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39話 不安定
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たった一日しなかっただけで、こんなにも求めて来るとは思わなかった。
いつもなら多くて5回。大体は3回を目処に終わりにしていたのだが、今日
はしつこいくらいに粘られた。
「恵くん…あのさ話したい事が…」
「もう、やめようか?」
「…えっ」
「もう来なくていいよ。それと合鍵返して貰えるかな?」
「嫌だ!何でだよ!俺が居るんだろ?ならっ…なら何で…」
声を荒げると恵の肩を掴むと揺さぶった。
「何でそんな事言うんだよ?別の奴でもできたのかよ?俺以外にセックスし
てるっていうのかよ!やっぱりインキュバスってそういう奴なんだよな?」
「そうだよっ!…もう、裕也には会わない。もう来ないでくれよっ!」
恵がこんなに声を荒げたのは久しぶりの事だった。
このままじゃ拉致があかないと思うと、恵を押し倒すとそのまま身体に突き
入れていた。
もう出ないのはわかっているがそれでもやめられなかった。
恵は嫌がりもせず、されるがままになるとそのまま畑野が出て行くまでずっと
されるままだった。
遠くで玄関が閉まる音が響いてきた。
畑野が帰ってから自然と涙が頬を伝って行く。
恵にはもう後戻りはできない。
次の日から畑野の姿を見なくなった。
移動教室の途中で女子と話す畑野を見ると心が痛くなった。
あの日も精液が薄かった気がする。
多分他の誰かとヤったのだろう。
きっと、もう別れ話がしたかったのだろう。
なら、畑野から言われるくらいなら自分から切り出そう。
もう、自分から終わりにしよう。
そしてこんな身体のままでいるくらいなら…。
いっそ終わってしまった方がいい。
トイレに駆け込むと嗚咽が漏れる。
涙が自然と流れて来る。
ダメだ、こんな事思っちゃダメなのに…。
心の動きが周りに影響する。そう言われたのを思い出す。
生徒会室に戻ると目の前にきた所澤がきていた。
「何かあったのか?」
「会長…会長…会長…」
何か雰囲気がおかしいと思うと壁際に追い詰められた。
そして腕を掴むと抱きしめられた。
目がおかしい…何かに操られている様な嫌な感覚がする。
そこへ青山がちょうど入ってきて一気に周りの空気が霧散して所澤が倒れた
のだった。
「貴方は何してるんですか?」
「…どうして…俺は、何も…」
「はぁ~貴方の精神が不安定だからでしょ?全く…」
自分でもわからない。
自分に向けられる好意が怖くて動けなかった。
こんな事なかったはずなのに…。
ガタガタと震える恵を見下ろすと青山は呆れる様に二度目のため息をついた
のだった。
いつもなら多くて5回。大体は3回を目処に終わりにしていたのだが、今日
はしつこいくらいに粘られた。
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「もう、やめようか?」
「…えっ」
「もう来なくていいよ。それと合鍵返して貰えるかな?」
「嫌だ!何でだよ!俺が居るんだろ?ならっ…なら何で…」
声を荒げると恵の肩を掴むと揺さぶった。
「何でそんな事言うんだよ?別の奴でもできたのかよ?俺以外にセックスし
てるっていうのかよ!やっぱりインキュバスってそういう奴なんだよな?」
「そうだよっ!…もう、裕也には会わない。もう来ないでくれよっ!」
恵がこんなに声を荒げたのは久しぶりの事だった。
このままじゃ拉致があかないと思うと、恵を押し倒すとそのまま身体に突き
入れていた。
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遠くで玄関が閉まる音が響いてきた。
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恵にはもう後戻りはできない。
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もう、自分から終わりにしよう。
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いっそ終わってしまった方がいい。
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