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第二章
尋問、の前にお片づけ
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「さーて。じゃ、話して貰いましょうか?」
オルカをふん捕まえて焚き火の前に座り、じっくり話を聞く態勢を取る。
あーあ。このぬいぐるみ、お気に入りだったのに、さっきからの乱暴でちょっと綿が萎んだ気が……。
高校の夏休みに行った鴨川で買ったお土産……高かったのになぁ。
だと言うのに、だ。
「あの……その前にあいつら片付けないと、死骸を食べにまたモンスターや獣が寄ってくるよ?」
等とのたまう。
いやまぁ、確かに気にはなっていたんだけど、だ。
当たり前だが、モンスターの解体なんて完全に門外漢だ。
モンスターどころか鶏だって捌いたことがない。
……魚だけは学校がら沢山捌いたから、マグロレベルの大魚でなければ捌けるけれど。
しかし、だ。
「トレントの解体……。ノコギリとか工具もなしにどうしろと?」
蜂と呼びたくなる虫モンスターに至っては触れたくもない。
「ああ、でもそうか、水魔法は使えるんだっけ」
蜂はともかくトレントはどうにかなるかもしれない。
「ウォーターカッター」
イメージは、昼の通販番組の高圧洗浄機、からの圧を数倍プラス。
シャッと凄まじい速度で水の刃が――多分、飛んだ。目にも留まらぬ速さで……おそらく、は。
速すぎて見えなかったけど、確かにトレントの身体はあっという間に薪の山と化していたから。
「ねぇ、これ薪として使えるのかしら?」
「トレントは、他の木材と比べて燃えにくい。薪には向かない。けど、丈夫だし、磨くと綺麗だって、お金持ちの使う家具の材料になるから、結構良い値がつくよ」
……勿体ないけど捨てるしかないな。
薪になるならともかく、こんな物を抱えて森を歩きたくない。
私はまとめて海に放り込んだ。
荒波がトレントの木切れを飲み込み、沖へとさらっていく。
「因みに、この蜂は……」
「お尻の針の毒、加工すると薬になるみたい。見習い上がりの冒険者には良い稼ぎになる……っぽい? ベテランはあんまり好んで狩らないね」
そうか。冒険者の居る世界なのか。
……これは蜂の素材も諦めた方が良さそうだな。
私は木から一本枝を折り、その枝で突いて蜂の死骸を一ヶ所に纏めて、火のついた薪を数本突っ込んだ。
メラメラと燃える蜂。
……見ていて気分の良い物ではないが。
「そろそろ、良いか」
バシャッと上から魔法で水を注ぐ。
ちゃんと火を消さないと。森に火が燃え移ったら大変だからね。
「それじゃ、改めて……」
「ひっ、神様から言っちゃいけないって言われてる事、いっぱいあるの! 神殿行けば聞けるの! だからボク、あんまりお喋り出来ないの!」
「……仕方無い。なら、取り敢えずアンタとの契約に関しての話だけで勘弁してあげる。けど、そっちは手加減なんかしてやらないから、覚悟してよね――?」
オルカをふん捕まえて焚き火の前に座り、じっくり話を聞く態勢を取る。
あーあ。このぬいぐるみ、お気に入りだったのに、さっきからの乱暴でちょっと綿が萎んだ気が……。
高校の夏休みに行った鴨川で買ったお土産……高かったのになぁ。
だと言うのに、だ。
「あの……その前にあいつら片付けないと、死骸を食べにまたモンスターや獣が寄ってくるよ?」
等とのたまう。
いやまぁ、確かに気にはなっていたんだけど、だ。
当たり前だが、モンスターの解体なんて完全に門外漢だ。
モンスターどころか鶏だって捌いたことがない。
……魚だけは学校がら沢山捌いたから、マグロレベルの大魚でなければ捌けるけれど。
しかし、だ。
「トレントの解体……。ノコギリとか工具もなしにどうしろと?」
蜂と呼びたくなる虫モンスターに至っては触れたくもない。
「ああ、でもそうか、水魔法は使えるんだっけ」
蜂はともかくトレントはどうにかなるかもしれない。
「ウォーターカッター」
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シャッと凄まじい速度で水の刃が――多分、飛んだ。目にも留まらぬ速さで……おそらく、は。
速すぎて見えなかったけど、確かにトレントの身体はあっという間に薪の山と化していたから。
「ねぇ、これ薪として使えるのかしら?」
「トレントは、他の木材と比べて燃えにくい。薪には向かない。けど、丈夫だし、磨くと綺麗だって、お金持ちの使う家具の材料になるから、結構良い値がつくよ」
……勿体ないけど捨てるしかないな。
薪になるならともかく、こんな物を抱えて森を歩きたくない。
私はまとめて海に放り込んだ。
荒波がトレントの木切れを飲み込み、沖へとさらっていく。
「因みに、この蜂は……」
「お尻の針の毒、加工すると薬になるみたい。見習い上がりの冒険者には良い稼ぎになる……っぽい? ベテランはあんまり好んで狩らないね」
そうか。冒険者の居る世界なのか。
……これは蜂の素材も諦めた方が良さそうだな。
私は木から一本枝を折り、その枝で突いて蜂の死骸を一ヶ所に纏めて、火のついた薪を数本突っ込んだ。
メラメラと燃える蜂。
……見ていて気分の良い物ではないが。
「そろそろ、良いか」
バシャッと上から魔法で水を注ぐ。
ちゃんと火を消さないと。森に火が燃え移ったら大変だからね。
「それじゃ、改めて……」
「ひっ、神様から言っちゃいけないって言われてる事、いっぱいあるの! 神殿行けば聞けるの! だからボク、あんまりお喋り出来ないの!」
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