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砂漠クエスト
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ザシュ……ザシュ……
辺り一帯全てが、黄土色の砂…砂…砂…
その砂を容赦なく照らす、雲一つない空から降り注ぐ太陽光。
周りには建物も木も何も無い。
見えるのはただ、砂の波の先にある地平線のみ。
「・・・あっつい・・・。」
だらだらと汗を流し、袖口で額の汗を乱暴に拭う。
日に焼けないように長袖長ズボン、そしてターバンを頭に巻きサンドゴーグルを付け砂漠を歩いていた。
「なんでこんな事に・・・はぁ。」
ユータはここに至るまでの事を振り返り何度もため息を吐き出した。
そもそも、なぜユータが砂漠にいるのかというとクエストを受けたからであった。
だが、そのクエストもそう難易度が高いものでもなく砂漠のサンドフィッシュの捕獲であった。
サンドフィッシュは、砂漠にたくさん生息している魚の事で砂漠に釣り竿を垂らしておくと比較的簡単に釣れる魔獣の一種であった。
その身は、かなり脂が乗ったジューシーでボリュームのあるもので庶民の間でとても親しまれている。
その為、常設クエストであった。
魔獣の分類であるのは、サンドフィッシュの口が細長くノコギリのようにギザギザになっていて、そのノコギリを使い攻撃を仕掛けてくるのだ。
その攻撃力は馬鹿にはできず、毎年、それなりの被害を出している。
そんなサンドフィッシュを退治しに砂漠へと向かったユータであったのだが。
初めは順調に釣り上げる事ができていた。
だが、少し欲を出した為か・・・それまで1匹ずつ釣り上げていたのに、釣り竿の針を多めにつけ纏めて釣り上げようしたのだ。釣り針を垂らしたところ、すぐに大きな引きがきたのだった。
そう、まとめて10匹掛かったのだった。
「あれ、絶対わざと釣り竿に引っ掛かりにきたんだろうなぁ・・・。」
釣り竿に掛かったサンドフィッシュは、一糸乱れぬ動きを見せたのだ。
右周りにユータの周りを周り始じめたのだ。ユータも負けじと引くが、サンドフィッシュの方が力が早かった。そのまま釣り糸にユータ自身がぐるぐる巻にされてしまったのだ。
ぐるぐる巻にされたユータを確認したサンドフィッシュは、そのままユータを引きずり始めた。
魔法を使おうにも両手が使えず、狙いを定めることが出来ない。
うわあぁぁぁぁぁぁ!たーすーけーてー!!
ただユータの叫びだけを残して、砂漠を引きずられていったのだった。
散々、引きずられて最後はやられると思っていたのだが、幸運な事に釣り糸が腰に下げていた短剣にあたり切れたのだった。
そのままサンドフィッシュ達は逃げて行ったので良かったが、ユータはよく分からない砂漠のど真ん中に置き去りになってしまったのだった。
「はぁ……はぁ……。」
暑さのため体力はどんどん奪われていか、足取りは重くなっていく。
もう、どちらに進めばいいのかも分からない。
「……もう……だめだ……。」
力尽き、倒れ込んでしまったユータ。その瞳が閉ざされようとしていた。
その時だった。
「アオーーーンッ!!」
掠れる視界には確かに見えた。
フサフサの茶色い毛並みが。
「………アッシュ?」
◇◆◇◆◇◆◇◆
「暑っっっっいっ!!何!?この部屋!すっごく暑いんだけど!!」
ママが慌てて子供部屋にあるエアコンのリモコンを手に取ると、
「はあ?!暖房30度!??なんで、こんなに暑い真夏日に暖房なんかつけてるの?!ユー君!何し・・・え?・・・本当に何してるの?」
ママの視界に飛び込んできたのは、リボンでぐるぐる巻きになったユー君だった。
汗をたくさんかいているのか、前髪が額にぴったりと引っ付いている。
そんなユータの顔をフンフンと鼻を鳴らし、ペロペロしているアッシュがいた。
「あ、ママ。今ね砂漠ごっこしてるのー。ちょうどアッシュが助けに来たとこなんだよ!」
「いやいやいやいやいやいや、ユー君?砂漠ごっこはいいけど、なんで暖房つけてるの?熱中症になって危ないのよ?」
「え?暖房だったの?暑いからエアコンつけたんだけと、あんまり涼しくならないから、じゃあ砂漠ごっこしよう!って思ったのー。」
「涼しくならなかった時点で気づいて欲しかった・・・。なんでそのまま遊んじゃうの・・・。早く気づいて良かったわ。とりあえず水分補給しましょうね。」
「え?水分?あ!ジュースある?」
ユータはパッと体に巻きついたリボンを解き、立ち上がり走ってきた。
その後からアッシュもついてくる。
「アッシュも暑かったわね。たくさん飲むのよー。」
ママはアッシュの飲水もたくさん用意してあげました。
辺り一帯全てが、黄土色の砂…砂…砂…
その砂を容赦なく照らす、雲一つない空から降り注ぐ太陽光。
周りには建物も木も何も無い。
見えるのはただ、砂の波の先にある地平線のみ。
「・・・あっつい・・・。」
だらだらと汗を流し、袖口で額の汗を乱暴に拭う。
日に焼けないように長袖長ズボン、そしてターバンを頭に巻きサンドゴーグルを付け砂漠を歩いていた。
「なんでこんな事に・・・はぁ。」
ユータはここに至るまでの事を振り返り何度もため息を吐き出した。
そもそも、なぜユータが砂漠にいるのかというとクエストを受けたからであった。
だが、そのクエストもそう難易度が高いものでもなく砂漠のサンドフィッシュの捕獲であった。
サンドフィッシュは、砂漠にたくさん生息している魚の事で砂漠に釣り竿を垂らしておくと比較的簡単に釣れる魔獣の一種であった。
その身は、かなり脂が乗ったジューシーでボリュームのあるもので庶民の間でとても親しまれている。
その為、常設クエストであった。
魔獣の分類であるのは、サンドフィッシュの口が細長くノコギリのようにギザギザになっていて、そのノコギリを使い攻撃を仕掛けてくるのだ。
その攻撃力は馬鹿にはできず、毎年、それなりの被害を出している。
そんなサンドフィッシュを退治しに砂漠へと向かったユータであったのだが。
初めは順調に釣り上げる事ができていた。
だが、少し欲を出した為か・・・それまで1匹ずつ釣り上げていたのに、釣り竿の針を多めにつけ纏めて釣り上げようしたのだ。釣り針を垂らしたところ、すぐに大きな引きがきたのだった。
そう、まとめて10匹掛かったのだった。
「あれ、絶対わざと釣り竿に引っ掛かりにきたんだろうなぁ・・・。」
釣り竿に掛かったサンドフィッシュは、一糸乱れぬ動きを見せたのだ。
右周りにユータの周りを周り始じめたのだ。ユータも負けじと引くが、サンドフィッシュの方が力が早かった。そのまま釣り糸にユータ自身がぐるぐる巻にされてしまったのだ。
ぐるぐる巻にされたユータを確認したサンドフィッシュは、そのままユータを引きずり始めた。
魔法を使おうにも両手が使えず、狙いを定めることが出来ない。
うわあぁぁぁぁぁぁ!たーすーけーてー!!
ただユータの叫びだけを残して、砂漠を引きずられていったのだった。
散々、引きずられて最後はやられると思っていたのだが、幸運な事に釣り糸が腰に下げていた短剣にあたり切れたのだった。
そのままサンドフィッシュ達は逃げて行ったので良かったが、ユータはよく分からない砂漠のど真ん中に置き去りになってしまったのだった。
「はぁ……はぁ……。」
暑さのため体力はどんどん奪われていか、足取りは重くなっていく。
もう、どちらに進めばいいのかも分からない。
「……もう……だめだ……。」
力尽き、倒れ込んでしまったユータ。その瞳が閉ざされようとしていた。
その時だった。
「アオーーーンッ!!」
掠れる視界には確かに見えた。
フサフサの茶色い毛並みが。
「………アッシュ?」
◇◆◇◆◇◆◇◆
「暑っっっっいっ!!何!?この部屋!すっごく暑いんだけど!!」
ママが慌てて子供部屋にあるエアコンのリモコンを手に取ると、
「はあ?!暖房30度!??なんで、こんなに暑い真夏日に暖房なんかつけてるの?!ユー君!何し・・・え?・・・本当に何してるの?」
ママの視界に飛び込んできたのは、リボンでぐるぐる巻きになったユー君だった。
汗をたくさんかいているのか、前髪が額にぴったりと引っ付いている。
そんなユータの顔をフンフンと鼻を鳴らし、ペロペロしているアッシュがいた。
「あ、ママ。今ね砂漠ごっこしてるのー。ちょうどアッシュが助けに来たとこなんだよ!」
「いやいやいやいやいやいや、ユー君?砂漠ごっこはいいけど、なんで暖房つけてるの?熱中症になって危ないのよ?」
「え?暖房だったの?暑いからエアコンつけたんだけと、あんまり涼しくならないから、じゃあ砂漠ごっこしよう!って思ったのー。」
「涼しくならなかった時点で気づいて欲しかった・・・。なんでそのまま遊んじゃうの・・・。早く気づいて良かったわ。とりあえず水分補給しましょうね。」
「え?水分?あ!ジュースある?」
ユータはパッと体に巻きついたリボンを解き、立ち上がり走ってきた。
その後からアッシュもついてくる。
「アッシュも暑かったわね。たくさん飲むのよー。」
ママはアッシュの飲水もたくさん用意してあげました。
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