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危険な巨大植物
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サクッ・・・サクッ・・・
青々と茂った森の中をユータは歩いていた。ギルドの依頼を受け、薬草の採取に来ていた。
もちろん、相棒のアッシュも一緒だ。
しばらく歩いていると目当てだった薬草の群生地を発見した為、すぐに数を揃える事ができた。
今日は順調に依頼をこなせたから、帰ったら何をしようかな?と、気を緩めたその時だった。
「きゃあぁぁぁ!助けてーー!!」
「うわぁああああああ!!」
遠くから助けを求める声が響いてきた。
緩んでいた空気が一瞬で緊迫したら空気に変わる。
声がした方向を耳を澄まして探るユータ。
悲鳴の他にキインキインと金属がぶつかるような音も重なって聞こえてきた。
「あっちか。・・・交戦中だな!急ぐぞ!!」
「アン!!」
風を切るように駆け出したユータの目に飛び込んできた光景は、とても不可解なものだった。
大小様々な大きさの丸く茶色い形の体から手足が生えており、皆一様に頭が尖っていた。手足は細いが剣や盾を構えている。
一際大きな体をもつ個体を全員で守るような陣形を構えていた。
相対するのは、ユータの体よりも3倍はあるかと思われる程、大きな植物だった。シダのように規則正しく並んだ葉っぱが、獲物を捕まえるように開いたり閉じたりして迫ってきていた。
開閉する葉っぱからはシュワシュワとした液体が滴り落ちて、地面を溶かしていた。
「なんだあの植物は?あのちっこいのを捕食しようとしているのか?・・・なんだか分からないが、助けに行こう!」
「ワウンッ!」
駆け出したユータとアッシュ!瞬く間に植物の前に躍り出た!
聖剣エクスカリバーを構え、襲ってきた葉っぱを弾き飛ばす!
アッシュも植物からの攻撃を俊敏に左右に避け、攻撃を加える!アッシュは襲ってくる植物を圧倒し始めた。
その間にユータは襲われた人?に声をかけた。
「大丈夫ですか?」
『は・・・はいっ!助かりました!ありがとうございます!』
「いえ、まだ倒したわけでもないので安心するのはまだ早いです。何があったのですか?」
すると一際体の大きな個体が前に進み出てきた。
『私たちはこのあたりに住んでいる、どんぐりの精霊なのです。
この時期になると私たちは新しい場所を求めて旅に出る習慣があるのですが、その移動を狙って私たちを捕食しようとしてくるのがいるのです。
それが、あの植物です。運悪く私たちも見つかってしまったのです。
あいつは私たちが新しい芽を出す為に栄養を溜め込んでいるのを知っているので、執拗に追いかけてくるのです。』
「そうだったんですか。でも、ぼくが来たからにはもう大丈夫ですよ!」
『ありがとうございます!私たちも少しは戦えるので、援護します!』
「助かります!一緒にあいつを倒しましょう!」
ユータとどんぐりの精霊は、タイミングを合わせ一気に仕掛けた!
襲いくる葉っぱをユータが弾き、どんぐり達がその隙に本体を攻撃!アッシュもユータと一緒に葉っぱを弾いて加勢する!
怒涛の攻撃にだんだんと巨大植物が弱ってきた。
「みんな!もう少しだ!」
「「「おう!!!」」」
「ワウンっ!!」
そして、巨大植物の最期が訪れる。
ユータは聖剣エクスカリバーを大きく振りかぶり、本体部分に振り下ろす!!
ズバアァァァン!!!
ユータの渾身の一撃をその身に受け、体をピクピクと震わせ、巨大植物はそのまま地面に倒れ伏したのだった。
「やったぜ!みなさん大丈夫でしたか?」
『ユータ様のおかげで大丈夫です!本当にありがとうございました!これで新しい土地に根を張ることが出来ます!』
「いえいえ、みなさんが頑張ったからですよ!新しい場所でも頑張ってください!」
『はい!ありがとうございました!』
どんぐりの精霊達は、ユータとアッシュのおかげで新しい土地へと足を踏み出すのだった。
「ユー君!そろそろ、ユー君が持ってるどんぐりも植えたいんだけど・・・いいかしら?」
「ちょっと待ってー!今いいところだから!!」
ユータの手にはどんぐりが握られており、しゃがみ込んだ状態でひとつの植木鉢の前で遊んでいる。
「ユー君、何見てるの?」
「これー!葉っぱがワキワキするのがすごいの!!」
「どれどれ?・・・あぁ!オジギソウね!これ、面白い植物よね。ママも好きなのー。」
「オジギソウっていうの?どんぐり食べるかな?」
「あはは!食べないよ~!葉っぱが動くだけよ。」
「そうなんだ~。食べたらもっとスゴいのに・・・。」
青々と茂った森の中をユータは歩いていた。ギルドの依頼を受け、薬草の採取に来ていた。
もちろん、相棒のアッシュも一緒だ。
しばらく歩いていると目当てだった薬草の群生地を発見した為、すぐに数を揃える事ができた。
今日は順調に依頼をこなせたから、帰ったら何をしようかな?と、気を緩めたその時だった。
「きゃあぁぁぁ!助けてーー!!」
「うわぁああああああ!!」
遠くから助けを求める声が響いてきた。
緩んでいた空気が一瞬で緊迫したら空気に変わる。
声がした方向を耳を澄まして探るユータ。
悲鳴の他にキインキインと金属がぶつかるような音も重なって聞こえてきた。
「あっちか。・・・交戦中だな!急ぐぞ!!」
「アン!!」
風を切るように駆け出したユータの目に飛び込んできた光景は、とても不可解なものだった。
大小様々な大きさの丸く茶色い形の体から手足が生えており、皆一様に頭が尖っていた。手足は細いが剣や盾を構えている。
一際大きな体をもつ個体を全員で守るような陣形を構えていた。
相対するのは、ユータの体よりも3倍はあるかと思われる程、大きな植物だった。シダのように規則正しく並んだ葉っぱが、獲物を捕まえるように開いたり閉じたりして迫ってきていた。
開閉する葉っぱからはシュワシュワとした液体が滴り落ちて、地面を溶かしていた。
「なんだあの植物は?あのちっこいのを捕食しようとしているのか?・・・なんだか分からないが、助けに行こう!」
「ワウンッ!」
駆け出したユータとアッシュ!瞬く間に植物の前に躍り出た!
聖剣エクスカリバーを構え、襲ってきた葉っぱを弾き飛ばす!
アッシュも植物からの攻撃を俊敏に左右に避け、攻撃を加える!アッシュは襲ってくる植物を圧倒し始めた。
その間にユータは襲われた人?に声をかけた。
「大丈夫ですか?」
『は・・・はいっ!助かりました!ありがとうございます!』
「いえ、まだ倒したわけでもないので安心するのはまだ早いです。何があったのですか?」
すると一際体の大きな個体が前に進み出てきた。
『私たちはこのあたりに住んでいる、どんぐりの精霊なのです。
この時期になると私たちは新しい場所を求めて旅に出る習慣があるのですが、その移動を狙って私たちを捕食しようとしてくるのがいるのです。
それが、あの植物です。運悪く私たちも見つかってしまったのです。
あいつは私たちが新しい芽を出す為に栄養を溜め込んでいるのを知っているので、執拗に追いかけてくるのです。』
「そうだったんですか。でも、ぼくが来たからにはもう大丈夫ですよ!」
『ありがとうございます!私たちも少しは戦えるので、援護します!』
「助かります!一緒にあいつを倒しましょう!」
ユータとどんぐりの精霊は、タイミングを合わせ一気に仕掛けた!
襲いくる葉っぱをユータが弾き、どんぐり達がその隙に本体を攻撃!アッシュもユータと一緒に葉っぱを弾いて加勢する!
怒涛の攻撃にだんだんと巨大植物が弱ってきた。
「みんな!もう少しだ!」
「「「おう!!!」」」
「ワウンっ!!」
そして、巨大植物の最期が訪れる。
ユータは聖剣エクスカリバーを大きく振りかぶり、本体部分に振り下ろす!!
ズバアァァァン!!!
ユータの渾身の一撃をその身に受け、体をピクピクと震わせ、巨大植物はそのまま地面に倒れ伏したのだった。
「やったぜ!みなさん大丈夫でしたか?」
『ユータ様のおかげで大丈夫です!本当にありがとうございました!これで新しい土地に根を張ることが出来ます!』
「いえいえ、みなさんが頑張ったからですよ!新しい場所でも頑張ってください!」
『はい!ありがとうございました!』
どんぐりの精霊達は、ユータとアッシュのおかげで新しい土地へと足を踏み出すのだった。
「ユー君!そろそろ、ユー君が持ってるどんぐりも植えたいんだけど・・・いいかしら?」
「ちょっと待ってー!今いいところだから!!」
ユータの手にはどんぐりが握られており、しゃがみ込んだ状態でひとつの植木鉢の前で遊んでいる。
「ユー君、何見てるの?」
「これー!葉っぱがワキワキするのがすごいの!!」
「どれどれ?・・・あぁ!オジギソウね!これ、面白い植物よね。ママも好きなのー。」
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