あの時勇気があったなら人生変わっていたのかも知れない

Papasu

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早間純歌編

始まり

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「もしあなたが、一緒にいてと言ったなら私は…」

彼女はちょっと変だ。
昔から人間観察が好きで色々な事を見ている。
例えば恋愛とか休みの日に何をしているかなど
気になってしまうと、つい調べたり・探したり
してしまう。
だが人と関わることが苦手で強く当たってしまう。
だから彼女には友人が少ない。

今日は入学式の日
純歌は登校するか悩んでいた。

「新しいクラスになる…つまり知らない人がいる……いやだなぁ……休もうかな……」

と純歌が言っていると

「早く起きて学校行きなさいよ!」

母がまるでサボろうとしているのが分かったかと
思うぐらい良いタイミングで起こしに来る。

「はぁ……はーい。行きますよー。」

純歌はそっと布団から出た。


「行ってきまーす。」

純歌は気分が乗らないまま家を後にした。

純歌は頭が良く本当はもっと良い学校を勧められていたが
純歌自身は
「近い方がいい。」
と強く主張したので徒歩で行けるほど近くの学校へ行くことにした。

学校に着き窓際の席で窓を見ていると

「おはよー!来たんだね!いつもながら初日は様子見で休むかと思ったよ!」

と元気で話し掛けてくる女性
この女性は上杉 道香(うえすぎ みちか)
私の数少ない友人だ。
道香はとても明るく、体を動かす事が好きな子だ。彼氏については私が調べた結果まだいない。

「来たくなかったけどお母さんに起こされたから……」

と笑いながら話をしていると窓の外で誰かが走っている。

(あれ、誰だろう……)

と考えている途中で朝のホームルームが始まった。


そして学校が終わり道香は部活があるため先に帰ることに

(今日特に興味がわく人は居なかったな-)

と思いながら帰っていると

(そう言えばあの走ってた人、間に合ったのかな)

と空を見上げながら考える。

まだ彼女は彼の事をまだ知らない
これが始まりである。
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