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女剣士ヴィオレット、旅に出るためにギルドへ行こうと思いましたが面倒です

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「で、役職は剣士だ。その中でも上級も上級、最上級職の【剣華舞香けんかまいか】だ。」

「けんかまいか?なにそれ?」

「花咲くように血を撒き散らし、舞うように剣を振り回し、その道のあとは何故か濃厚な花の香りを残す・・・そんな剣士だ。」

「へー。つまり強いってことでしょ?」

「ああ。」

「じゃ、ギルド行ってくるねー!」

「おう。」

ギールッドギールドー♪お父様に貰った剣もあるし!

「おい、嬢ちゃん。あんたか?ローベンス伯爵家の娘ってのは?」

「そうよ?なに?邪魔!」

筋肉ムキムキの脳筋はどっかいっててよね!ほんと!

「あん?てめぇ・・・誘拐してやる!」

え、話が突飛すぎるよ?えーっと・・・殺るしかないか!

「うぉぉぉぉぉぉぉぉリァああああああああああぁぁぁ」

うっわーよっけやすーい!らくしょーじゃないの?

「つかれたなー。あ、お父様から剣もらったんだったー」

水色の鞘から片手剣を出した。なんだかしっくりくる!

「ふっと!」

軽く手首を回しただけ。なのに

「わあああああああああああああああああああば、化け物おおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

いや、見た目的に完全に化け物はあんたの方・・・

ま、いっか!ところでギルドって・・・何処?
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