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73話
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あれからそこの周りを何度か歩き矢崎が声をかけ
ると数名の男を引っ掛けた。
全員が早くイったせいか、不完全燃焼でもあった。
「アリスちゃん?もしかして…もっとしたくなっ
ちゃった?」
「…みんな早いんだもん……俺もイキたい……」
「まだダメだ。イったら体力使うだろ?後で思い
っきりイかせてやるからもう少し我慢な?」
「うん…」
半日で3万ちょいも行けばかなりいい方だと思う。
ビジネスホテルに泊まると身体を洗い、早速ベッ
ドに横になった。
矢崎が出てくると、イキそびれて熱のこもった
身体を何度もイかせ続けた。
「矢崎くん?……中に入れないの?」
「そうだな…だが…俺が入れても気絶すんなよ?」
「それは…加減してよ……」
「できればな…」
裸で抱きしめられると、やっぱり人の体温は気持
ちがいい。
誠さんにも抱かれたかった。
後悔だけが心残りだった。
矢崎に抱かれながらも思い出さない時はない。
太くて大きい肉杭が優を貫き何度も揺さぶる。
今日の客達のように簡単にはイかない。
その分、中で大きくなると弾けるまでは完全に
矢崎の独壇場だった。
優は自制が効かない人形のように扱われる。
それでも傷つけないようにとしているのを知っ
ている。
優の快感を最大限に引き出すようにしてくれて
いた。
「あぁっ……そこばっか……やぁっ……ァッ……
ふっ…ンッ…」
「いいの間違いだろ?完全に勃ってんじゃん?」
ピンッと指で弾くと先端から涎を垂らしながら
ぴょんぴょんと跳ねる。
揺さぶられる度にやらしい液体が周りに飛沫す
る。
「イクッ……もう、イキそっ……」
「そうだな、もうイクか?…じゃ~………イク
っていいぞ?」
グリッとわざと避けていた場所を思いっきり中で
擦りあげた。
その瞬間熱いモノが下半身の奥から滲み出てくる
のを感じた。
そして一気に噴き出していたのだった。
「盛大にイったな?」
矢崎の声がやっと浮上した意識の端に聞こえる。
多分少しの間落ちたのだと思う。
優が落ちた間も横から足を持ち上げられ何度も
ナカを弄られていたらしい。
擦り過ぎたのか、痺れて感覚が麻痺している。
ちゃんとゴムをつけておりナカはローションだ
けが泡立って白い泡となって出てきていた。
「今日はシャワー浴びて寝るか…」
「うん…矢崎さんは…よかったんですか?誠さ
んを裏切るような真似して…」
「あぁ、そんな事か…別に構わないが……心配
してくれるなら…俺と付き合わないか?これ
からずっと一緒にいるからいっそ、俺と付き
合おうぜ?」
「それは……」
矢崎は悪い人ではない。
少しやんちゃだが、口は達者だし、こうやって抱
かれてても気持ちがいい。
でも…それだけだった。
この関係はただの生きていく為のもので、付き合
う事にメリットを感じなかった。
「このままじゃ…ダメなんですか?」
「そりゃ~悪くはないが…アリスちゃんは俺が彼
氏じゃ嫌か?」
「……分からない……だって、考えたことなかっ
たから…」
困った顔を向けると、深いため息を漏らした。
そして、今まで通りでいいと言ってくれた。
頭を撫でられるのは嫌いではない。
だが…優は今はいない誠に触れられる時が一番
好きだったのだった。
ると数名の男を引っ掛けた。
全員が早くイったせいか、不完全燃焼でもあった。
「アリスちゃん?もしかして…もっとしたくなっ
ちゃった?」
「…みんな早いんだもん……俺もイキたい……」
「まだダメだ。イったら体力使うだろ?後で思い
っきりイかせてやるからもう少し我慢な?」
「うん…」
半日で3万ちょいも行けばかなりいい方だと思う。
ビジネスホテルに泊まると身体を洗い、早速ベッ
ドに横になった。
矢崎が出てくると、イキそびれて熱のこもった
身体を何度もイかせ続けた。
「矢崎くん?……中に入れないの?」
「そうだな…だが…俺が入れても気絶すんなよ?」
「それは…加減してよ……」
「できればな…」
裸で抱きしめられると、やっぱり人の体温は気持
ちがいい。
誠さんにも抱かれたかった。
後悔だけが心残りだった。
矢崎に抱かれながらも思い出さない時はない。
太くて大きい肉杭が優を貫き何度も揺さぶる。
今日の客達のように簡単にはイかない。
その分、中で大きくなると弾けるまでは完全に
矢崎の独壇場だった。
優は自制が効かない人形のように扱われる。
それでも傷つけないようにとしているのを知っ
ている。
優の快感を最大限に引き出すようにしてくれて
いた。
「あぁっ……そこばっか……やぁっ……ァッ……
ふっ…ンッ…」
「いいの間違いだろ?完全に勃ってんじゃん?」
ピンッと指で弾くと先端から涎を垂らしながら
ぴょんぴょんと跳ねる。
揺さぶられる度にやらしい液体が周りに飛沫す
る。
「イクッ……もう、イキそっ……」
「そうだな、もうイクか?…じゃ~………イク
っていいぞ?」
グリッとわざと避けていた場所を思いっきり中で
擦りあげた。
その瞬間熱いモノが下半身の奥から滲み出てくる
のを感じた。
そして一気に噴き出していたのだった。
「盛大にイったな?」
矢崎の声がやっと浮上した意識の端に聞こえる。
多分少しの間落ちたのだと思う。
優が落ちた間も横から足を持ち上げられ何度も
ナカを弄られていたらしい。
擦り過ぎたのか、痺れて感覚が麻痺している。
ちゃんとゴムをつけておりナカはローションだ
けが泡立って白い泡となって出てきていた。
「今日はシャワー浴びて寝るか…」
「うん…矢崎さんは…よかったんですか?誠さ
んを裏切るような真似して…」
「あぁ、そんな事か…別に構わないが……心配
してくれるなら…俺と付き合わないか?これ
からずっと一緒にいるからいっそ、俺と付き
合おうぜ?」
「それは……」
矢崎は悪い人ではない。
少しやんちゃだが、口は達者だし、こうやって抱
かれてても気持ちがいい。
でも…それだけだった。
この関係はただの生きていく為のもので、付き合
う事にメリットを感じなかった。
「このままじゃ…ダメなんですか?」
「そりゃ~悪くはないが…アリスちゃんは俺が彼
氏じゃ嫌か?」
「……分からない……だって、考えたことなかっ
たから…」
困った顔を向けると、深いため息を漏らした。
そして、今まで通りでいいと言ってくれた。
頭を撫でられるのは嫌いではない。
だが…優は今はいない誠に触れられる時が一番
好きだったのだった。
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