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39話

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ジャラジャラ…ジャラジャラ…

鎖が音を立てて動く度に悶えるように四肢をくねらせる。
火照った身体から少しでも熱を逃がそうと必死に動くが、全く
変わる事はなかった。

するとやっと仕事を終えたのか部屋の住人が戻って来ていた。

「アリス、待ってくれていたのか?」
「イキたい……苦しい……」
「そうか、僕に見えるように足を開いてごらん」
「イかせて………」

消え入るような声で囁くと、倉沢の顔がニヤリと微笑む。

電気をつけると月明かりだったのが明るくなった。
シーツに何度も擦りつけたのかシミになっている。

「おとなしくしていなきゃダメだろ?」
「身体が……おかしい……熱い…」
「そうか、熱いのか?ならもっとナカを擦って熱を逃さないと
 な…」
「うん……ナカに欲しい……」

もう強引にしなくても勝手に自分で言ってくれる。
これならなんでも言う事を聞きそうだった。

「これから配信をするけど、ちゃんと言えるかい?」
「何するの?」
「もっと気持ちいい事だよ?カメラの前で僕が言う事をそのま
 ま言えばいいんだ、わかったかい?」
「わかった……早く入れて……」

いつものアリスちゃんねるを開くと待っていましたとばかりに
何人かが素早く入って来た。

目の前にエロい下着をつけたままのアリスを映すと目一杯に足
を開く。
見えるのはさっきまで使い込んでいたヒクつくアナルだった。

首にかけられた鉄の首輪をジャラジャラとさせながらカメラの
方を眺めた。
うっとりとした目つきで、ふらふらしながら映し出されていた。

「さぁ、みんなに紹介してごらん。アリスは今日からご主人様の
 ものになった証に首輪をつけて貰ったって言うんだ」
「今日から~俺を飼ってくれるご主人様ができたんですぅ~早く
 ナカにちょうだい~」

甘えるような声で自分で指を突っ込み欲しいと強請る。

「ほら、もっとちゃんと言いなさい。誰のものになったんだっけ?」
「ご主人様のものになったの~。」
「もう配信はしないって言うんだ」
「だから~配信は今日で終わりなの~終わり~ねぇ~早くここに欲
 しいの~」

カメラを無視するとせっついてくる。

もちろんカメラの向こうの人にもラビットの声は入っている。
ここまで見ればどう見たって正気じゃない気がする。

『おい、薬でもやってんじゃね?』
『いつもと違いすぎるだろ?マジ草』
『こいつ終わったな』
『完全にラリってるじゃん?』
『アナル使いすぎじゃね?』
『マジウケるわw、終わったな、さよなら』

コメントが続くとカメラの画面から離れてしまった。
引きずるようにカメラの前に出すと腕を縛り付ける。

「ほら、最後にたっぷり楽しむ様子を見てもらおうか?」
「見てもらうの?早く入れて~熱いの~」

視点の定まっていない様子でせがんできていた。
足を閉じないように足枷をはめると棒で両足を固定した。
その間に入ると上に持ち上げた。
腕の近くへと持ち上げると尻が丸出しになった。

そこに長いロングディルドを取り出すとゆっくりナカに差し込ん
で行った。

「はぁっ……あぁっ……ゥンッ………ンンッ…」
「気持ちいいか?」
「いい…もっと奥に欲しいっ……」
「そうか…なら存分に味わっていいぞ」
 
カメラの前にあるのは30cmはある太めのディルドだった。
両方にカリが付いており、本当は両サイドから入れて綱引きする物
だろう。
だが、今回はそれをアリスのナカに入れようとしているのだ。
もちろん本人には見えていない。

真上に尻を突き上げるとゆっくりと入っていく。
そして、そのまま奥へ奥へと押し込まれて行ったのだった。
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