あの時勇気があったなら人生変わっていたのかも知れない

Papasu

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早間純歌編

屋上

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今日はイライラしていた。
理由は単純なものであった。
彼女は日課にしていることがある、朝ごはんにはいつもメロンパンを
食べて来るのだが今日に限ってそれがなかったのである。
母親に頼んでいたが忘れていたらしい。

学校に着くも機嫌は収まらず教室に着くも机で伏せている。
その後朝の部活が終わり道香がやってくると

「おはよー。どうしたの?」

と声をかけるも反応がない。前にもこんなことがあったと思い出し

「昼にメロンパン買いに行こう?」

道香は笑顔でそう言うと

「……うん」

と私は答えると代わりに持ってきたクロワッサンの袋を開けた。

昼休憩の際、授業が終わるとすぐに購買に走りメロンパンを購入した。
道香も一緒に行っていたが置いていく程走るスピードが早く、着いたときにはもうメロンパンにかじりついていた。

「足早すぎだよ~。ハァハァ…」

道香は息切れをしながらそう言うと

「メロンパンの為ならこの身が朽ちても…」

と満足気に純歌は答えた。

純歌は食べていたが道香は屋上に誘った、理由は言ったらわかると言われついていく。
屋上に入ろうとドアノブを回すと、そこには男子生徒二人がご飯を食べていた。

そこにいたのは、桜木と新田だった。

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