好きになっていいですか?

秋元智也

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40 恋人の嫉妬

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 ヒトミ「どうだった?恭子ちゃん的にはダメだった?」
キョウコ「いや、仁美がいいと思った素材に文句などないよ」
 ヒトミ「だったら、もっと優しく接してあげて~、化粧で結構
     化けるし、そもそも男だって思えないでしょ。肌も綺麗
     だし。写真加工に肌は一切触らなくて良さそうな素材って
     なかなかないのよね~、下手な女じゃボロボロで顔だけ
     取り繕ってるし。」
キョウコ「女がいいなら、それでも構わんが…私が平常心でいられる
     自信がない」
 ヒトミ「あはっ!やだ~恭子ちゃんたら~。それに、彼はなんか
     安全な気がするんだよね~、感だけど…」
キョウコ「一人で逢いに行くなよ。男はみんな狼なんだ。勝手に気が
     あると勘違いして襲ってくるケダモノなんだ」
 ヒトミ「はいはい。じゃー。今日の撮影に乾杯!」
キョウコ「乾杯。仁美の成功に!」

居酒屋の一角で密かに乾杯をした。



後日三宅仁美は写真データを編集し出来栄えの良さに気持ちも弾み、
いっそ家まで届けに行こうと考えると、こっそりと住所を大学の方へ
聞きに行った。
おしゃべりな事務員さんが色々話してくれて、引越先のして新しい
住所まで教えてくれた

 ヒトミ「ここかぁ~、へー。いいところ住んでんじゃん!」

ピンポーン。ピンポーン。

 ユウマ「はーい」

ガチャという音と共に出てきたのは見知らぬ男性だった。
ちょっとやんちゃな感じな上、強面だった為、一瞬仁美は言葉に
詰まってしまった。

 ユウマ「誰?配達の人じゃない…よな?」
 ヒトミ「えっと…間違えちゃったかな?すいませんでしたー」

それだけ言うと、回れ右して歩き出したところでぶつかって尻餅
ついてしまった。

 リクト「大丈夫?あれ三宅さん?」
 ヒトミ「田嶋くん!あれ、でもここって…」
 リクト「優馬~、顔が怖いんだって、笑顔で出てよ~」
 ユウマ「はぁ?俺が悪いのか?」

三宅仁美の腕を持つと、起き上がらせる。そこにはいつもの利久斗の
顔があった。
仁美は立ち上がると用事があった事を話すと中に迎えられた。ただ、
もう一人は歓迎していない風だった。

 リクト「三宅さん、どうぞ~、コーヒーでいい?」
 ヒトミ「ええ。ありがとう」
 リクト「ほら、優馬奥に行ってて。」
 ユウマ「俺が居たら気まずいのかよ」
 リクト「そう言うわけじゃないけど…ほら、脅さないの!」

そう言って利久斗の部屋へと通された。医学書以外はそこまで荷物
が多いわけではなく、きちんと整理されていた。

 ヒトミ「へ~。一人暮らしじゃないんだ~、最初びっくりしちゃ
     った。」
 リクト「まぁ~ね。用事って?」
 ヒトミ「あ、この前のが意外に出来が良くってね。これ、中に
     データ入ってるから」

USBメモリーを机に置くとどれだけ良かったとか、修正箇所などを
熱く語り出した。
すると、ドアをノックする音がして優馬が入ってきた。

 ユウマ「あのさ~、あんた利久斗の事狙ってんだったら、諦めて
     くんない?」
 リクト「そんなんじゃないって!大学の先輩なだけで…」
 ユウマ「先輩が男の家に直接来る?それに利久斗、住所教えたの?」
 リクト「いや、教えて無いけど…どうやって来たの?」

二人は同時に三宅仁美を見ると、おしゃべりな事務員を恨んだ。

 ヒトミ「別に、私はただこれを渡したかっただけだから…」
 ユウマ「待ちなよ!利久斗は俺のだって事見せてあげるよ」

そう言うと利久斗の唇を奪うと、そのまま床に倒れ込んだ。
利久斗の方は抗議したそうに背中をガシガシと叩くが、優馬は
離す気などなかった。
腕を掴むと上で一つに固定し、シャツをめくりズボンに手を
入れた。舌を絡めると執拗に離さなかった。
三宅仁美の見ている前で堂々と利久斗の弱いところを責め立てる。
パンツの下から盛り上がっているモノを取り出すと、先端をきゅっ
と握って擦った。

 リクト「んっ…んんっ…」

やっと自由になった途端、利久斗自身を口に含んだ。

 リクト「やだったら…やめてっ…うっ…ダメだって…あっ…」
 ユウマ「気持ひいいんひゃろ?」
 リクト「咥えたまま喋らない…でっ…あんっ…」

必死にやめさせようとする利久斗に優馬は見せつける様に尻へ
と手を伸ばす。

 リクト「もう…離し…ああぁーーー」

優馬は口で受け止めてるとそのまま嚥下した。ごっくんと喉が
動き、利久斗は赤面していた。
見られていたのもそうだが、優馬にここまで強引にされた事は
初めてだったかもしれない。
これで終わりでない事は尻の中に指が入って来た事で理解した。

 リクト「待って、まじでやめて」
 ユウマ「分からせてやるって言っただろ?女じゃこいつを感じ
     させられない」

ズボンは完全に脱がされいつのまにか後ろで縛らていた。
お尻を突き上げられる姿勢にされるとクチュクチュと中をかき回す
水音が響く。
三宅仁美はそれでも部屋の隅でこちらをじっくりと眺めていた。
見ないで欲しかった。せめて目を閉じていて欲しかった。ここまで
ガン見されると恥ずかしさ以上に怖くもあった。

 ユウマ「見てろよ!これでかき回されるのが大好きなんだよ!
     な、利久斗」

そう言うと、ゴムをはめた優馬のが利久斗の目の前に出される。
塗らす為に咥えろと言っているのは分かるが、これ以上は恥ずか
しいと言おうとして言えなくなった。
指で口を開けられると、そのまま中に突き入れられたからだった。
奥に何度もいれられ、奥から吐き気を催すがそのまま何度も繰り
返えされた。
頭を抑えられていて、逃げる事も出来ず、ただ咥える事しかでき
なかった。
そんな無理やりなのに、自身はしっかりと勃起して、刺激を待ち
わびていた。

 ユウマ「利久斗のイク顔見せてやれよ」
 リクト「んん…うぐぅ…ごぼっ…うぅ…ごぼっ…ごほっ…」

抜き出されたモノはそのまま利久斗の後ろの蕾にあてがわれる。
咳き込んでいるうちに後ろから太くて暖かい物が圧迫感を伴っ
て入ってくる。

 リクト「ひゃっ…あぁ…ダメっ…ああぁ…あっ…」

先端を何度か出し入れすると、一気に中に押し込まれる。身体を
ごと優馬に抱き抱えられると足を開かされパンパンに勃ちあがった
モノを三宅仁美の方に向けた。

 ユウマ「どうだ!こんなに感じてんだ。女じゃこんなに感じさせ
     られねーんだよ。見てみろよっ。エロい顔だろ?」

優馬は利久斗の顎を掴むと前を向けさせた。刺激に弱い体は快楽を
受け入れ、情悦していてさっきまで咥えていた唇には涎の跡が出来
て雫が溢れ、開いた足の根元では太いものをお尻が咥えていた。
持ち上げられ軽く離すと、体重で奥に入っていく。背をしならせ気持
ち良さそうな顔は、仁美にとって初めて見る光景だった。連結部は
ぐちゃぐちゃと白い液を流しながら出し入れを繰り返す。
1時間ほど何度かイかされた利久斗はぐったりと横になっていた。
荒い息を整えようとしていると優馬が利久斗の体を抱き上げると
部屋を出ようとする。行き先は風呂場だった。

 ユウマ「わかっただろ?こいつは俺のだ!」
 ヒトミ「男性に興味ないので…大丈夫です。あの~今からお風呂
     って事ですよね?」
 ユウマ「あぁ、そうだな」
 ヒトミ「見せてもらえませんか?」
 リクト「えぇーーーー。」
 ユウマ「おもしれ~。いいぜ」

お風呂場も見学されるらしい事がいま、決定した。
そのまま何事もなく終わる訳はなく、中の精液を掻き出されながら
感じてしまった為、またもや入れられると、前も同時に扱かれた。
4~5回で済む訳ではなく、立ったままで挿入され、腰がガクガク
震えて来てもしっかり抑えられると、問答無用に入れられた。
もう、最後の方は出るものもなく、透明な液体が少し出るくらいだった。
その頃には、利久斗の意識も保てなくなって来ていて、いつの間にか
意識を手放していた。
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