アリスちゃんねる 〜もっと淫れさせて〜

秋元智也

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84話

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頭をどこかでぶつけたのか、頭痛がして目が覚め
た。
天井を眺めると自分の部屋である事に気づいた。

「起きたか?」
「矢崎…さん…」
「別に責めるつもりはないんだ…ただ、俺を選ぶ
 気はないか?」
「…?」
「多分気付いてねーとは思ってたけどさ…アリス
 となら俺は頑張れる気がするんだ。お前も気持
 ちいいことは好きだろ?」
「どう言う意味…ですか?」

言っている意味が分からなかった。
何を言われているのだろう。
矢崎は真剣な顔つきで見てきた。

布団に捲ると矢崎の顔が近づいてくる。
目の前に顔が来ると額にコツっと当たった。

「熱はねーな。大丈夫か?」
「えっ…あ…はい」
「分かってねーよな…はぁ~鈍感だよな~」
「…?」

すると矢崎の手が胸の上でピタリと止まった。
指の先端がちょうど乳首に当たる位置で指が動く。
まるで指で挟まれているような軽く触れる程度だ
ったが敏感な優の身体はそれだけでも、反応して
しまう。

「んっ………矢崎、さん?」
「服の上からでも感じるんだな…直に触ったらも
 っと気持ちよくなれるだろう?」
「えっ……アッ……やだっ…ダメって………くっ…
 アンッ…」

服の裾から手を入れるとピンッと勃った乳首に触
れていく。
ぐりぐりと擦って、両方を同時に弄ってやる。

甘い声が漏れると今度は服の上から歯を立てて甘
噛みする。
じわぁ~と唾液で服が濡れていく。
張り付いた中でぎゅっと握られるとビクンッと腰
自然と浮いた。

「こういう事好きだろ?俺も乱れていくアリスが
 好きだよ」
「違っ……こんな……いやぁっ…」
「昨日は散々お楽しみだったんだろ?どうだった?
 長谷部のアソコは…気持ちよかったか?廊下まで
 声が響いてたぞ?」

大きな家と言っても防音でできているわけではな
いのだ。
昨日は何度もイカされ、声も抑える事は考えなか
った。

「今日も夜は抱いてくれるって言ってたか?」
「やめてっ…こんな…やだっ……」
「嫌じゃねーだろ?もっと刺激が欲しいんじゃな
 いのか?そう‥例えば…こっちとか」

尻に沿って手を這わせると割れ目に沿って指が伝
うのを感じた。
ズボン越しでも触れられた瞬間ゾクっとする。

「欲しいんだろ?こっちにぶっといのがさ~、俺
 なら好きな時に入れてやれるぜ?」
「……ない…要らない…そんなのっ……うぁっ…」

ズボンの中に入ってきたひやっとした手の感触に
一瞬慄く。
そして昨日散々酷使した蕾をツンッと触れられる
とヒクッと動くのが分かる。

「吸い付いてきてるぞ?欲しいか?」
「いやぁっ……やめてよ……嫌だっ!」
「嫌じゃないだろ?こんなに欲しがってるのに
 さ~」

グリっと指が入ると、きゅううっと締め付けて
きた。
中にぐいぐい入っていくのを喜ぶかのように締
め付けて奥へと誘う。
身体は喜ぶかのように感じずにはいられない。

気持ちいいところを押されては腰が跳ね上がる。

「あぁっ……やだぁ……ひゃぅ………ンンッ…」
「いいだろ?もっと感じろよ。男無しじゃ生きて
 いけないだろ?」
「やぁ…やめて………矢崎…さん……」
「俺ならもっと感じさせれるんだぞ?認めろよっ」
「嫌いに……なりたくない………やめてっ……」

涙目で懇願されるとそれ以上言葉が出てこなかっ
た。
矢崎は尻の中に入った指をグリッと奥になども入
れると悲鳴じみた声を耳に焼き付けた。

ヌルっと抜き去ると部屋から出ていった。
荒い息を整えながら優は服を整える。

なんであんな事してきたのか謎だったが、どこか
で予感はしていた。
もう、会えなくなるのではないかと…
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