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41 データと痕と
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リクト「んんっーーー……」
ユウマ「起きたか?水いるか?」
声をかけられた、声のする方に向くと優馬が横で利久斗の事を心配
そうに見下ろしていた。
リクト「水…」
ペットボトルを渡されると喉に流し込む。
掠れた声は事情の後ならいつもの事だった。周りを見渡してから、
さっきまでの事を思い出し赤面した。
リクト「どうしよう…なんて事したんだよ!」
優馬は平然としていて、なんら恥じる事などないとでも言うよう
だった。
リクト「明日から大学行き辛いじゃん」
ユウマ「いや、以外と大丈夫だろ?」
リクト「は?なんで?」
ユウマ「ま、大丈夫だって。辛いところないか?」
リクト「う~ん…腰と尻がジンジンする」
ユウマ「はははっ、そりゃそうだ。起きれるようなら飯にしようぜ」
盛大に笑うとキッチンへと行ってしまった。
のそのそと起き上がると後をついていく。優馬の大丈夫はどこまで
あてにできるのか不安だが今は、終わった事を後悔しても仕方なかった。
ー2時間ほど前ー
利久斗が意識を失ってから、優馬が身体を清め、ベットに寝かせると
三宅仁美を振り返り何か言いかけるとそこには嬉しそうに眺める女性
がいたのだ。
ユウマ「わかったろ?利久斗は俺のもんだ。」
ヒトミ「ええ、ええ、分かったわ。男性同士のセックスが見れる
なんてすっごく感動だわ」
ユウマ「分かってるのか?」
ヒトミ「誰にも言わないわよ。でもほんとに蕩けるような表情
っていいわ!すっごくいいわ!」
仁美はさっき渡したデータを優馬に見るように促した。
ヒトミ「これね、この前撮ったやつのデータよ。結構いい出来
だったから。もし良ければ、貴方も絡んでみない?
リヒトって知ってる?顔は出さないけど綺麗なボディライン
が話題でね、見ればわかると思うけど彼がやってるTwitterね。
これに男性のいやらしくない、綺麗な絡みを入れたらすっごく
いいと思うの。それでね、今度写真展に出品して選ばれれば、
本格的に個展をやるスポンサーが付くの。私の腕の見せ所っ
て訳。」
ユウマ「へー。それで?」
ヒトミ「そこで彼の特集的な個展にしたいの。顔は出さないわ。そこに
貴方の要素が必要なの」
ユウマ「ふ~ん。俺はいいぜ。ただ、利久斗は医者を目指してるんだ、
それに邪魔になるような事は絶対にさせねーぜ?」
ヒトミ「ええ。分かったわ。また連絡するわ。これ、私の連絡先ね。」
言うことだけ言うと満足そうに帰っていった。
残された優馬は三宅仁美の名刺を見てから、隣で寝息を立てる恋人を見た。
ユウマ「リヒトね…危ない事はしないでくれよ…」
恋人の首筋にキスマークを残すと部屋を出ていった。
USBメモリーに入っていた画像は少し加工はされてはいたが、綺麗な画像に
なっていた。
リクト「へ~、綺麗にできてる~♪」
ユウマ「利久斗があんまり綺麗に写ってるから妬いちゃうかも」
リクト「何言ってんだよ。これはほとんどメイクのせいだろ?」
ユウマ「こっちのが反応も可愛いいけど…」
そう言いながら自分の方に抱き寄せる。夕食を食べ終わって一緒にデータを
見ながらのんびりとしていた。
ユウマ「そういえば、リヒトのTwitterってなんだ?仁美ちゃんが言ってたぞ」
リクト「あ、それは…」
隠しておくのもおかしかなと思い、自分のTwitterを開いて見せた。
自撮りで撮っていたもので、女性ものの際どい服を着てポーズを取った
利久斗が写っていた。
ただ、顔は写っていないし、基本部屋での撮影なので利久斗を知っている
人間でなければ、誰かはわからないだろう。
それでも、変なストーカーに目をつけられる事もあるので、優馬としては
これは閉鎖して欲しかった。
ユウマ「これさ、やらなきゃダメか?ストーカーの件もあるし…」
リクト「そうなんだよね…ちょっと考えてる。いっそ三宅さんの撮った
写真なら僕が男だって感じもしないし、いいと思わない?」
優馬は首を左右に振ると、よしとは言わなかった。
ユウマ「何か展示に使うんだろ?そっから身元もバレるだろ?」
リクト「僕の事は出さないって言ってたし」
ユウマ「それでも、俺は利久斗だってわかるんだ。どんな格好をし
ても、肌を晒していればどこにほくろがあって、体のラインも…」
リクト「それは優馬だからじゃん」
ユウマ「リヒトで出してる写真と比べれば、誰でもわかる事かもだろ?」
リクト「…」
ユウマ「俺はさ、利久斗が危ない事をして欲しくないんだ。そんなに見
せたかったら、今日から毎日家で全裸な!俺だけに見せてくれよ」
真っ赤になりながら抗議するが、優馬にとっては誘っているようにしか見え
なかった。
ユウマ「じゃ、早速服脱ごうか?」
リクト「やだったら…」
薄手のシャツと短パンしか履いていないのに、それをも脱がされそうに
なった。
毎日全裸で過ごすなんて、違う意味で危険でしかない。
毎日押し倒してくれと言っているようなものではないか!
今でこそ、週3のセックスが毎日になるのは流石にキツい!身体が持た
ないのである。
全裸の提案は却下する代わりに、リヒトとしてのTwitterは閉鎖する事に
なった。
ユウマ「残念だな~。帰ってきたら利久斗が全裸で迎えてくれたら、
毎日が楽しいのになぁ~」
リクト「こっちの身体が持たないよ」
ユウマ「起きたか?水いるか?」
声をかけられた、声のする方に向くと優馬が横で利久斗の事を心配
そうに見下ろしていた。
リクト「水…」
ペットボトルを渡されると喉に流し込む。
掠れた声は事情の後ならいつもの事だった。周りを見渡してから、
さっきまでの事を思い出し赤面した。
リクト「どうしよう…なんて事したんだよ!」
優馬は平然としていて、なんら恥じる事などないとでも言うよう
だった。
リクト「明日から大学行き辛いじゃん」
ユウマ「いや、以外と大丈夫だろ?」
リクト「は?なんで?」
ユウマ「ま、大丈夫だって。辛いところないか?」
リクト「う~ん…腰と尻がジンジンする」
ユウマ「はははっ、そりゃそうだ。起きれるようなら飯にしようぜ」
盛大に笑うとキッチンへと行ってしまった。
のそのそと起き上がると後をついていく。優馬の大丈夫はどこまで
あてにできるのか不安だが今は、終わった事を後悔しても仕方なかった。
ー2時間ほど前ー
利久斗が意識を失ってから、優馬が身体を清め、ベットに寝かせると
三宅仁美を振り返り何か言いかけるとそこには嬉しそうに眺める女性
がいたのだ。
ユウマ「わかったろ?利久斗は俺のもんだ。」
ヒトミ「ええ、ええ、分かったわ。男性同士のセックスが見れる
なんてすっごく感動だわ」
ユウマ「分かってるのか?」
ヒトミ「誰にも言わないわよ。でもほんとに蕩けるような表情
っていいわ!すっごくいいわ!」
仁美はさっき渡したデータを優馬に見るように促した。
ヒトミ「これね、この前撮ったやつのデータよ。結構いい出来
だったから。もし良ければ、貴方も絡んでみない?
リヒトって知ってる?顔は出さないけど綺麗なボディライン
が話題でね、見ればわかると思うけど彼がやってるTwitterね。
これに男性のいやらしくない、綺麗な絡みを入れたらすっごく
いいと思うの。それでね、今度写真展に出品して選ばれれば、
本格的に個展をやるスポンサーが付くの。私の腕の見せ所っ
て訳。」
ユウマ「へー。それで?」
ヒトミ「そこで彼の特集的な個展にしたいの。顔は出さないわ。そこに
貴方の要素が必要なの」
ユウマ「ふ~ん。俺はいいぜ。ただ、利久斗は医者を目指してるんだ、
それに邪魔になるような事は絶対にさせねーぜ?」
ヒトミ「ええ。分かったわ。また連絡するわ。これ、私の連絡先ね。」
言うことだけ言うと満足そうに帰っていった。
残された優馬は三宅仁美の名刺を見てから、隣で寝息を立てる恋人を見た。
ユウマ「リヒトね…危ない事はしないでくれよ…」
恋人の首筋にキスマークを残すと部屋を出ていった。
USBメモリーに入っていた画像は少し加工はされてはいたが、綺麗な画像に
なっていた。
リクト「へ~、綺麗にできてる~♪」
ユウマ「利久斗があんまり綺麗に写ってるから妬いちゃうかも」
リクト「何言ってんだよ。これはほとんどメイクのせいだろ?」
ユウマ「こっちのが反応も可愛いいけど…」
そう言いながら自分の方に抱き寄せる。夕食を食べ終わって一緒にデータを
見ながらのんびりとしていた。
ユウマ「そういえば、リヒトのTwitterってなんだ?仁美ちゃんが言ってたぞ」
リクト「あ、それは…」
隠しておくのもおかしかなと思い、自分のTwitterを開いて見せた。
自撮りで撮っていたもので、女性ものの際どい服を着てポーズを取った
利久斗が写っていた。
ただ、顔は写っていないし、基本部屋での撮影なので利久斗を知っている
人間でなければ、誰かはわからないだろう。
それでも、変なストーカーに目をつけられる事もあるので、優馬としては
これは閉鎖して欲しかった。
ユウマ「これさ、やらなきゃダメか?ストーカーの件もあるし…」
リクト「そうなんだよね…ちょっと考えてる。いっそ三宅さんの撮った
写真なら僕が男だって感じもしないし、いいと思わない?」
優馬は首を左右に振ると、よしとは言わなかった。
ユウマ「何か展示に使うんだろ?そっから身元もバレるだろ?」
リクト「僕の事は出さないって言ってたし」
ユウマ「それでも、俺は利久斗だってわかるんだ。どんな格好をし
ても、肌を晒していればどこにほくろがあって、体のラインも…」
リクト「それは優馬だからじゃん」
ユウマ「リヒトで出してる写真と比べれば、誰でもわかる事かもだろ?」
リクト「…」
ユウマ「俺はさ、利久斗が危ない事をして欲しくないんだ。そんなに見
せたかったら、今日から毎日家で全裸な!俺だけに見せてくれよ」
真っ赤になりながら抗議するが、優馬にとっては誘っているようにしか見え
なかった。
ユウマ「じゃ、早速服脱ごうか?」
リクト「やだったら…」
薄手のシャツと短パンしか履いていないのに、それをも脱がされそうに
なった。
毎日全裸で過ごすなんて、違う意味で危険でしかない。
毎日押し倒してくれと言っているようなものではないか!
今でこそ、週3のセックスが毎日になるのは流石にキツい!身体が持た
ないのである。
全裸の提案は却下する代わりに、リヒトとしてのTwitterは閉鎖する事に
なった。
ユウマ「残念だな~。帰ってきたら利久斗が全裸で迎えてくれたら、
毎日が楽しいのになぁ~」
リクト「こっちの身体が持たないよ」
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