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第六十二話 デート
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無事、解決とまではいかなかったが、犯人の目
星がついた事で、一応解決となった。
あとは、ギルド側がなんとかするだろう。
観光客には悪いが、暫くはユニコーンを見る事
ができないだろう。
俺の中にいるアレスは、おとなしくしている。
そう言えば、バンパイアの天敵はユニコーンだ
と誰かが言って居た気がする。
一体誰の言葉だったか……。
まぁ、今は特に気にする必要はないだろう。
「明日には乗り合い馬車で旅に出るぞ!」
「そうだね。今日は宿でのんびり過ごそうか?
あ、そうだ!ちょうどいいからこのままデー
トでもしない?」
「デート?誰か気になる女でもできたのか?」
俺は誠治の言葉になんの気なしに返していた。
こいつはたまに突拍子もない事を言うからだ。
「居ないよう~、今は陸がいれば十分だからね」
「はいはい、誠治の奢りなら行ってやってもい
いぜ?」
「うん、いいね。だったら、この先にあるカフェ
にでも行こう?」
後ろをついて来ているレイネとモンドには目も
くれず、誠治は俺に話かけた。
「じゃ~、ここで解散って事で!」
俺がキッパリ言うと、レイネは不服そうだった。
「勇者様、私もご一緒に……」
「レイネは今から教会でのお祈りがあるでしょ?
行っておいで。モンドは武器の手入れだよね?
陸は僕と一緒にいるから大丈夫だよ」
「おい、何が大丈夫なんだよ?」
俺の意見は無視で、誠治が勝手に話を進める。
「宿は自由に帰っていいから、明日の朝は鐘が2つ
鳴った時に乗り合い馬車のところで待ち合わせ
しよう!」
パンっと手を叩くと、決まり!
と笑顔で言った。
その後は、何か言いたげなレイネを無視して誠治
は俺とカフェへ。
全く自由過ぎる。
こんな奴のどこがいいのやら……。
女心は意味不明だった。
だが、いい事もある。
「うまっ!」
「でしょ?朝食の時に、この店の話をしている子
が居てね。甘いの好きな陸なら絶対に好きそう
だなって思ったんだ」
「確かに美味いかも……砂糖は贅沢品だしな~」
「でも、たまにはいいでしょ?」
そう言われると、それもそうかもしれない。
こちらに来てからずっと張り詰めて居たせいで
遊びという遊びを知らない。
誠治はいつも女性に囲まれていたが、俺はそん
な羨ましい事が起きた試しがないからだった。
むしろ、後ろから眺めているだけだった。
「……」
「どうしたの?陸?」
「いや、俺らって元の世界に帰れるのかなって…」
「うん……そうだね。魔王討伐が終われば帰り方
を探してくれるって言ってたけど、それも信じ
ていいのか分からないもんね。でも、僕は今の
ままでもいいと思ってるよ?」
真剣な顔で誠治は見つめて来た。
「そうだろうな……お前はいいよ。俺には……
俺にもさぁ~青春的な出会いがあればな~」
ため息混じりに俺は愚痴をこぼしたのだった。
「僕は陸さえいれば、この世界でもいいんだけ
どな~」
「だーかーらーそういうセリフは俺じゃなくて
女に言えって。すぐにベッドまで付いてくる
ぜ、きっと……今はダメだかんなっ!俺と別
の部屋を取った時にしろよ?」
「あははっ、それはないかな~。だって~僕が
一人じゃ眠れないの陸だって分かってるでし
ょ?」
「それは……まぁ~な……」
こんなに強くて、何者にも動じない誠治が夜だ
けは苦手だとか、そんな事実を知っているのは
俺だけとか……。
まぁ~悪い気はしないのだった。
星がついた事で、一応解決となった。
あとは、ギルド側がなんとかするだろう。
観光客には悪いが、暫くはユニコーンを見る事
ができないだろう。
俺の中にいるアレスは、おとなしくしている。
そう言えば、バンパイアの天敵はユニコーンだ
と誰かが言って居た気がする。
一体誰の言葉だったか……。
まぁ、今は特に気にする必要はないだろう。
「明日には乗り合い馬車で旅に出るぞ!」
「そうだね。今日は宿でのんびり過ごそうか?
あ、そうだ!ちょうどいいからこのままデー
トでもしない?」
「デート?誰か気になる女でもできたのか?」
俺は誠治の言葉になんの気なしに返していた。
こいつはたまに突拍子もない事を言うからだ。
「居ないよう~、今は陸がいれば十分だからね」
「はいはい、誠治の奢りなら行ってやってもい
いぜ?」
「うん、いいね。だったら、この先にあるカフェ
にでも行こう?」
後ろをついて来ているレイネとモンドには目も
くれず、誠治は俺に話かけた。
「じゃ~、ここで解散って事で!」
俺がキッパリ言うと、レイネは不服そうだった。
「勇者様、私もご一緒に……」
「レイネは今から教会でのお祈りがあるでしょ?
行っておいで。モンドは武器の手入れだよね?
陸は僕と一緒にいるから大丈夫だよ」
「おい、何が大丈夫なんだよ?」
俺の意見は無視で、誠治が勝手に話を進める。
「宿は自由に帰っていいから、明日の朝は鐘が2つ
鳴った時に乗り合い馬車のところで待ち合わせ
しよう!」
パンっと手を叩くと、決まり!
と笑顔で言った。
その後は、何か言いたげなレイネを無視して誠治
は俺とカフェへ。
全く自由過ぎる。
こんな奴のどこがいいのやら……。
女心は意味不明だった。
だが、いい事もある。
「うまっ!」
「でしょ?朝食の時に、この店の話をしている子
が居てね。甘いの好きな陸なら絶対に好きそう
だなって思ったんだ」
「確かに美味いかも……砂糖は贅沢品だしな~」
「でも、たまにはいいでしょ?」
そう言われると、それもそうかもしれない。
こちらに来てからずっと張り詰めて居たせいで
遊びという遊びを知らない。
誠治はいつも女性に囲まれていたが、俺はそん
な羨ましい事が起きた試しがないからだった。
むしろ、後ろから眺めているだけだった。
「……」
「どうしたの?陸?」
「いや、俺らって元の世界に帰れるのかなって…」
「うん……そうだね。魔王討伐が終われば帰り方
を探してくれるって言ってたけど、それも信じ
ていいのか分からないもんね。でも、僕は今の
ままでもいいと思ってるよ?」
真剣な顔で誠治は見つめて来た。
「そうだろうな……お前はいいよ。俺には……
俺にもさぁ~青春的な出会いがあればな~」
ため息混じりに俺は愚痴をこぼしたのだった。
「僕は陸さえいれば、この世界でもいいんだけ
どな~」
「だーかーらーそういうセリフは俺じゃなくて
女に言えって。すぐにベッドまで付いてくる
ぜ、きっと……今はダメだかんなっ!俺と別
の部屋を取った時にしろよ?」
「あははっ、それはないかな~。だって~僕が
一人じゃ眠れないの陸だって分かってるでし
ょ?」
「それは……まぁ~な……」
こんなに強くて、何者にも動じない誠治が夜だ
けは苦手だとか、そんな事実を知っているのは
俺だけとか……。
まぁ~悪い気はしないのだった。
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