6 / 9
4-3章 変貌
しおりを挟む世界は重層をなす。
日本にいる、私の平面と、
今、
窓の外の雨を見ている、南米の小さな男の子の平面は、
かならず異なっている。
ただ、その違いは、分断ではない。
現在の、自分の思考だけが正しいと思った時に、
分断が生じる。
今、生まれたばかりの、小さな認識に、
引き裂かれることを待っているなら、
分断は生じない。
私の認識は、常に引き裂かれ、
変貌し続ける。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる