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第一章
燃料要らずのエンジンボート
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「うん、燃料……どうするんだろう? ここに無いのは勿論、そもそもこの世界に石油があるのかどうかも疑わしいし」
新たに現れた選択肢は、前回と同じくレベルアップか進化かを選べるものだった。
レベルアップ内容はやはり乗船人数の上限アップ。
そして進化先の船は――
「エンジン付きボート、か……」
それも、船のお尻に小さなエンジンと舵のついたタイプ。
手漕ぎよりパワーもあるしスピードも出る。
ちなみにステータス表示は――
◆エンジン付ボート
・金属製
・耐久 400/500
・攻撃 1/10
・特殊 海図表示
・所有者 潮谷 晴海
・Exp 1/500
・SP 1000/1000
「……エスピーってなんやねん」
ああ、関西人でもないのに関西弁で突っ込んでしまった。これ、生粋の関西人の前でやると怒られるんだよね。
「SP……、スキルポイントか、スタミナポイントか……」
考えながら、燃料タンクを確認する。
「……これ、空じゃない?」
え、じゃあ動かないの?
いや、空っぽいだけでちょっとは燃料入ってるんじゃない?
ダメ元でエンジンをかけてみる。
すると、煩いバイクのエンジンの爆音みたいな音を立ててエンジンが動き出す。
……ここが無人島で良かった。
これ、日本の住宅街だったら確実に近所の人から怒鳴られてるレベルで煩かったよ……。
恐る恐る、ボートを動かしてみる。
「……動くわね」
もう一度ステータスを確認してみると。
「あ、SPがちょっと減ってる」
ならば、これの読み方はスタミナポイントか……。
エンジンを切って少し待つと、ゆっくりと数字が回復していく。
どうやら燃料要らずのボートらしい。そこは有り難かった。
「手漕ぎより遥かに楽だし、早い。それに……」
ステータス画面に記された“海図”の文字。
専門の航海士に比べたら全然、素人に毛が生えた程度だけど、一応読める知識は持っていた。
画面をスクロールすると、海図の画面が表示された。
「……大海の孤島では無かったみたいだけど」
それによれば、そこまで遠くない場所に群島があった。……というかこの島自体、群島の外れのはぐれ小島みたいな物だったらしい。
だけど、縮尺を変えてみると、大海の孤群島的な……。
「人の居る島を期待するのは無理そうね……」
せめて、果物のなる木のある島とかあれば良いんだけどね。
だけど。その為には……
「多分、大丈夫とは思うけど……えいっ!」
採りたての、アジっぽい魚の切り身の切れ端を、生のまま塩だけつけて口に放り込み、咀嚼し飲み込む。
船の上で、設備もなしにむやみに火は使えない。木船でなくても船に火は大敵なのだから。
だとすれば……
新たに現れた選択肢は、前回と同じくレベルアップか進化かを選べるものだった。
レベルアップ内容はやはり乗船人数の上限アップ。
そして進化先の船は――
「エンジン付きボート、か……」
それも、船のお尻に小さなエンジンと舵のついたタイプ。
手漕ぎよりパワーもあるしスピードも出る。
ちなみにステータス表示は――
◆エンジン付ボート
・金属製
・耐久 400/500
・攻撃 1/10
・特殊 海図表示
・所有者 潮谷 晴海
・Exp 1/500
・SP 1000/1000
「……エスピーってなんやねん」
ああ、関西人でもないのに関西弁で突っ込んでしまった。これ、生粋の関西人の前でやると怒られるんだよね。
「SP……、スキルポイントか、スタミナポイントか……」
考えながら、燃料タンクを確認する。
「……これ、空じゃない?」
え、じゃあ動かないの?
いや、空っぽいだけでちょっとは燃料入ってるんじゃない?
ダメ元でエンジンをかけてみる。
すると、煩いバイクのエンジンの爆音みたいな音を立ててエンジンが動き出す。
……ここが無人島で良かった。
これ、日本の住宅街だったら確実に近所の人から怒鳴られてるレベルで煩かったよ……。
恐る恐る、ボートを動かしてみる。
「……動くわね」
もう一度ステータスを確認してみると。
「あ、SPがちょっと減ってる」
ならば、これの読み方はスタミナポイントか……。
エンジンを切って少し待つと、ゆっくりと数字が回復していく。
どうやら燃料要らずのボートらしい。そこは有り難かった。
「手漕ぎより遥かに楽だし、早い。それに……」
ステータス画面に記された“海図”の文字。
専門の航海士に比べたら全然、素人に毛が生えた程度だけど、一応読める知識は持っていた。
画面をスクロールすると、海図の画面が表示された。
「……大海の孤島では無かったみたいだけど」
それによれば、そこまで遠くない場所に群島があった。……というかこの島自体、群島の外れのはぐれ小島みたいな物だったらしい。
だけど、縮尺を変えてみると、大海の孤群島的な……。
「人の居る島を期待するのは無理そうね……」
せめて、果物のなる木のある島とかあれば良いんだけどね。
だけど。その為には……
「多分、大丈夫とは思うけど……えいっ!」
採りたての、アジっぽい魚の切り身の切れ端を、生のまま塩だけつけて口に放り込み、咀嚼し飲み込む。
船の上で、設備もなしにむやみに火は使えない。木船でなくても船に火は大敵なのだから。
だとすれば……
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