大海サバイバル! チートな船で俺TUEEE な旅を満喫します

彩世幻夜

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第八章

お宝への道は険しく

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 「……ショボ!」

 まぁね、まだ三層だし? 宝箱も木製で。
 だから、初めからレアなお宝が出るとは私も期待はしていなかった。

 だけど……ね?

 「魔力回復ポーションとはな……」

 魔法は精霊に頼りっぱなしの私も、基本物理攻撃主体のアルトじゃあまり価値を見いだせない、しかも初級ポーションだから売ってもさしたる値段にはならないそうで。

 「体力回復か、傷薬、状態異常回復ポーションならな……」
 そう、そっちなら喜んだのに、よりによって……、と。

 けどまだ一つ目だし。次こそは、と思考を切り替え四層の探索に入る。

 ……コウモリが巨大化してた。

 「私の世界の吸血鬼って、コウモリをお供にしてるイメージなんだけど、その辺どうなんだ?」

 「お前の世界には人間しか居ないんじゃなかったのか」

 「ああ、そうだよ。吸血鬼はお伽噺の中の登場人物に過ぎないが、大概の吸血鬼はコウモリを共に連れていてな。他の候補はまぁ狼とか……黒猫とか?」

 「從魔を連れる奴は一定数居るが、種族は千差万別だぞ? 探せはコウモリを従える奴も居るかも知れんが、そう誰も彼もが好んでコウモリを従えるなんて話は聞いたことが無いな」

 そして、スライムを見かけなくなった代わりに巨大ナメクジが加わった。

 「くっ……、なんでどのモンスターも見てくれがこんなんばっかなのよ!」

 コウモリだのナメクジだのと比べれば、ホブゴブリンなんてカワイイものだ。

 そして。

 見つけました! 2つ目の宝箱!
 ……またしても木製なんで、あんまり期待はできないけども。

 さぁ、何が出るかなー?

 ワクワクしながら蓋を押し上げ――

 「……ん? 何、これ?」

 それは。金属製の丸い板? の片面中央に突起の付いた――その形状は、まるで……

 「ナベの蓋?」

 そうとしか見えない代物だが、肝心の鍋が見当たらない。

 「多分……それ……盾だと思うぞ?」

 ……は? 盾? これが?
 ゲームのネタ武具セットの一つみたいな、これが?

 しかも、またしても! よりによって盾かよ!

 私は基本魔法職、アルトは暗殺者で身軽が一番。
 勿論二人とも盾なんか装備しない。

 「いや、お前はしばらく装備してた方が良いんじゃないか?」

 いやいや、そんな間抜けな格好、他に人も居ないとはいえ……

 「低ランクの武具なのは間違いないが、少なくともそいつで魔物の攻撃を受ければ痛くはないぞ」

 ……そう、ちょっとでも攻撃がかすれば、ヒットポイントではなく自分の体が損傷する。
 大抵は擦り傷切り傷の類だけど、痛いものは痛い。

 自分のプライドと協議した結果は――
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