大海サバイバル! チートな船で俺TUEEE な旅を満喫します

彩世幻夜

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第八章

二艘目の進化

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 「……またハズレか」

 その後。四層で二つ目の宝箱を発見するも、またも木製宝箱から出てきたのはハズレアイテム。

 装飾品アイテムの指輪。効力は――罠を4分の1の確率で無効化できる。

 ……散々アルトに罠の見分けと解除を叩き込まれた私にはあまり魅力的には思えないアイテムであり。

 それを私に叩き込んだ張本人であり、罠のスペシャリストなアルトには完全に無用の長物である。

 ……とまぁ、お宝探しはあまり上手く行ってないのだけど。

 魔物だけはだいぶ数を倒していた。

 おかげで反応速度や、都度都度の対処法も、経験を積むにつれて選択肢が増えた割にスムーズにそこから最適解を選択し、実行出来る様になっていた。

 そして同時に貯まるものがあるわけで……

 「……次は豪華客船、か」

 ついに、次への進化が可能とアナウンスされるに至った訳だけど。

 正直今のフェリーだって、既にアルトと二人じゃ持て余している。

 自室として使っているスイートルームの個室や、風呂、売店に食堂やカフェはありがたく使ってるけどね。

 大量に余りまくってる客室や車用の荷室のスペースが勿体なくて。

 豪華客船に進化させても、ショップやアミューズメントは気になるけど、それ以上に増えまくる部屋。

 フェリーじゃなくなり、車を積む荷室は消えるけど、確実に持て余す。

 他に、日々の買い物以外に経験値の使い道、無いの?

 そう思って画面を操作していて、最近すっかり忘れていた二艘目の船の事を思い出した。

 そう言えば、さして進化もさせないまま放置してたな……、と、フェリーの隣に浮かべてみる。

 うん、この巨大フェリーと比べてしまうとまるで海に漂うゴミの様……。

 いやいや、あれも一応チートな船ではあるのだから。
 ……現状ショボイけど、進化させれば!

 って、二艘もフェリーや豪華客船は要らない!

 けど、そういえば途中、漁船やクルーザーに進化させないかって選択肢が出た事があったな。
 結局進化させずにスルーしちゃったけど。

 「進化ツリー的な表示、は……流石に無理だよね……?」

 「経験値100,000で進化ツリー画面を開放できます」

 ……て、出来るんかい!

 「んじゃ、それで」

 すると、画面のタブが増えた。

 画面を切り替えると……トーナメント表にも見える、進化ツリーが、既に選択済の軌跡は明るく表示され、そうでないものはグレー表示がされていた。

 「なるほど、漁船の他にもタンカーや軍船も選べるのね」

 タンカーに用事はないけれど、軍船は……今後を考えると、フェリーも豪華客船も、滞在するには良い船だけど、攻撃された場合の防御力は……、木造の船よりは多少マシかもしれないけど、厚紙程度のものだろう。
 攻撃力に至っては皆無だ。

 「軍船、挑戦してみるか……」
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