世界は冒険に満ちている!(笑)

みやさん

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レインボー!

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ザアァァァァァ・・・

真っ黒く大きな雲が空を覆っている。
雨が強く降り、屋根や地面にバラバラと打ち付けてくる。

外にも行けず、気持ちだけが落ち込んでくる。


「なんか、いーことないかなぁ・・・?」


ぼんやりと空を見上げながらユータは呟いた。


タシ・・・タシ・・・タシ


足音が近づいてきたので、音の方を振り返ると、楽しげな顔をしたアッシュだった。口には黄色いやわらかなボールを加えていた。


「ははっ、アッシュ・・・遊ぼっか?」


遊んでオーラ全開のアッシュに、思わず笑ってしまったユータだった。


「でもアッシュ、家の中だからそんなに全力で投げてあげられないからね。」
「アン!!」


分かっているのかいないのか、アッシュの嬉しそうな返事が響いた。
それから、ユータはボールを投げたり、アッシュと綱を引っ張り合ったりと色々な遊びをして雨で憂鬱な気持ちを吹き飛ばしたのだった。

しばらく遊んでいたユータの顔に、キラッと光が差し込んできた。
どこから光が差し込んできたのか、辺りを見回すと・・・いつの間にか雨は止んで、雲の切れ間から晴れ間が覗き込んでいた。


「わあ!晴れてきたね!外で遊べるよ!・・・あ!虹だぁ!」


ユータの視線の先には、雲の合間にかかる大きな虹が出来ていた。


「アッシュ!見て!ほら!虹が出てるよ!これはもう、行くしかないよね!!・・・・・・・釣りに行くぞー!!」
「アン!アン!!」


ユータはバタバタと釣り道具を探しに駆け出したのだった。
アッシュはユータの後ろを小さな尻尾をフリフリ追いかけるのだった。















「ちょっ・・・ちょっと、ユー君待って!どこに行くの?!」
「えっ?だって虹が出てるんだよ!早くしないと消えちゃう!」
「あら、本当。きれいね!って、でも虹を見に行くなら釣竿はいらないんじゃない?」
「・・・だって虹だよ?虹には七色の魚が泳いでるんだよ?」
「・・・ん?どゆこと?」
「ママ知らないの?この本にちゃんと描いてあるもん!」


ユータは自分の部屋から一冊の絵本を持ってきた。確かに虹色の魚だった。けど、虹に住んでるとは・・・?



(えっ・・・これ、どうしたらいいの?)


ちょっと呆然としてしまったママの横を釣り竿を手にすり抜けていくユータ。
アッシュも当たり前のようについて行く。


「じゃあ、行ってきまーす!大きいの釣ってくるねー!」


「あああぁぁぁぁ~!待って!・・・待って!ユー君!!」
「もぅー、早くしないと虹が消えちゃうよー!」
「えっと、その・・・そう!ママも一緒に行きたいな!」
「えっ・・・本当!?わー!やったー!!一緒に行こう!ママが居てくれたら、たくさん釣っても大丈夫だね!」


さらに、どうすればいいか分からない事態に追い込まれたママだった。

誰か助けて!(笑)
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