大海サバイバル! チートな船で俺TUEEE な旅を満喫します

彩世幻夜

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第四章

暗殺者ゲットだぜ!?

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 「先にも言ったが、俺はウィズリア連邦国の女帝直属の影だ。故に、国の命令ではなく女帝の命令で動いている」

 食事を終えたアルトは、頻りにお茶を飲みつつ話し始めた。

 「女帝が俺に下した命令は、“『とある人物』を見つけ、その人となり次第でその後の処遇を決めろ”と言うものだ。だが、その命令を影の、それも暗殺稼業がメインの俺に下すんだ。“殺せ”と同意の命令だと、俺は理解した」

 「……私は。この世界にどんな国があるのかさえ知らない。だから、貴方の所属する国やその権力者を挙げられても『へー』としか思えないわね」

 「俺は、女帝にお前が異世界からの客人だと聞かされた。……その時点では人と為りどころか性別さえ聞かされなかったが。まぁ、どうやって来たのかは大体想像がつく。それで。お前はこの世界でどうするつもりだ?」

 「……さあ?」

 「――さぁ、って何だ。無責任な……」

 「だって。どうやってこの世界に来たかなんて、私こそ聞きたい事だもの。それに、どうするも何も可及的速やかに元の世界に帰りたいのよ、決まってるでしょ?」

 「……何を言っている。お前はいずれかの国に召喚されて来たんだろう? どこの国で何を言われた?」

 「いや、知らんし。元の世界の自分の家の自分のベッドで寝て、けど目を覚ましたら誰も居ない無人島って、何の悪夢かと思ったわよ。マジで、この“神様の贈り物”が無きゃその場でアウトだったわよ!」

 「なら、今日あの港へは何をしに来た? 巡視艇に捕まってただろう。何もせず港を離れた様だったが……?」

 「それはこの……精霊たちが……。
 神様とやらが私に伝えたい事があって、けどその為には私が教会に行かなきゃだめだって。
 だから、教会と……あわよくば食料とか生活必需品的な買い物もしたくてね。
 けど、入港料や身分証明書が用意出来なくて港に入れなかったのよ……」

 「……入港料はともかく身分証明書が無ければどの国の港にだって入れないぞ?」

 「だから、そこは……夜闇に紛れてちょちょっと……。さっきの島じゃ無理そうだったけど、どこか田舎の島なら……」

 それさえ済んだらもう、最低限の食事は船で賄えるんだから、ずっと海に居ても……

 「て言うか神様と話が出来たら即帰してもらう交渉するし!」

 「……仕方無い。ならば俺の国へ来ると良い。身分と金は俺がどうにかしてやる。教会にも案内してやろう。その神様とのお話とやらが終わるまでは、お前の身の安全も保証しよう。……どうだ?」

 「……今の第一目標を、障害なくこなせるなら悪くない話ね。いいわ、ならその貴方の国とやらの港に着くまでは一応仲間という事で。よろしくね?」
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