大海サバイバル! チートな船で俺TUEEE な旅を満喫します

彩世幻夜

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第二章

魔物を倒すと船も育つ、らしい

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 「次の進化先は……、釣り船か。けど、これは……」

 経験値が一度に10万も入ったせいだろう。進化先は1段階上の物しか選べないみたいだけど、レベルの方は13まで一気にレベルアップ出来るらしい。

 これまでのレベルアップは1レベル分で、いつも積載重量のアップ、即ち乗船人数の上限アップのみだったが、他にも屋根やら何やら付けられるみたい。

 だけど……

 「釣り船って、進化させたら釣り竿と大型の保存庫が付いてくるのか……」
 屋根は付かないけど……。

 「屋根と……釣り竿はともかく冷蔵庫は魅力的だよね」

 屋根か……。幸いまだ雨には降られていないけど、その幸運が果たしていつまで続くか。

 悩みに悩んで、
 「雨は……まぁ雨宿りすれば良いか。前の島ならともかく、この島なら洞穴の1つや2つ見つかるでしょ」
 との結論に辿り着いた。

 ……その洞穴が、何かの獣やモンスターの巣という可能性も無くはないけど。
 「そしたらまた倒せば良い。モンスターを倒せば経験値が入って船が育つなら一石二鳥だし」

 私は進化を選択した。

 すると、これまでの船を二回り程大きくした船が現れた。
 エンジンその物は大差はなく、多少馬力がアップした程度か。
 しかし、エンジン付近の一人分だけ、簡素なテント屋根が張られていた。

 そして、ステータス画面も、その屋根を支える支柱の一つに固定され、舳先から移動していた。

 船の中程には船倉を利用した保管庫の蓋が。
 そして船の縁には釣り竿を固定する突起が幾つか。

 そして船の中に、釣り竿と、釣れた魚を掬う網、浮きや疑似餌を入れた釣り道具セットが無造作に置かれていた。

 「おお、これで食用の魚の調達が随分と楽に……」

 「“経験値が規定量貯まりました。使用方法をお選び下さい”」

 ……ん?
 ああ、そうか。
 ステータスを確認すると、この釣り船のMAX経験値は1000。
 さっきのポイントの余りでMAXすぐに貯まった事になったんだ。

 次の進化は……釣り船DX?

 進化させてみた。

 「へ!? あ、わ、おおおお、落ちる!」
 慌てて船を仕舞いました。

 ここ、平たい場所があまり広くない……てかぶっちゃけ狭かったから……、あの船をおけるスペースが足りなくて、危うく岩場に落っこちる所だった。

 危ない危ない……。

 お影で進化した姿をゆっくり確認する間が無かったよ……。
 て、あれ。

 船、仕舞っちゃったら夜寝られないじゃん!

 と、思ったけど。
 隣で一緒に胸をなでおろすオルカが、そう言えば居たな。

 昨日は船と一緒に消えたのに。
 「どう言う事?」

 取り敢えずまずはゆっくり尋問する事にしようか。
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