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お父様、家督は弟に譲りますね。
うん。
あのレースアップ子爵第二子息事件のあとから何故か縁談が後絶たないわね。
面倒だわ。
そんなに公爵の夫という立場が欲しいのかしら?
「・・・セバス、ハーランド・ルドフェン・・・私の弟を呼んで。」
「はい。」
ハーランドは金髪赤眼のイケメン。長身の身長に優しい性格。
「お姉様、なんの御用ですか。」
「ハーランド、姉上と呼びなさい。」
「すみません姉上。昔からの癖でして。」
「いいわ、ハーランド。家督を継いでもう2日が経ちました。」
「存じています。」
「でもね・・・遊べないの!つまらない!退屈!ねぇ、私、どう考えたと思う?」
「・・・【ハーランドに継がせちゃおっと☆】ですかね。」
おぉ!すごいすごい!さすが!その通り!
「よろしくね、公爵家当主殿(*º▿º*)」
「・・・これ、断れないやつだ・・・」
ごめんなさいハーランド!でも私まだ遊びたい年頃なのよ!
「ありがと~っ!さすが、ハーランドね!」
「して、姉上はどうなさるおつもりで。」
「・・・私か~。まぁーね。魔法騎士になれないし、帝国の剣にも慣れない。ならね・・・政府の中枢に住み着き甘くて黒く汚い蜜を吸う蛆虫共を排除するために、皇帝陛下に嫁ぐわ。あの方まだ正室をお決めになってらっしゃらないし、それに・・・」
あの方は、幼なじみだし、私が鮮血嬢である事を認めてくれる唯一の御方。
「私、皇帝陛下の事、憎からず思ってるのよ。」
「姉上、その言い方はちょっと・・・些か問題かと。」
「そうね・・・」
◇
【皇帝の宮殿】
「・・・は?ルーランが、俺の正室・・・。母上、考え直してくれ。先方が絶対いやがってるだろ?」
皇帝エドルクスは皇太后レジーナの息子で、ルーラン・ルドフェンの幼馴染。彼女に密かに惹かれているが、それを惹かれている本人(ルーラン)は知らない。
「・・・それがねぇ、エド。この縁談はルーラン嬢からのたっての願いなの。受けるべきだわ。明日にはハーランドに家督を譲るらしいの。それはきっとあなたの所へ嫁ぐためでなくて?」
「・・・はぁ。わかりました。受けますよ。」
◇
「姉さ・・・姉上。縁談の件、纏まりました。」
あのレースアップ子爵第二子息事件のあとから何故か縁談が後絶たないわね。
面倒だわ。
そんなに公爵の夫という立場が欲しいのかしら?
「・・・セバス、ハーランド・ルドフェン・・・私の弟を呼んで。」
「はい。」
ハーランドは金髪赤眼のイケメン。長身の身長に優しい性格。
「お姉様、なんの御用ですか。」
「ハーランド、姉上と呼びなさい。」
「すみません姉上。昔からの癖でして。」
「いいわ、ハーランド。家督を継いでもう2日が経ちました。」
「存じています。」
「でもね・・・遊べないの!つまらない!退屈!ねぇ、私、どう考えたと思う?」
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おぉ!すごいすごい!さすが!その通り!
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「・・・これ、断れないやつだ・・・」
ごめんなさいハーランド!でも私まだ遊びたい年頃なのよ!
「ありがと~っ!さすが、ハーランドね!」
「して、姉上はどうなさるおつもりで。」
「・・・私か~。まぁーね。魔法騎士になれないし、帝国の剣にも慣れない。ならね・・・政府の中枢に住み着き甘くて黒く汚い蜜を吸う蛆虫共を排除するために、皇帝陛下に嫁ぐわ。あの方まだ正室をお決めになってらっしゃらないし、それに・・・」
あの方は、幼なじみだし、私が鮮血嬢である事を認めてくれる唯一の御方。
「私、皇帝陛下の事、憎からず思ってるのよ。」
「姉上、その言い方はちょっと・・・些か問題かと。」
「そうね・・・」
◇
【皇帝の宮殿】
「・・・は?ルーランが、俺の正室・・・。母上、考え直してくれ。先方が絶対いやがってるだろ?」
皇帝エドルクスは皇太后レジーナの息子で、ルーラン・ルドフェンの幼馴染。彼女に密かに惹かれているが、それを惹かれている本人(ルーラン)は知らない。
「・・・それがねぇ、エド。この縁談はルーラン嬢からのたっての願いなの。受けるべきだわ。明日にはハーランドに家督を譲るらしいの。それはきっとあなたの所へ嫁ぐためでなくて?」
「・・・はぁ。わかりました。受けますよ。」
◇
「姉さ・・・姉上。縁談の件、纏まりました。」
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