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終章 茶を世界に!
世界会議はドタバタと共に
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「チャキ殿、これは?」
「瑠璃さんの分の茶軸と茶器です籠に纏めてください」
指導員の指導を始めてから数か月。ようやく形になった所で、世界会議の開催が迫っていた。今回の開催はかなり大規模になると王からのお達しでうちも広めるチャンスなので準備に、登城にとドタバタしている。
今回の会議は長い歴史の中で初となるであろう勇者を召喚した国と魔族の国が主催という事で、流石に無気力でも一目見ようと商人や一般市民が、どういう事か探ろうと、ほぼ全ての国が集う事になるというのが大体の予想だ。
「おう、チャキさん、抹茶あるだけ持って来たぜ!」
「ありがとうございます。代金は受付で貰ってください」
また、ジャック殿とエンデ殿の協力で茶菓子が出回ったことで、この国は注目を受けてると言っても過言ではない。その為、市場の人にも協力してもらい、抹茶を買い占めねばならない程だった。
「あ、店の分は……」
「ああ、お持ち帰り分は除外してるけど、あんまり使われねえからな。他の街からの仕入れ分さ」
買い占めとは言ったが、世界会議で茶に魅了された人のお土産分が無ければ意味が無い。また、商人が仕入れて広めてくれる分は確保してあると聞いてほっとする。
「店長、各仕入れ表が完成しました、ご確認ください」
「了解」
長い事この町に居て分かった事だが、意外な事だが、この世界は砂糖と小麦粉が安い。これは大量に作ってるとかそういう事ではなく、育つ期間が短いという事がある。砂糖は1か月、小麦粉は2か月で育つためであるらしい。多分、女神の星に対する加護……と思われる。いや、案外、甘い物を供えて欲しいから早く成長するようにしてる可能性も捨てきれんか?いや、きっと気のせいだろう、タブン。
「うん、良し。菓子職人の方に砂糖、小麦粉、小豆、テングサを回してくれ」
「はい、行ってきます!」
「エンデ殿、服職人の方はどうなってます?」
「型紙があるから、急ピッチで生産体制に入ってます。期日までに見本3着は完成の予定ですね」
茶道で出しても良いが、この際、茶菓子の一部や着物の作成方法等をこの街限定で公開した。茶菓子は月餅や最中、トコロテンなど器か紙袋があればいつでも食べれる物のレシピを、着物は型紙を作成し、職人達に公開した。
いずれも納得行くまでには相当時間がかかった。茶菓子はそれなりでは無く確実なクォリティを。着物は生地の染め方、柄の付け方、使用する布の餞別でこだわりすぎただろうか?と言うぐらいなので、納得いく出来ではあるとは思う。
「フェリア殿、当日の城からの要請と兵士の派遣の確認は?」
「城の方は主にチャキ様とエンデ様という事になっております。兵士の方は腕の良い兵士が数人こちらに派遣される予定です」
一応、冒険者トップ3が指導員に居るとはいえ、大規模な国際会議の場だ。何かあってからでは遅い為、要請していたが通ったようだ。ここ数日で宿があっという間に埋まるという事もあったので、それなりの数を要請したが、良いのかね?ま、あの王様の事だ。大丈夫なんだろうなあ。
「まあ、トラブルは起きないだろう」
フラグ臭い言い方ではあるが、確信に近い物があった。と言うより、成功してもらわなければ困る。何故か?単純だ。
確かに茶と茶菓子は出回り始めたが、あくまで、この国での話である。他の国はまだまだ無気力状態が多い。ジャック殿曰く、王国と魔王国無双状態になるであろうという見方が結論として出ているらしい。細々としたトラブルは起きるだろうが、大きなトラブルが起きる可能性はゼロとの事だった。
「うん、きっとトラブルは起きないんだろうなあ、良し、頑張ろう」
駄目なフラグはきっと無いはずだ。うん、気晴らしにステータスを見よう、ドン!
ネーム:チャキ
性別:?
レベル:5
種族:陶器ゴーレム
スキル:茶道、茶室作成、発声器官取得、敵寄らず
これが覚えている初期のステータスだ。懐かしい……さて、レベルとかも上がってるだろうし、ここからどうなったかな?と……
ネーム:チャキ
性別:男
レベル:30
種族:陶器ゴーレム
スキル:茶道、茶道指導、茶室作成、和服作成、発声器官取得、味覚口、敵寄らず
シークレットスキル:スキル取得早熟、上位女神ベスの加護
わあ、めっちゃレベル上がってる………うん?……ハハッ、目が疲れてるのかな?うん、この頃忙しかったから、きっとそうだ。さて、改めて……
ネーム:チャキ
性別:男 ←視線ココ
レベル:30
種族:陶器ゴーレム
スキル:茶道、茶道指導、茶室作成、和服作成、発声器官取得、味覚口、敵寄らず
シークレットスキル:スキル取得早熟、上位女神ベスの加護
ウンンンンンンンンンンンッ?!?!?!?!?!?!?ファッッッッッッッッッッ?!?!?!?!?!?!
「瑠璃さんの分の茶軸と茶器です籠に纏めてください」
指導員の指導を始めてから数か月。ようやく形になった所で、世界会議の開催が迫っていた。今回の開催はかなり大規模になると王からのお達しでうちも広めるチャンスなので準備に、登城にとドタバタしている。
今回の会議は長い歴史の中で初となるであろう勇者を召喚した国と魔族の国が主催という事で、流石に無気力でも一目見ようと商人や一般市民が、どういう事か探ろうと、ほぼ全ての国が集う事になるというのが大体の予想だ。
「おう、チャキさん、抹茶あるだけ持って来たぜ!」
「ありがとうございます。代金は受付で貰ってください」
また、ジャック殿とエンデ殿の協力で茶菓子が出回ったことで、この国は注目を受けてると言っても過言ではない。その為、市場の人にも協力してもらい、抹茶を買い占めねばならない程だった。
「あ、店の分は……」
「ああ、お持ち帰り分は除外してるけど、あんまり使われねえからな。他の街からの仕入れ分さ」
買い占めとは言ったが、世界会議で茶に魅了された人のお土産分が無ければ意味が無い。また、商人が仕入れて広めてくれる分は確保してあると聞いてほっとする。
「店長、各仕入れ表が完成しました、ご確認ください」
「了解」
長い事この町に居て分かった事だが、意外な事だが、この世界は砂糖と小麦粉が安い。これは大量に作ってるとかそういう事ではなく、育つ期間が短いという事がある。砂糖は1か月、小麦粉は2か月で育つためであるらしい。多分、女神の星に対する加護……と思われる。いや、案外、甘い物を供えて欲しいから早く成長するようにしてる可能性も捨てきれんか?いや、きっと気のせいだろう、タブン。
「うん、良し。菓子職人の方に砂糖、小麦粉、小豆、テングサを回してくれ」
「はい、行ってきます!」
「エンデ殿、服職人の方はどうなってます?」
「型紙があるから、急ピッチで生産体制に入ってます。期日までに見本3着は完成の予定ですね」
茶道で出しても良いが、この際、茶菓子の一部や着物の作成方法等をこの街限定で公開した。茶菓子は月餅や最中、トコロテンなど器か紙袋があればいつでも食べれる物のレシピを、着物は型紙を作成し、職人達に公開した。
いずれも納得行くまでには相当時間がかかった。茶菓子はそれなりでは無く確実なクォリティを。着物は生地の染め方、柄の付け方、使用する布の餞別でこだわりすぎただろうか?と言うぐらいなので、納得いく出来ではあるとは思う。
「フェリア殿、当日の城からの要請と兵士の派遣の確認は?」
「城の方は主にチャキ様とエンデ様という事になっております。兵士の方は腕の良い兵士が数人こちらに派遣される予定です」
一応、冒険者トップ3が指導員に居るとはいえ、大規模な国際会議の場だ。何かあってからでは遅い為、要請していたが通ったようだ。ここ数日で宿があっという間に埋まるという事もあったので、それなりの数を要請したが、良いのかね?ま、あの王様の事だ。大丈夫なんだろうなあ。
「まあ、トラブルは起きないだろう」
フラグ臭い言い方ではあるが、確信に近い物があった。と言うより、成功してもらわなければ困る。何故か?単純だ。
確かに茶と茶菓子は出回り始めたが、あくまで、この国での話である。他の国はまだまだ無気力状態が多い。ジャック殿曰く、王国と魔王国無双状態になるであろうという見方が結論として出ているらしい。細々としたトラブルは起きるだろうが、大きなトラブルが起きる可能性はゼロとの事だった。
「うん、きっとトラブルは起きないんだろうなあ、良し、頑張ろう」
駄目なフラグはきっと無いはずだ。うん、気晴らしにステータスを見よう、ドン!
ネーム:チャキ
性別:?
レベル:5
種族:陶器ゴーレム
スキル:茶道、茶室作成、発声器官取得、敵寄らず
これが覚えている初期のステータスだ。懐かしい……さて、レベルとかも上がってるだろうし、ここからどうなったかな?と……
ネーム:チャキ
性別:男
レベル:30
種族:陶器ゴーレム
スキル:茶道、茶道指導、茶室作成、和服作成、発声器官取得、味覚口、敵寄らず
シークレットスキル:スキル取得早熟、上位女神ベスの加護
わあ、めっちゃレベル上がってる………うん?……ハハッ、目が疲れてるのかな?うん、この頃忙しかったから、きっとそうだ。さて、改めて……
ネーム:チャキ
性別:男 ←視線ココ
レベル:30
種族:陶器ゴーレム
スキル:茶道、茶道指導、茶室作成、和服作成、発声器官取得、味覚口、敵寄らず
シークレットスキル:スキル取得早熟、上位女神ベスの加護
ウンンンンンンンンンンンッ?!?!?!?!?!?!?ファッッッッッッッッッッ?!?!?!?!?!?!
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