査に来る男。なお調査隊には入っていない。
愛「何よ!勇人まで!」
勇人「いつも調査してない君にはわからんくてもしかたないか…。」
愛「そりゃ土だらけになってい石掘り出して何が楽しいかって話よ!私が常人なのよ!勇人こそおかしいんじゃなくて?」
勇人「ヘェ~言ってくれるじゃんか!」
永山「まぁまぁ。でも何で愛ちゃんはこの遺跡に興味持ったの?」
愛「そっそれは…。」
勇人「どうせ、歴史的な発見者になりたいとかそんなくだらない理由だろ。」
愛「何よ!私がまるで自己顕示欲の塊じゃない!」
勇人「じゃあ何なのさ?」
愛「えっとそれは…なんか写真見てさ、呼ばれた気がしたんだよね。」
勇人「おっとオカルトですか今度は、ミーハーだねぇ。」
愛「勇人はロマンがわからないだけよ。」
勇人「なんだと!?」
~数時間後~
霧島教授「一通り入り口を開けれるようになったので、今日はここでおしまい。」
愛「もう夕方じゃん!入り口開けるだけでここまで時間かかるの!」
勇人「そりゃそうだろ。世紀の大発見の遺跡を少しでも壊してみろ、非難されちまうぜ。」
永山「ご飯できましたよ~。」
みんな「はーい。」
夕食後
愛と勇人は星を眺めていた。
愛「ねぇ勇人なんで貴方は昔のものが好きなの?」
勇人「君の父親の影響って言いたいけど、そうじゃないかもな。うちって裏婚してるじゃない?だからさどうしても昔の方がよかったって昔にこだわっちゃうんだよ。」
愛「ふーん。あっ流れ星だ。」
勇人「えっどこに???って俺の話流すなよ。」
愛「だって重いんだもの…。」
勇人「仕方がないさ。未来に俺は希望が見出せないんだもの。」
愛「ねぇ…。遺跡言ってみない?」
勇人「やめとけやめとけ。警備いて入れないぞ。」
愛「それでもいいじゃない。なんか見てみたいのよ。」
勇人「そうか?まぁいいけどさ。」
二人は夜の暗い森を懐中電灯一本で遺跡まで行った。
勇人「ん?警備がいないじゃんか…。」
愛「ラッキーじゃない!入りましょうよ。」
勇人「全く世紀の発見なのにこんな雑な警備で大丈夫かよ。」
愛「早く早く。先行っちゃうぞ。」
勇人「足元よくみとけよ。土器とかあるかもしれんし。」
愛「止めないのね。」
勇人「そりゃ好奇心は抑えられませんよ。」
そうして二人は遺跡の中に入っていった。
愛「何ここ血の匂いがする。」
勇人「うわっ本当だ。大丈夫かここ。へんな細菌とかあるかもしれんわ。」
愛「綺麗…。」
勇人「えっ何が…?」
愛はそういうと一人走り出した。
勇人「おい!ちょっと待てよ!危ないって!」
愛「きゃあぁぁぁ!!」
勇人「どうした!?」
勇人はそこで目にする。警備をしていたであろう二人の男の亡骸を。
勇人「うぁぁぁぁあ!」
愛「くっ首が…なぃ…。」
すると二人の後ろつまり入口の方からドサッという音が聞こえた。二人は振り返った。そこには牙が生え以上に長い爪を持ち血塗れの白い化け物がいた。
愛「…。」
勇人「…おい、逃げるぞ!」
そう勇人は言うと愛の手を掴み奥へ走った。後ろから化け物の追ってくる音が聞こえる。
勇人「行き止まりかよ!クソォ。」
愛「この石綺麗…。」
勇人「何のんきなこと言ってるんだ。だいたいその石黒いじゃねぇか。」
愛がその黒い石に触れた瞬間。あたり一面緑の光に包まれた。
勇人「うわっなんの光!?」
勇人は目が眩んだ。化け物もまた同じであった。
化け物「貴様!まさか生き残りだと言うのか!」
勇人「こいつ喋るのか…。」
化け物「生かしちゃおけん!グァァァァア!」
そういうと化け物は愛に飛びかかった。
勇人「危ない!」
肌を切り裂く音が聞こえた。
勇人「うぎゃぁぁぁあ!」
愛「勇人!」
愛は倒れる勇人を抱えた。
化け物「邪魔者が!消えろ!」
二人に化け物の鋭利な爪が襲う。
その時不思議なことが起こった。今度は勇人の身体が緑色に光り始めたのだ。
化け物「うっ…。」
勇人「ウァァァァァア!」
勇人の身体は光とともに変化していった。肌は緑色に、目は赤く。爪は鋭利に伸び、肌は鎧のように硬くなり。口から牙が生えた。
勇人「グァァァァア!」
光が消えた。それと同時に勇人は、いや勇人であったものは白い化け物に攻撃を仕掛けた。
化け物「うぎゃぁぁぁあ!」
化け物の身体を爪で裂くと、今度は化け物の首に勇人は噛み付いた。そして首から牙を話した時化け物の首は取れてしまった。辺りに化け物の血が飛び散る。勇人は愛に近づく。
愛「うぁぁぁぁ!?」
勇人「あ…い…。」
そういうと勇人は倒れ、化け物から元の人間の勇人へと戻ったのだ。
霧島 愛「ねぇお父さん!まだあかないの!」
彼女は霧島教授の一人娘。二十歳の女子大生だ。
霧島 武「こういうのは慎重にやるから時間がかかるんじゃ!」
彼こそこの調査隊を率いる教授だ。彼は河上大学で考古学を教えてる教授だ。かつてオリエントの文明を研究していたが、そんなものは役に立たないと言われ続けていた。そのため彼は今回の発見を見返すためのチャンスにしようと意気込んでいるのだ。
永山 修「そうですよ。今回の発見で日本史が崩れるかもしれないんですから、慎重にやらないと。」
永山 修。彼は、霧島教授の弟子のようなもので調査隊のNo.2の男だ。
村上 勇人「そうだぞ。愛、そんなこともわからんのかね。」
この男は愛の幼馴染で、20歳の青年。昔から霧島家と関わっていたせいか来るなと言っても調査に来る男。なお調査隊には入っていない。
愛「何よ!勇人まで!」
勇人「いつも調査してない君にはわからんくてもしかたないか…。」
愛「そりゃ土だらけになってい石掘り出して何が楽しいかって話よ!私が常人なのよ!勇人こそおかしいんじゃなくて?」
勇人「ヘェ~言ってくれるじゃんか!」
永山「まぁまぁ。でも何で愛ちゃんはこの遺跡に興味持ったの?」
愛「そっそれは…。」
勇人「どうせ、歴史的な発見者になりたいとかそんなくだらない理由だろ。」
愛「何よ!私がまるで自己顕示欲の塊じゃない!」
勇人「じゃあ何なのさ?」
愛「えっとそれは…なんか写真見てさ、呼ばれた気がしたんだよね。」
勇人「おっとオカルトですか今度は、ミーハーだねぇ。」
愛「勇人はロマンがわからないだけよ。」
勇人「なんだと!?」
~数時間後~
霧島教授「一通り入り口を開けれるようになったので、今日はここでおしまい。」
愛「もう夕方じゃん!入り口開けるだけでここまで時間かかるの!」
勇人「そりゃそうだろ。世紀の大発見の遺跡を少しでも壊してみろ、非難されちまうぜ。」
永山「ご飯できましたよ~。」
みんな「はーい。」
夕食後
愛と勇人は星を眺めていた。
愛「ねぇ勇人なんで貴方は昔のものが好きなの?」
勇人「君の父親の影響って言いたいけど、そうじゃないかもな。うちって裏婚してるじゃない?だからさどうしても昔の方がよかったって昔にこだわっちゃうんだよ。」
愛「ふーん。あっ流れ星だ。」
勇人「えっどこに???って俺の話流すなよ。」
愛「だって重いんだもの…。」
勇人「仕方がないさ。未来に俺は希望が見出せないんだもの。」
愛「ねぇ…。遺跡言ってみない?」
勇人「やめとけやめとけ。警備いて入れないぞ。」
愛「それでもいいじゃない。なんか見てみたいのよ。」
勇人「そうか?まぁいいけどさ。」
二人は夜の暗い森を懐中電灯一本で遺跡まで行った。
勇人「ん?警備がいないじゃんか…。」
愛「ラッキーじゃない!入りましょうよ。」
勇人「全く世紀の発見なのにこんな雑な警備で大丈夫かよ。」
愛「早く早く。先行っちゃうぞ。」
勇人「足元よくみとけよ。土器とかあるかもしれんし。」
愛「止めないのね。」
勇人「そりゃ好奇心は抑えられませんよ。」
そうして二人は遺跡の中に入っていった。
愛「何ここ血の匂いがする。」
勇人「うわっ本当だ。大丈夫かここ。へんな細菌とかあるかもしれんわ。」
愛「綺麗…。」
勇人「えっ何が…?」
愛はそういうと一人走り出した。
勇人「おい!ちょっと待てよ!危ないって!」
愛「きゃあぁぁぁ!!」
勇人「どうした!?」
勇人はそこで目にする。警備をしていたであろう二人の男の亡骸を。
勇人「うぁぁぁぁあ!」
愛「くっ首が…なぃ…。」
すると二人の後ろつまり入口の方からドサッという音が聞こえた。二人は振り返った。そこには牙が生え以上に長い爪を持ち血塗れの白い化け物がいた。
愛「…。」
勇人「…おい、逃げるぞ!」
そう勇人は言うと愛の手を掴み奥へ走った。後ろから化け物の追ってくる音が聞こえる。
勇人「行き止まりかよ!クソォ。」
愛「この石綺麗…。」
勇人「何のんきなこと言ってるんだ。だいたいその石黒いじゃねぇか。」
愛がその黒い石に触れた瞬間。あたり一面緑の光に包まれた。
勇人「うわっなんの光!?」
勇人は目が眩んだ。化け物もまた同じであった。
化け物「貴様!まさか生き残りだと言うのか!」
勇人「こいつ喋るのか…。」
化け物「生かしちゃおけん!グァァァァア!」
そういうと化け物は愛に飛びかかった。
勇人「危ない!」
肌を切り裂く音が聞こえた。
勇人「うぎゃぁぁぁあ!」
愛「勇人!」
愛は倒れる勇人を抱えた。
化け物「邪魔者が!消えろ!」
二人に化け物の鋭利な爪が襲う。
その時不思議なことが起こった。今度は勇人の身体が緑色に光り始めたのだ。
化け物「うっ…。」
勇人「ウァァァァァア!」
勇人の身体は光とともに変化していった。肌は緑色に、目は赤く。爪は鋭利に伸び、肌は鎧のように硬くなり。口から牙が生えた。
勇人「グァァァァア!」
光が消えた。それと同時に勇人は、いや勇人であったものは白い化け物に攻撃を仕掛けた。
化け物「うぎゃぁぁぁあ!」
化け物の身体を爪で裂くと、今度は化け物の首に勇人は噛み付いた。そして首から牙を話した時化け物の首は取れてしまった。辺りに化け物の血が飛び散る。勇人は愛に近づく。
愛「うぁぁぁぁ!?」
勇人「あ…い…。」
そういうと勇人は倒れ、化け物から元の人間の勇人へと戻ったのだ。
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