アリスちゃんねる 〜もっと淫れさせて〜

秋元智也

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66話 

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通常の勉強が終わったら、保健体育の時間だ。
実践を交えながら身体に覚え込ませてやる。

拙い舌遣いを何度も指摘しながら見本も交えて
指導してやる。

「んンッ……あはっ……やぁっ……」
「イキそうになってんじゃねーよ。ほら、今の
 をやってみろよ」
「うん……ンッ……んんっ……」

鼻に抜ける声に必死に舌を使って気持ちよくさ
せようとしていた。
まだまだ要改善が多い。

「指でも咥えて練習しとけよ?それと、パンツ
 脱いで腰上げてみろ」
「ここで?」
「しっかり指導してやるって言ってるだろ?い
 やか?」
「いや……じゃない」
「なら、早くしろ」

悩みながら尻を向けると綺麗な肌とお尻がプリッ
としていた。

「今から中に指入れるが、基本的に力を抜いてお
 けよ?」
「はいっ…」
「それから…触ったところにだけ動かすようにし
 ろよ」
「…?」

グイッと指が入ってくる。
入り口を何度も解すと今度は奥へと角度を変えて
ぐりぐりと内壁を抉ぐる。

「あぁっ……やぁっ………イキそっ…離し…」
「まだまだ行くなよ?」

いきなり前の根本を掴まれるとギュウっと握りし
めてきた。
力が入ったせいか入り口がぎゅっと締め付けてい
た。

「お前なぁ~力入れんなって言っただろ?それと
 だ…入り口締め付けてんじゃねーよ!」
「無理っ……やだぁっ………はなし…て…」
「ダメに決まってんだろ?イったらまた締め付け
 んだろ?」
「イキたい……」
「イきたけりゃ~しっかり今から言う事聞いとけ
 よ?」
「うぅっ……」

再び奥のところをグリッと押してやる。
すぐに痙攣するように中がうねってくる。
これでもきっと中に突っ込んでれば気持ちがいい
はずだ。

だが、それだけじゃ意味がない。
こいつ自身がどこを締め付けているのか、どうやっ
て中をうねらせる事で男がイクという行為に至るの
かを知らないといけない。

「おいっ、また締めてるぞ?緩めろ!奥だけ締め付
 けろ!」
「奥だけって無理っ……分からないよぉ~」
「今触ってるところ分かりだろ?そこだけを動かす
 んだよ」
「ンッ……これでいい?」
「だーめだ!入り口まで締め付けてどーすんだよ?
 それに全体をこんなにぎゅうぎゅう締めてたら痛
 いだけだろ?ナカをもっと意識しろ」
「難しいって……えっ…何してるのっ!」

矢崎の手が手近な紐を掴むと優の玉の根本と勃起した
ままのちんこの根本を縛られてしまった。
出したいのに出てこない。
これでは余計、身体に熱がこもって集中できない。

「明日までこのままな?」
「う…嘘っ……」
「それとも、とって欲しければ長谷部に頼むんだな。
 自分では絶対に取るなよ?」

愕然とした優の顔を見ながら嬉しそうに再び尻をい
じり始めた。

「さぁ~しっかり身体の使い方を理解しよーな?」
「うっ………そ…………」
「ほらっ、今度はここだけ締めろ~~~」
「ァッ……アンッ………うわぁ……イっ……イクッ……」
「まだまだだな~、イけるわけねーだろ?」

そろそろ時間も遅い。
風呂に入って寝てもいい時間だった。

「今日はここまでだな。風呂行くぞ」
「えっ…なんで?まさか一緒に?」
「当たり前だろ?勝手に外したらダメだからな~
 見張っててやるよ」

恥ずかしがりながらも、したがってくる。
優はこんな事をされても、それは自分のためにし
てくれていると思っているのだろう。

矢崎もそんなお人好しではない。
振られたなら、いっそ自分がという考えもあった。

確かに優は不器用だが、決してそれが悪いわけでは
ない。
尻の具合も、いい具合に締め付けてくれるので、気
持ちいいくらいだ。
だが、これがもっとコントロールできればもっとよ
くなる。

いっそ、突く方が主体を握っていれば問題ない。
激しくすればするほどにだんだん感度も上がって
いくからだ。

だが、優の方が誘惑するのなら話は別だ。
初めての感じ方をさせなければ印象に残せない。

男の性器は女と違って感受性が高いし。締め付け
られれば感じるのは誰だって一緒だ。
だからこそ、初めが肝心だった。

味わった事のないような気持ちよさは、今後に響
く。
何度でもシたいと思わせるのが初めてでは大事な
のだ。

あんな堅物を動かすには、快楽に落としてしまう
のが一番なのだ。

「ほら…流してやるから立ってろ…」

泡を流すと言いながらシャワーのノズルを思いっ
きり捻った。
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